ことばや集中力が身につく 絵本の読み合い|小規模認可保育園 市川市南八幡【サンライズキッズ保育園 市川園】【公式】

いちかわえん
市川園
千葉県市川市南八幡3丁目7-19 大和ビル2F
JR総武線 本八幡駅から徒歩3分
050-5807-2379 (平日10:00-17:00 )
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サンライズキッズ保育園 市川園のカリキュラム

ことばや集中力が身につく 絵本の読み合い

子どもたちは絵本が大好き。絵本には言葉の分からない赤ちゃんでも楽しめるような仕掛けがあったり、幼児期でも理解できるようなやさしいストーリーがあったりと、どんな子どもでも興味が持てるように、実にたくさんの種類があります。
サンライズキッズ保育園 市川園でも積極的に絵本の読み合いを行なっており、あらゆる絵本に触れる機会を作っています。
どの家庭もすでに実践していると思われる絵本の読み合い。特に乳幼児期は、心身の成長発達にとても効果があるとされています。ここではどんな効果があるのか検証をしてみましょう。

目次

絵本の読み合いを行う事で得られる効果5つ

1.豊かな想像力が養われる

大人でも本を読んでいると登場人物に感情移入をすることがありますね。子どもも同様で、登場人物に感情移入をするということは、登場人物の気持ちや考えていることをイメージしたり、自分ならこうするだろうな、と想像したりすること。これは想像力を養うのにとても大切な経験なのです。
このように想像力が養われることで、相手の気持ちを考えたり、相手の立場を想像してみたりと、他者との関わりを学ぶことができるのです。
これは将来、どうすれば他者とより良い関係を築くことができるのかを、経験を通して学ぶことにつながります。

2.語彙力が高まる

市川園の様子

絵本の読み合いを通して、様々な言葉を耳にすることになります。乳幼児期は非常に耳が敏感で、何でも吸収する時期。聞いた言葉を自分の言葉として理解していき、発語につなげていきます。
はじめは言葉を理解できていなくても、繰り返し読み合いを行うことで自然と理解していき、言葉を覚え、発語するようになります。いろいろな絵本に触れることでどんどん語彙力が高まっていくのです。

3.集中力が身に付く

始めて絵本を目の前にした赤ちゃんは、触りたがったり途中で飽きてしまったりと、最後までじっと座ってみていられる子どもは少ないのではないでしょうか。
ですが、毎日のように読み合いを行い習慣にすることで、少しずつ絵本に対する興味や関心が高まり、最後のまで集中して見ることができるようになります。
これは赤ちゃんがだんだんと集中できるようになった証拠。絵本の読み合いを通して集中力が身に付いていきます。

4.思いやりの心が育つ

様々な個性を持った登場人物が出てくる絵本。時には動物だったり身の回りのものだったりしますね。
たくさんの登場人物に触れる中で、自分の中の「楽しい」「悲しい」「嬉しい」「寂しい」など、様々な感情に気付くことができます。
このような感情に気付くことで、登場人物がどのような気持ちでいるのかを想像する力が身に付いていきます。このような体験を通して相手を思いやる心が育っていきます。

5.親子でのコミュニケーションの時間ができる

市川園の様子

ご家庭で絵本の読み合いをするひとときは、親子での大切なコミュニケーションの時間でもあります。読み合いを通して、ゆったりとした雰囲気の中、大好きな保護者の声を聞くことで、子どもは安心感を覚えます。これは愛着の形成に欠かせない時間。
また、絵本についての感想をお互いに話すことも、よいコミュニケーションとなるでしょう。

乳幼児向け絵本の選び方

●0歳児向け

身近にある物の色や形に興味を持ち始める0歳児には、はっきりとした色や形が描かれている絵本がおすすめ。表情がわかるように大きく顔が描かれていたり、きれいな原色が使われていたりするものは、色や形を認識しやすいため、赤ちゃんがよく反応してくれるのではないでしょうか。

●1歳児向け

少しずつ発語が増えてくる1歳児には、「ワンワン」「ペタペタ」などというようなオノマトペ(擬態語や擬音語)が使われている絵本を選ぶことがおすすめです。楽しく言葉に触れながら、様々な言葉を理解し、これが発語に繋がっていきます。

