~たくさん外遊びをしましょう♪~|小規模保育園【サンライズキッズ保育園】

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育脳教育について

育脳教育についてAbout Brain Development Education

~たくさん外遊びをしましょう♪~

育脳教育について 2019.02.04

 

 

~外遊び~

 サンライズキッズでは、お天気の良い日にはなるべく戸外に出る様にし、外で体を思い切り動かして遊んでいます。日中に太陽の光を浴びることは子どもの成長に欠かせない大切なことです。そして、公園にある遊具を使う中で各遊具の使い方・体の使い方なども覚えていきます。また、お友達や保育士と遊ぶことだけではなく公園までを手を繋いで歩いたり、バギー(乳母車)に乗って行くことを通して、交通ルールを学んだり、協調性や思いやりの気持ちも養われます。

【たくさんの自然に触れる】
その日の活動にもよりますが、雨の日以外はなるべく外での戸外遊びを積極的にするようにしています。お天気が晴れの日、曇りの日、風が強い日、暑い日、寒い日、じめじめと湿っている日、カラカラに乾いている日など、その日その日で体に感じる感覚は違ってきます。お天気の違いを感じること、肌に感じる気温の差、風を感じる感覚など、外に出るだけで学べる感覚がたくさんあります。五感を使って天気の変化を感じることが出来ます。
そして、季節ごとにたくさんの自然に触れることで成長に必要な刺激をたくさん受けることが出来ます。春には、色とりどりの花々、新緑の美しい華やかな風景から情緒豊かな感情を感じ、花や草木から色を学ぶことも出来ます。夏には、水遊びを行い水と親しむ。秋には木の葉の彩りの移り変わりを感じ、落ち葉遊びから落ち葉や枯れ木の感触を楽しむことも出来ます。冬には、霜柱や氷が張ることを知り、一年を通して、自然からたくさんの刺激を受けて子ども達は様々な感覚、感触、知識を学ぶことが出来ます。感覚を磨くことで、感覚が敏感になり、色々なことに気付けるようになっていきます。
脳は最高中枢などといわれますが、感覚器や身体からの入力がないと働くことができません。感覚器や身体からの入力、感覚器や身体への出力を通して、脳でのネットワークが育っていきます。外遊びではこの入出力が豊富になりやすく脳の発達を促しやすいと考えられています。ネズミの実験ではエンリッチな環境(思いっきり遊べるような外環境)で育つと脳が重くなることも知られています。
このように、自然と親しむことは子ども達の成長にとって欠かせない必要不可欠な活動になります。サンライズキッズでは、このような自然から学べる機会を大切にして活動を行っています。

 

 

 

【転ぶ、ケガをする、痛みを知る】
外遊びに付きものなのは「ケガ」です。保育士も子どもと一緒に遊びながら、子ども達の様子を常に観察し握をしています。遊ぶ前には必ず遊ぶ時の約束事を確認してから遊びます。しかしながら、全員と保育士とが常に一緒に居ることが出来ない事も実情です。年齢によっては、遊びたい理想と自分の体の発達が合わず危険な遊び方をしてしまう事もあります。その際は、保育士が子どもの遊びを妨げない様に各所にいて、注意深く子ども達の遊びを観察し、援助しているので子ども達は安全に楽しく遊んでいます。
子ども達は、体の使い方がまだ上手く出来ずバランスを崩して転ぶ、急に止まることにより滑る事を知らず、滑って転んでしまう、遊びに夢中になり友達を押しのけて遊ぼうとして押してしまう、前をよく見ずに歩き・走ることで物や、人にぶつかってしまう、等。子どもの遊びにはケガという危険が常に隣り合わせにあります。
しかし、だからといって「ケガ」がいつも悪いものであるというわけではないのです「ケガ」をすることで痛みという刺激を知り、痛みを避けるため「同じ状況にならないように気を付ける」という感情・体感覚も生まれます。子どもも大人と同じで、経験から学ぶのです。むしろ、子どもの時に学ぶからこそ、大人になった時に、子どもに教えられるようになるのです。経験から学ぶという事は、成長する上で必要不可欠なものです。幾度の「ケガ」の経験が積まれて来ると「どうしたら、ケガをしない様に出来るのか?」という判断が子どもの中でも出来る様になっていきます。経験から子ども達は安全に遊ぶためのルールを理解していきます。危険の察知や、それに合わせて対処する脳身体ネットワークは、体験なしには育ちません。痛みの体験も脳を育てる上で重要です(体罰はもちろんだめですが)。思いっきり遊び、興奮するからこそ、それを抑制したり、冷静に対処するネットワークも強く育つのです。抑制、冷静が先に育つわけではありません。
色々な状況で様々な経験をし、体のバランスもうまくなっていき、条件反射で転ぶ前に手を付くことが出来る、滑ってしまうけれども転ばずに足を踏ん張ることなども出来るようになります。近年、手を付けずに転ぶ際に顔から転んでしまう子ども達が急増しています。これは体の発達にも関わって来ますが、何よりも「遊び不足」「ケガ経験不足」が関係していることも懸念されています。
サンライズキッズでは、ケガを未然に防ぐとともに体の発達の向上、ケガからの経験が子どもの知識となるようにという目的をもって、外遊びを行っております。

 

 

 

 

【遊具を使わずに遊ぶ】
公園によっておいてある遊具は様々です。遊具を使って遊ぶことも楽しいですし、遊具の使い方を知るとともに体の使い方も上手になっていくので1つの目的として遊具で遊ぶことは体の発達の上でとても重要です。しかし中には、遊具がない公園もあります。もしかしたら遊具がない公園はつまらないと思ってしまうかもしれません。しかし、考え方を少し変えると遊具がない公園ほど子どもの想像力を伸ばせる場所はないのです。どういうことかというと、遊具がないから集団遊びを伸び伸びと出来て、簡単なルールのある遊びをみんなで行う事も出来るのです。集団遊びというのは、話を聞く集中力を養う、話している内容の読解力を養う、友達と仲良く遊ぶという協調性も養われるのでとても良いのです。
もちろん、集団遊びだけが利点だけではなく遊具がないと子ども達は【自然物】と一緒に遊ぶようになるのです。石で穴を掘ったり落ちている葉っぱや枝などを使って、くぼみを作ったり石を集めてキッチンの様な物を作ったりと、おままごとなどの模倣遊びに繋がっていきます。どんぐりの季節になると集めることに夢中になる子も多いです。落ち葉を集めて火に見立ててキャンプごっこをしている子もいました。友達同士自然に声を掛け合って想像するままに、【自然物】を代用品に見立てて模倣遊びに使うなど、子どもの想像力の豊かさには驚かされるばかりです。模倣遊び、見立て遊びをするとき、脳では側頭頭頂接合部という想像力にかかわる脳部位が活性化します。ここは本を読みながら、映像を思い浮かべたり、比ゆ表現の理解に係ったりする場所です。小さいうちの方がここの力はつきやすいですから、しっかり模倣遊びや見立て遊びを促しましょう。
想像力が豊かな子は一人遊びも、集団遊びも楽しめる様になります。また、集中力がつき・イメージ力の向上にも役立ちます。このようにサンライズキッズでは、様々な種類の公園に行きそれぞれの公園の利点を活かしながら子どもの成長に繋げています。

 

最後まで、お読みいただきありがとうございました。

次回もまたお楽しみに(^_-)-☆