暑くても、寒くても、外遊びはとってもうれしそうな子どもたち!
「外遊びが好き!」とても素晴らしいことです。健全な証拠ですね。
子どもたちの好奇心は、新たな発見がたくさん詰まっている外に向いているのです。
「幼少期に思いっきり遊んだ子ほど、賢くなる、難関大学に合格している。」
と聞いたことはありませんか?
今回は外遊びの効果、赤ちゃんの外遊びについてお話ししていきます。
?外遊びと育脳
①どうして?なんでだろう?という好奇心が脳を活性化させる!
子どもは生まれながらにして、新しいものに興味・関心を抱く力を持っています。
外の世界は、子どもにとって不思議だらけの世界、見たい、触りたい、登りたい………
チャレンジしたいことがいっぱい。
このわくわくした気持ちの中で、自発的に環境と関わっていくことが育脳につながります。
自然界は、天気、気候、植物、動物等様々な要因が関わり合って存在しています。
人工的に作られた玩具とは違い、自分の思い通りに操ることができません。その為、自分で考え工夫する力、何度もチャレンジする力が必要になります。
遊びを通して、試行錯誤し探求すること、知ること、できたことの喜びを感じると、その後の学習意欲につながっていきます。
★効果→応用力・創造性・集中力・忍耐力・学習意欲が育ちます。
②運動神経の向上で脳が発達!
子どもの興味をそそるものが溢れている外遊びでは、自然と体の動きが大きくなります。
立つ、しゃがむ、登る、走る、つかむ等体の様々な部位を動かし筋肉を使うことは、筋肉とつながっている脳の運動野のほか、運動をどう行っていくか、筋肉を動かす順番を決めることなどにかかわる前運動野を刺激します。そして、その前下方にある頭を使う部位の中枢、前頭前野を刺激します。この時期は、頭を直接に鍛えるだけではなく、体から鍛えることが、頭を使う部位への刺激になりやすいのです。
また、持久力、瞬発力が鍛えられ強い体を作ることができます。「できた」という成功体験も増え、自信につながります。
自信が持てると、何事にも積極的になり、更に好奇心が広がり、脳の発達に効果があります。
★効果→運動能力・自己肯定感が向上します。
?歩けない赤ちゃんの外遊びはどうしたらいい?
語りかけとともに、見て・聞いて・触って・感じることのできる外体験をしましょう。
・日なた、日陰を感じる
・ベビーカーで、滑らかな道、でこぼこ道、砂利道の違いを感じる
・風、雨、太陽、気候を肌で感じる
・鳥の鳴き声・車の音を聞く
・植物や動物を見る
・にぎやかな人の声を聞く
・色々なものを触って感じる
・においを感じる
・草木が揺れる様子を見る
? 遊びを見守る時の注意点
遊びを見守る時は、安全を確保することが1番大切です。
次に、遊び方、玩具、学びについては用意しすぎるのではなく、子ども主導で子どもが興味のおもむくままに遊ぶ様子を見守ります。
外遊びは生きるために必要な要素がたくさんつまっている学びの場です。
失敗を避けるよりも、失敗から学べることの方が多いものです。
「これはダメ」「ぬれるからダメ」「ケガするからダメ」等何でも禁止するのではなく、失敗体験に向き合える心構え(お母さん、お父さんの心の余裕「今日は濡れてもいいかな」・絆創膏や衣服の用意)があると余裕をもって子どもと関わることができます。
学習がよくできるだけではなく、
がまん強く、思いやりがあり、体力があり、自分で考える意欲があり、生きる力のある子どもに育ってほしいと願っています。
保育園とご家庭と一緒になって、子どもの健やかな成長の為の働きかけを行っていきましょう!!