2023-05-18ワーキングメモリはコミュニケーションの力も必要 51件のいいね!
ワーキングメモリは、物事を覚える時だけではなく、他者とコミュニケーションをとる際にも重要なはたらきをします。
ワーキングメモリの力が落ちてくると、人の気持ちと自分の気持ちを並行的に処理する作業がきつくなってくるので、わがままというか、自己中、自己愛といわれる状態になりやすくなります。
人の気持ちを酌むこと自体が大変になって、引きこもりがちになったりもします。
ワーキングメモリは、物事を覚える時だけではなく、他者とコミュニケーションをとる際にも重要なはたらきをします。
ワーキングメモリの力が落ちてくると、人の気持ちと自分の気持ちを並行的に処理する作業がきつくなってくるので、わがままというか、自己中、自己愛といわれる状態になりやすくなります。
人の気持ちを酌むこと自体が大変になって、引きこもりがちになったりもします。
前回の問題で前々回した問題の数字だけ覚えるより4つの言葉を覚えるのは、大変だということもわかっていただけたかと思います。
ワーキングメモリには、視空間メモパッドと音韻ループという2つのバッファ(記憶装置)があります!
脳にメモするにしても、画像にしてメモをする人もいれば、音のループでメモする人もいるかもしれません。
目の記憶と耳の記憶をうまく組み合わせることが、ワーキングメモリを働きやすくさせることに繋がります!
私たち大人にとって重要なのは、いかにしてワーキングメモリの力を低下させないか、子どもたちにとって重要なのは、いかにしてワーキングメモリの力を伸ばすのか
<記憶テストをしてみよう>
次の言葉を覚えてください。
「つくえ、ゆり、こおり、まぶた」
覚えたら、知的作業をします。
「富士の山」
を、逆から言ってください。
さて、先ほど覚えてもらった言葉は何でしたか?
声に出して答えてください。
この問題もできたかどうかが重要なのではありません。
脳のメモ帳を複数枚使うとはどういうことか、実感できましたね。
前回の実験をしていただくと例えば子どもが「69+74」という
繰り上がりの計算ができるようになるのも、結局、
ワーキングメモリが発達していく。ということも
理解していただけるのではないでしょうか。
自力でこの実験をやるとなると、脳のメモの力、
つまりワーキングメモリの力が必要になります!
脳にメモをして、よけいな情報を抑制して、答えを出す。
今日は少し「脳のメモを多重に使う」とはどういうことか、体験していただきましょう。
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この4つの数字「3・5・2・6」を覚えてください。
その後で知的作業をし、また数字を思い出していただきますのでしっかりと覚えておいてくださいね。
『○△』丸は三角の向かって左にない
この文章は合っているか間違っているか、声に出して答えてください。
はい、問題です!
さっき覚えてもらった数字は何ですか?声に出して答えてください。
これで「脳のメモ帳を多重に使う」ということの意味がわかったかと思います!
日常的に頭を使っている人、身体を動かしている人、人とかかわっている人が知性が落ちにくい傾向にある。
小さい時に比べると、20代・30代・60代・・・と年を取るにつれて経験、知恵、知識が多くなり知性が伸びる!
どれだけの経験を積んでいくかが大切です!
考える力の成長については、「この時期を逃すとたいへん!」ということはありませんのでご安心ください。
ゆっくりと育つ部位ほど、遺伝的な影響よりも環境的な影響を強く受けます。
臨界期、感受性期とは、「その時期がもっともその機能が育ちやすい時期」「その時期を逃すとなかなか成長しない」という意味。
ですが、その例としてしばしば引用されるのが、視覚野です。考える力の成長は関係ない!
『前頭葉(下段の脳の上部)のあたりは、ほかの脳の部位に比べて随分ゆっくりと成長していく』
前頭葉にもたくさんの部位があります。
その中でも「角回」という部位は、幼児期から小学校低学年くらいまでに特に発達することがわかっています!
「角回」とは、読字や比喩の理解に関わる部位です。
想像が膨らみ活動が増す部位でもあるので、乳児期・幼児期における絵本の読み聞かせは大切だと言えます!
「作業のための記憶。何らかの知的な作業をするために、外部からの情報や記憶を一時的に記憶すること」
記憶や情報を「脳のメモ帳」に一時的に貼り付け、何らかの作業をする
この力が、考える力や段取り力の基礎だというわけです。
脳のメモを複数枚使うには、・一方のメモリ(記憶)を弱めることが必要!
・頭の働きを一部「止める力」も必要!
「頭のよさ」の大きな要素は、「ワーキングメモリ―の力」と「やる気」!
ワーキングメモリ・・・作業記憶(大脳の前頭葉が持つ)
何事にも、゛やる気“があれば自分の力になる!