こんにちは!
サンライズキッズ保育園です。
いよいよ3月。出会いと別れの季節になりました。
入園や入学で期待に胸が膨らむ一方、お別れなどで寂しくなる季節でもあります。
今回はそんな一期一会がもたらす育脳についてお話したいと思います。
大人の私たちでさえ、別れはとても寂しいものです。新しい環境への不安もたくさんあります。子どもたちも同じく感じるのではないでしょうか。
そのような心境の中、脳には色んな出来事が起こっているのです。
「人生100年時代」と言われている現代。
まだ幼児期ではありますが大脳の成長は3歳頃で大人の約80%が育つとされています。
人生で1番急速に脳が育つ時期なのです。
10歳頃にはほぼ成人と同じぐらい脳細胞は発達しています。
昔から「三つ子の魂百まで」と言われたり、3歳神話等が学会でも議論されるほどで、3歳までという教育は今までのブログを通しても、本当に大事なことだと痛感しています。
特にサンライズキッズ保育園では3歳で卒園(2歳児クラス)がほとんどですので、何か子どもたちの力になれないか日々私たちも勉強しています。
いよいよ卒園の時期になります。
卒園した子どもたちが、私たち保育者を覚えてくれていると、本当に涙が出るほど嬉しいです。大きくなった子どもたちを見て当時を思い出したり、いつも応援しているよ!と伝えています。
新しい環境に対しては、交感神経の活動が増します。泣いてしまう事もありますが、泣く事で交感神経の活動が低下し、気分転換やリラックスに関わる副交感神経の活動が増します。泣く事を無理に止めず、気持ちに寄り添いながら喜怒哀楽の表現を年齢問わず大事にしています。新しい環境になって喜怒哀楽を尊重する事を大切にしていきたいですね。
その上でスキンシップがとても有効になります。
スキンシップにはオキシトシンという幸せホルモンがたくさん分泌されます。ストレスを軽減したり、好奇心や学習効果がアップすると言われています。
大人も一緒です。スキンシップを大切にして新しい環境に馴染んでいきましょう。
子どもたちとの触れ合いは第一優先で行っていきたいですね。
反対に、別れというものはいくつ歳を重ねても寂しくなってしまうものです。
出会いと別れはセットであり、出会い方は様々なので別れ方も「こうするべき」と一概に決める事は出来ません。何かを失う!と感じた時強いストレスを感じます。この時、コルチゾールやノルアドレナリンといった物質が分泌されます。
しかし、前途に述べたオキシトシンを多く分泌するためには、スキンシップはもちろん、
今までの思い出、楽しかった事をたくさん話すことが大切なのです。
それは「ありがとう」で次に進む事。
これが本当に大切なのです。
大人でも寂しい気持ちが勝る季節ですが、これからの未来に期待して、保育者は子どもたちの背中をそっと押してあげられるそんな存在でいたいと強く思っております。
長くなりましたがお読み頂きありがとうございます。
まだ寒い日々ですが元気な子どもたちに負けず、新たな世界へ目線を向けて歩んでいけたらなと思います。
ありがとうございました。