こんにちは。サンライズキッズ保育園です。
育脳という分野において
今回は「読み聞かせ」に特化してお話したいと思います。
●育脳における読み聞かせと一般的な絵本の読み聞かせの違い●
例えば0歳から2歳までのお子様には、「目で見て楽しめる色が鮮やかな絵本」
「赤ちゃんでも聞き取りやすいパンパンパン、ダァダァダァといった言葉がたくさん出てくる絵本」を読み聞かせ、共に楽しんでいます。
一般的な絵本に関しては絵と付随しての文章が多く、どうしてもストーリー主体といいますか、シンプルに文字数が多くなり乳幼児には逆に退屈になってしまうのです。
ですからこういった年齢、発達に合わせた絵本を選び読み聞かせる事が育脳に繋がります。
●読み聞かせにおける脳への影響●
育脳における読み聞かせには資格も存在するほど大変重要な項目なのです。
お子様とのコミュニケーション、特に赤ちゃんに対しては初めての事ばかりですし本当に大変ですよね…そこで絵本の力を借り、アイコンタクトを取る方法を学ぶことで、自身も「子どもたちとコミュニケーションを取れている!」という実感を持つ事が出来ます。
実は聞き手である子どもにとってだけでなく、読み手である大人にも様々な影響をもたらします。
読み聞かせの時に親子の脳の中ではいったい何が起きているのか?といいますと、読み聞かせ中に読み手である親の脳では前頭前野が活発に働き、聞き手である子どもの脳では大脳辺縁系が活発に働いている事がある研究によって分りました。
「前頭前野」は思考や創造力、コミュニケーション、感情のコントロールといった機能を司り、「大脳辺縁系」は喜怒哀楽を生み出し、その感情に基づいて基本的な行動を決めている部分です。
「大脳辺縁系」は別名「心の脳」と呼ばれており、この情動に受ける発達を見守り、脳にもたらす、脳がもたらす双方の影響を理解し、共に成長していければと感じております。
●さいごに●
小さなお子様は特に「言葉のシャワーを浴びる事が大切」と言われています。
色々な言葉を「聞く」事が「話す」事に繋がるのです。
しかし残念ながら私たち大人はどうしても決まった言葉ばかり使いがちです。
それだとなかなかお子様に「言葉のシャワー」を浴びせてあげる事ができません。
そこで色々な表現、言葉が出てくる絵本の力を借りて子どもたちの成長に寄り添っていきたいと考えております。
長くなりましたが最後までお読み頂きありがとうございました。