体操と育脳|小規模保育園【サンライズキッズ保育園】

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育脳教育について

育脳教育についてAbout Brain Development Education

体操と育脳

育脳教育について 2021.12.01

こんにちは。

サンライズキッズ保育園です。

いよいよ12月。2021年も残りあとわずかとなりました。

「師走」と言われるぐらい忙しい中ではありますが、同じぐらい楽しみの多い1か月ですね。

 

今回のテーマは「育脳と体操」についてです。

サンライズキッズ保育園では、カリキュラムの一つに「体操」があります。

小さい頃からの体の動かし方についてお話していきます。

 

学力以前に子どもたちに必要な能力は、記憶力や集中力などの「認知能力」と諦めないコミュニケーション能力などの「非認知能力」があります。

この2つの能力を高めるために有効なのが、幼少期の多様な運動刺激により脳神経を発達させることになります。

 

体操は「身体」「頭」「心」をバランスよく育てるのに効果的です。不安定な場所を走ったり、体操特有の浮遊感などを体験することで体を動かす楽しさを知ることになります。体を動かす楽しさを知った子どもたちは、じきに動きが安定していき、自ら考えて新しいやり方や少し難しいことへチャレンジを始めます。このように、「体操」といっても、単に運動能力があがるだけでは決してないのです。

 

たとえばニュージーランドのダニーデンという地域で生まれた1000人ほどの赤ちゃんを生涯にわたって追跡した研究によれば、「自制心」の強い子どもは、大人になった時に肥満や高血圧になりにくく、年収が高く、貯蓄が多かったそうです。医師や弁護士など社会的地位の高い職業につきやすく、たばこや薬物に依存することも少なく、犯罪を起こす率も低かったそうです。二卵性双生児を12歳まで追跡した研究でも、双子のうち自制心が弱い方が12歳時点でたばこを吸い始めやすく、学力が低く、窃盗や暴行などの反社会的行動をとりやすく、教員から見て扱いが難しいと判断されやすかったそうです。

そして我々の調査では、幼児期の運動をしっかり行うことで、GO/NO-GO課題という自制心に深くかかわる認知機能テストの成績が向上することが見出されています。たかが体操、などとは到底言えないのです。

 

「体操」に関して、サンライズキッズ保育園では以下のようなカリキュラムを行っております。

◎・リズムに合わせて身体を動かす

・サーキット遊び

・トンネルやフープを使い、身体全体を動かす

・感触を楽しみながらボールで遊ぶ

・マットを使って全身を動かす

 

など、毎月様々な活動内容に沿って子どもたちと一緒に身体を動かしています。

 

一度の体操でも脳への刺激になりますが、繰り返し行うことで神経回路は強固になります。

また、運動している最中は、意識していないところで、状況を瞬時に判断し運動を実行させるまで、脳の多くの領域を使用しています。
全身運動では、素早い方向転換などの身のこなしや状況判断や予測などの思考判断が必要となるため、運動は、脳の運動制御機能や知的機能の発達に役立っているのです。

 

楽しみ方や成長に合わせての段階は様々ありますが、お子様がオリジナルのルールを生みだしたり、より難しいことをしていたら、一緒にチャレンジしてみてください。それがお子様の成長のサインです。

 

 

街中がキラキラする12月。寒い季節ですがとってもワクワクします。

保護者の皆様も体調を崩されないようご自愛下さい。

最後までお読み頂きありがとうございました。