●2歳児向け

身の回りのあらゆるものにより興味を示すようになる2歳児。この時期は少しずつ自分の好みも示すようになり、自分で読んでほしい本を持ってくる子もいるでしょう。
子どもは自分の好きなものに対する興味は非常に高いので、その子が興味や関心を持っている乗り物や食べ物、動物が出てくる絵本を選んであげましょう。より絵本に対しての興味や関心が高まり、それに伴って知識も身に付いていくことでしょう。

0・1・2歳児向け年齢別おすすめ絵本

●0歳児向け

「いない いない ばあ」

赤ちゃんが大好きな「いないいないばあ」の遊びを取り入れた絵本。様々な動物と一緒にいないいないばあを楽しむことができ、赤ちゃんの笑顔を引き出すことができるような1冊になっています。

「くっついた」

「金魚さんと金魚さんがくっついた」というように、「くっついた」という言葉から、身近な人と触れ合うような温かい気持ちを思い浮かべることができる絵本。親子で読めば、触れ合うきっかけになることでしょう。

●1歳児向け

「どんどこももんちゃん」

「どんどこどんどこ」という言葉が続くとてもリズムのある絵本。乳幼児の子には馴染みのある「ももんちゃん」シリーズの1冊で、親しみを持って読むことができるでしょう。

「こりゃまてまて」

絵本に登場する女の子が歩く楽しさに気付き、お散歩の途中で出会う様々な生き物を追いかけていくという内容の絵本。歩き始めるようになった時期に特におすすめしたい1冊です。

●2歳児向け

「14ひきのぴくにっく」

人気のある14ひきシリーズの中の1冊。春を舞台にした内容となっており、家族みんなで輪になり楽しくお弁当を広げるという、心温まる絵本です。

「どろんこ!どろんこ!」

いろいろな生き物が順番にどろんこになっていく遊び心満載の1冊。読み終わった後には、砂遊びをしながら泥だらけになって遊びたくなるような、好奇心をくすぐる内容になっています。

ご家庭でも行える絵本を読む時のポイント

大人も楽しみながら絵本を読む

市川園の様子

まだ言葉の意味やストーリーの内容を理解することが難しい乳幼児でも、大人の感情表現にはとても敏感です。保護者の方が楽しみながら読み合いを行うことで、子どもも楽しみながら聞くことができます。難しく考えずにリラックスして読み合いを行なってくださいね。

千葉県や市川市で絵本に触れられる施設

●市川市立図書館(市川市)

●千葉県立図書館

https://www.library.pref.chiba.lg.jp

  • ・千葉県立中央図書館(千葉市)
  • ・千葉県立西部図書館(松戸市)
  • ・千葉県立東部図書館(旭市)

ぜひお時間がある時に図書館などに足を運び、お家にはない絵本に触れてみてはいかがでしょうか。

サンライズキッズ市川園では、「絵本の読み合いプログラム」と称して1日10冊以上の絵本を読み合いをすることを目標にして取り組んでいます。
1日に10冊以上の絵本を読むと、年間で表すと2400冊以上。さまざまな絵本に触れることで、子どもたちの表現力や想像力が高められていくでしょう。
絵本の読み合いの時間が大好きな子どもたち。毎日楽しみながら絵本に触れています。園での様子はホームページに載っていますので、ぜひご覧くださいね。

令和4年度 保育士の振り返りアンケート結果

「絵本の読み合い」を通して、子どもたちに変化が見られたか。
また、変化が見られた場合どのような変化が見られたか具体的に記載してください。

保育士の振り返りアンケート結果

市川園の保育士回答

  • お気に入りの絵本を繰り返し「読んで」、と持ってくるようになりました。
  • 落ち着いて最後まで絵本に集中して見られるようになりました。
  • お話を楽しみにしたり、お話に集中したりする力がつきました。
  • 絵本に出てくる簡単な言葉や音を覚えたり、絵本の読み合いの時間を繰り返すことで集中してお話を聞けるようになったりしています。また、落ち着いて静の時間を過ごせるようになりました。
  • 毎日読み合いを行うことで、子どもたちの絵本への興味が出てきたり、集中力が高まったりしてきたと感じます。
  • 絵本に対して以前より集中して見られるようになってきていると感じます。
  • 繰り返し絵本の読み合いを行うことに対して、子どもたちの反応が大きかったです。
  • 絵本に興味を示すようになり、絵本をよく見るようになりました。
  • より絵本が好きになり、少しの時間でも絵本を読みたいと子どもたちから言ってくるようになりました。
  • 絵本が大好きになり、始まると静かに耳を傾けている子が増えました。

