【手・指先を使った遊び】|小規模保育園【サンライズキッズ保育園】

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育脳お役立ちコンテンツUseful content for Brain Development

【手・指先を使った遊び】

育脳お役立ちコンテンツ 2023.12.01

【テーマ 手・指先を使った遊び】

サンライズキッズでは様々な室内遊びを、活動の一環として楽しみながら行っています。

その中でも、手・指先を使った遊びを重視しています。

手・指先は末梢神経が集中している部位であることから「第2の脳」とも呼ばれている為、お子様の脳の発育に効果的だと考えています。

 

【折り紙】

脳のトレ-ニングでは知的活動の中枢、前頭前野の活性化が一つの指標になります。

しかし乳幼児期はこの部位は未発達で、なかなか活性化しません。

そんなとき指先を使った遊びは、筋肉をコントロ-ルする運動野、触覚にかかわる体性感覚野、運動のプランニングを行う運動前野を活性化させ、徐々に前頭前野を活性化させていくのに役立ちます。

また空間認知にかかわる頭頂連合野も活動を高めます。

そこでサンライズキッズでは“折り紙”を活動に取り入れています。

“折り紙”は手・指先を繊細に使うので、お子様の集中力が高まりやすくなるといわれています。

又、完成形までの道のりを考えるため、お子様の想像力を養うことにもつながります。

色とりどりの折り紙を嬉しそうに見て、自分の好きな色を選び保育者と一緒に三角折からスタ-トします。

折り紙を合わせる部分に〇印を予めつけておいて、目印に合わせております。

その際「アイロンをぎゅうっと掛けますよ。」と分かりやすい声掛けをしながら進めていくことで、どのお子様も集中して折る姿が見られました。

途中で分からなかったり、飽きて折り紙を丸めてしまったりするお子様も、保育者が隣で優しく手を添えることで安心し、楽しそうに参加してくれます。

作品が完成すると皆、嬉しそうに作品を見てくれます。

 

【粘土】

粘土に触れて粘土の柔らかい感触や、握ったり丸めたりといった行為は、手・指の発達を促すことにとても良い効果があるといわれています。

そして、様々な形に変える事のできる“粘土遊び”はどんなものを作ろうかな?と想像と創造力も豊かにする事もできます。

又、様々な形に変えることのできる“粘土遊び”は、お子様の小さくて細い指先に刺激を与えたり、引っ張ったり丸めたりする行為によって手の平、指先を鍛えるのにも効果的だと考えています。

”粘土遊び“を始めたころは粘土に触ることに、抵抗や不安といった姿も見られましたが、保育者と一緒に少しずつ経験を重ねていくことで感触にも慣れていき、指先から手の平、丸める、伸ばす、引っ張る等楽しめる様になりました。

保育者が作った作品を見ながら「これ何に見えるかな?」と質問をすると、月齢の高いお子様は丸めた粘土を見て「お団子だ」や「恐竜の卵みたい」と、見た形から様々な物を想像し「お団子だね」という言葉から「これください」や「ありがとうございました」とお店屋さんごっ遊びに発展していく姿も見られました。

そこで私たち保育者が”粘土遊び“を行う時に、特に大切にしていることがあります。

触覚にかかわる体性感覚野が刺激されることから、硬さや柔らかさや滑らかさを存分に感じることができるような声掛けをすることが、お子様の表現力をより高めることに繋がると言われています。

今後もお子様と一緒に楽しいと思えるような、声掛けと環境設定をすすめていきたいと思います。