保育課程
保育園の社会的役割
- ・社会的責任
- 適切な施設として家庭や地域に対し、保育園の役割を果たします。
- ・人権尊重
- 保育士は保育の営みが子どもの人権を守る為に法的、制度的に裏付けられることを認識し、理解します。
- ・説明責任
- 保護者、地域と連携を図り、透明性のある運営をすることで一方的な「説明」ではなくわかりやすく応答的な「説明」をします。
- ・情報保護
- 保育にあたり知り得た保護者や子どもの情報は、正当な理由なく漏らすことはありません。(児童福祉法第18条の22)
- ・苦情解決
- 苦情対応窓口、担当者、苦情解決責任者、第三者委員の設置を行い、書面における体制の整備を行い全職員間で共通理解を図ります。
- ・情報開示
- 利用者の求めにより情報を開示します。
年齢別こどもの保育目標
- 0歳児
- ・安全で快適な環境の中で一人一人の生活リズムを大切にし、気持ちよく過ごせる。
- ・特定の保育者との親密で応答的な関わりを通して人との信頼関係が芽生える。
- ・言葉に関わる様々なサインを丁寧に受け止めてもらい自己表現が活発になる。
- 1歳児
- ・安心できる保育者との関係の下で、自分でしようとする気持ちが芽生える。
- ・十分に身体を動かし歩行や探索を楽しむ。
- ・自我が芽生え自分の要求、気持ちを行動や言葉で表し、自己主張する。
- 2歳児
- ・保育者と安定した関わりの中で、自分の身の回りの事を少しずつ自分でしようとする。
- ・好きな遊びを楽しんだり、友だちとの関わりを広げていく。
- ・保育者を仲立ちとしてみたて・つもりのイメージを共有しあった遊びを楽しむ。
養護
生命の保持
- 人への基本的信頼感が育つような関わりを持つ。
- 一人一人の生活リズムを整えるよう配慮する。
- 保育士との信頼関係がさらに深まり愛着関係を育む。
- 一人一人の心身の状態を常に把握し、快適に生活できるようにする。
- 生活や遊びの中で自我が育つような関わりを持つ。
- 自分でやりたいという気持ちを尊重し、できたときは一緒に喜び共感し意欲と自信がもてるようにする。
教育
健やかに伸び伸びと育つ
- 身体感覚が育ち、伸び伸びと体を動かすことを楽しむ。
- 食事、睡眠等の生活リズムの感覚が芽生える。
「身近な人と気持ちが通じ合う」
- 安心できる関係の下で、表情や発声等により、身近な人と気持ちを通わせ、愛情や信頼感が芽生える。
「身近なものと関わり感性が育つ」
- 見る、触れる、探索するなど、身近な環境に自分から関わろうとし、様々なものに興味や関心を持つ。
健康
- 身の回りの簡単な事を自分でしようとする気持ちが芽生える。
- 生活の環境を整えることで自分でできることを自分でやろうとする。
人間関係
- 保育者や友だちに関心を持ち、真似をしたり関わろうとしたりする。
- 保育者が子どもの仲立ちとなりお互いの思いを伝えることで、順番を待つなどの決まりがあることを知る。
環境
- 好きな玩具や遊具に興味をもって十分な探索活動をする。
- 場の設定・遊具・玩具を整え、みたてたつもりあそびを保育者と友だちと楽しむ。
言葉
- 話しかけややりとりの中で実感と言葉が結びつく経験を楽しむ。
- 生活や遊びの中で簡単な言葉でのやりとりを楽しむ。
表現
- 保育士と一緒に歌ったりて遊びをしたりリズムに合わせて体を動かす。
- 保育者や友だちと遊ぶ中で自分なりのイメージを膨らませ楽しんで遊ぶ。
食育
食を営む力の基礎
- 食べることに意欲を持つ。
- 食材に興味を持つ。
- 意欲的に食べるようになる。