視覚と聴覚|小規模保育園【サンライズキッズ保育園】

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育脳お役立ちコンテンツUseful content for Brain Development

視覚と聴覚

育脳お役立ちコンテンツ 2019.12.02

視覚と聴覚について

私たちが生きていくうえで、必要な感覚は5感と言われ「視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚」の5つのことを指します。

今回はそのうちの2つにあたる「視覚と聴覚」についてお話しさせていただきたいと思います。

視覚も聴覚も生きていくうえで大切な感覚になります。

その大切な感覚はどのように育っていくのかなどを見ていきたいと思いますので宜しくお願い致します。

 

【視覚】

生まれたばかりの赤ちゃんはどこまで物が見えているのでしょうか。

そして、どの程度理解できているのか気になりますよね。

最初は赤ちゃんの視覚について調べていきたいと思います。

 

・視覚の基礎

赤ちゃんの視覚は生まれたその時から学習されていきます。

生まれて間もない赤ちゃんの視力はかなり未熟でほぼ見えていない状態から始まります。

その見えていない状態でも、赤ちゃんは顔を思わせる逆三角の配置図によく反応し追いやすいことが分かっています。

赤ちゃんは顔らしいものを追い、大人は赤ちゃん顔をかわいいと思う、このしくみが哺乳類のコミュニケーションの基礎になるようなのです。

そのようなことを繰り返していくうちに、生後2か月ほどで母の顔や意味のあるものを認識することが可能になります。

生後3-5か月になると人と目線を合わせることが可能となります。

これが生まれて初めてのコミュニケーションとなるのです。

視覚とはものを見るだけではなく人とのコミュニケーションの第1歩と言えます。

 

・視覚と動きのつながり

人は見えている範囲の動きを認識することで、外部への働きかけができることに気が付いていきます。

そして、それを広げていけることを学んでいくのです。

そのような体験をもとに、身体を自分の意志で動かしていけるようになっていきます。

こうすることで、自然と筋肉と関節を使う身体感覚が、脳に伝えられ利き手などが決定していくのです。

また、眼球の動きだけでは見たい方向を見ることができないので全身の動きとつながっていくのです。

 

・視覚の発達

視覚の発達は生まれたその時から約12年間ほど休まずに成長を続けます。

生後2週時くらいに光るものを目で追うようになります。そして、5-6週間である程度の固視が可能になり、そこから5年ほどかけて視力は1.0程度になるといわれています。

大人と変わらないくらいになるのは12歳から13歳と言われているので、それまでの成長をしっかりと見守っていきたいですね。

 

余談ですが、エビングハウス錯視といって、真ん中に〇を描き、その周辺にぐるりと丸を描くとき、その〇が大きいと真ん中の○が小さく見え、小さいと大きく見える錯視があります。周りとの比較で大きさを感じるように脳が学習しているからなのですが、面白いことにこの錯視、8歳未満だと引っかからないことが多いのです。われわれは同じに見えいるつもりでも、その脳が以下に学習してきたか、その来歴によって見方が変わるのです。

 

サンライズ保育園ではしっかりと視覚の成長段階を理解して、子ども達の行動一つひとつを見守りながら成長を促していけるような温かい声掛けなどがある保育を提供していきたいと思います。

【聴覚】

次は聴覚についてです。

赤ちゃんはどの程度私たちの声などが聞こえているのでしょうか。

子ども達の聴覚の発達について調べていきたいと思います。

 

・生まれる前の聴覚

実は赤ちゃんは生まれる前から耳が聞こえているといわれています。

耳の形成は妊娠10週にはできていて、神経や脳への伝達ができるのは25週程度と言われています。

そのころにはお母さんの体の中の音は聞き取れるようになっています。

外の音が聞こえているのかは、諸説ありますが、羊水の中にいるので水の中にいるときの聞こえ方と一緒ですので、はっきりとは聞こえないかもしれないです。

 

・生まれてからの聴覚

生後3ヵ月を過ぎたあたりから音を認識し始めます。
お母さんの声かけなどに嬉しそうに答えるなどして情緒的な反応をみせ、赤ちゃんもいろんな声を出して応えてくれる様になります。
6ヵ月頃からは、音を聞き分け理解し、音がした方向へ目を向けて凝視するなどし始めます。

これは聴覚と視覚が発達し双方の連動ができているためです。
音の出るおもちゃを喜び始める時期でもあります。
1歳頃には、段々と言葉が理解できるようになってき、オウム返しではなく、言葉を理解して話し始めます。

 

・その後

脳には音の周波数に合わせて反応する場所が異なる領域があります。

側頭葉の上側、ヘシュエル回です。ここでの周波数に応じた反応領域がきれいに区分されていると、いわゆる絶対音感、音程の聴き分けがしっかりできます。

一方で、この区分があいまいだと「音がとれない」「音色の区別ができない」わけです。遺伝的な影響も大きいですが、小さいころからの音楽環境によってここの出来はよくなりますから、いい音楽に触れる機会は重要です。

 

サンライズキッズ保育園では個々の成長をしっかりと見ていき、その時々にあった玩具や遊びを提供することで成長を手助けできるような保育を日々行っています。

 

 

成長と言ってもいろんな視点で見ることができると思います。

今回はあくまで1例として「視覚」と「聴覚」をピックアップさせていただきました。

サンライズキッズ保育園では広い視野をもって、お子様一人ひとりの成長と可能性を最大限に広げていけるように日々の保育を行い、よりよい成長に寄り添っていきたいと思います。

 

今月はここまでとなります。

最後までご覧になってくださりありがとうございました。

また来月もぜひ見に来ていただけますと幸いです。