市川園以外のサンライズキッズ他園の保育士回答

  • 以前より集中して絵本を見られるようになりました。
  • 物事に集中することに対する強弱の付け方などを学び、子どもの集中する時間が長くなったように感じます。
  • お話を覚えていたり、楽しみにしていたり、興味関心や集中してみる力が育まれたように思います。
  • とくに2歳児では、戸外遊びの時に見たものが絵本に出てきたものと似ていたり同じだったりすると、知らせたり、それに対してイメージをふくらませてみたり、また会話や遊びの中でお話と同じ内容を取り入れてみたりするなど、遊びの中で絵本のストーリーを取り入れ、より想像力豊かに遊ぶ姿が見られました。
  • 散歩中や戸外遊び時に「絵本に出てきた〇〇だね」と話して発見を楽しむ姿が見られました。
  • 絵本に興味を持つ子どもが増えたと感じました。また、語彙が増えたことに成長を感じます。
  • 絵本の中に登場するものを、現実に存在するものの中から見つけたり、言葉を繰り返しているうちに覚えたりしました。
  • 集中力が高まり、座ってじっと絵本の話を聞く姿が増えました。
  • 登場人物の心情を想像することで他者の気持ちを考えてみる想像力が養われたり、語彙を身に付けたりすることができました。
  • 絵本の展開を覚えて発語したり、一緒に笑ったり驚いたりするようになりました。
  • 集中力がつき、全体の読み合いを静かに聞けるようになりました。
  • 年度終わりでは長めの絵本 ( 内容によるが年中向き ) の絵本を静かに聞けるようになるほど集中力がつきました。
  • 物事に対する集中力が高まり、言葉からの想像力も育まれたと感じます。
  • 子ども達の言葉や発声が日を増すごとに増えていると感じました。
  • 絵本の読み合いを通して、集中力の持続が感じられました。最初は短い絵本でも立ってしまったり飽きてしまったりする園児もいましたが、年度後半に差し掛かるにつれて長い絵本が聞ける様になりました。職員の話もしっかり聞くことができるようになったと思います。
  • 絵本が好きになり、お気に入りの絵本を保育士と一緒に楽しもうとしたり、さまざまな興味や疑問を持ったりしながら絵本を見るようになりました。
  • 集中が続くようになり、座って絵本を読んだり、じっと見たりすることができるようになりました。
  • 絵本に出てくる単語を覚え、そこから発語につながっていったと感じます。
  • 楽しそうに読む姿が見られ、何度も繰り返し読むことで自分で内容を覚えて読んでいく姿も見られました。
  • 絵本を読むことについてイメージを膨らませて発展させて楽しむ姿が見られました。
  • 毎日読み合いする時間があり、子どもたちも興味を持って見ることができていたと思います。
  • 絵本をじっくりみて楽しむ姿が多くなりました。「絵本をみたい」と、手に取る姿が増えたと感じています。
  • 語彙が増えたり、絵本への興味を持ったりするようになりました。
  • 絵本を集中してみる時間が増え、少しずつ長い話も聞けるようになっています。
  • 繰り返し読み合いすることにより絵本への関心や興味を持つことができるようになりました。絵本を楽しみにするようになりましたし、言葉の模倣も楽しむことができるようになりました。
  • お気に入りの絵本ができ、読み合いの時間を喜ぶ姿が見られました。また絵本の中の言葉を覚え、一緒に読む子どももいました。
  • 絵本で描かれている絵の色づかいやお話の展開に興味関心が広がり、想像力が高まっていました。

絵本の読み合いを振り返り、良かった点や反省点、
来年度につなげたい点がございましたらご記入ください。

  • 実際の絵本を読み合いしていただいて、わかりやすかったです。
  • さまざまな絵本を知れて良かった。毎月の絵本の読み方も教えていただき実践できた。
  • 好きな絵本が子どもたちの中でうまれていったことがよかった。
    年度の後半には長い物語も楽しめるようにしていきたい。
  • 季節感や発達によりあった絵本を読んでいきたいた。
  • 子どもたちの反応が大きかったり、集中して絵本の世界へ入り込むことができるようになったので良かった。