丈夫な体と心をつくる 体操
子どもたちは、全身を使ってのびのび体を動かすことが大好きです。体を動かすことは、子どもたちの成長に様々な影響を与えてくれます。
そこで、サンライズキッズがおススメしたいのが体操。様々な体の動かし方を知り、運動機能を向上させることができるだけでなく、丈夫な心を形成することもできます。
目次
体操のメリット
1.生活リズムが整う
正しい生活リズムとは、1日3食を決まった時間に摂り、夜も同じ時間にたっぷりと睡眠をとることです。規則的な生活リズムを毎日続けることで、健康的な生活習慣が身に付いていきます。
そのために効果的なのが適度な運動。子どもも体を動かすと体力を消耗するので、回復のために食事や睡眠を正しい方法でとるようになるのです。
すると体調がリセットされて、翌日また元気なスタートを切ることができるでしょう。
2.基本的な運動能力が培われる
体操やダンス、運動遊びなどで筋肉や関節といった体の様々な部分が刺激されるので、基本的な運動能力が養われます。また、多様な動作を体験することで自然と体の動かし方を覚えることができると、さらに運動能力が高まるでしょう。
3.表現力が高まる
音楽に合わせながら体を動かすリズム体操やダンスも、体操の一種です。リズム感が養われるのはもちろん、自分が感じたイメージを体で表すことも多いので、表現力を高めることができます。
4.精神面で成長することができる
体操の時間中は、すべてスムーズに達成できるとは限りません。何かの壁に直面した際に、すぐに諦めてしまうことも簡単です。しかし、ここで諦めずに努力する大切さを経験することで、難しいことにも立ち向かいやり遂げる、という精神的な成長に繋がります。
5.良い友達関係を築くことができる
高槻園の様子
体操の時間中は、ペアになって準備体操を行ったりチーム戦でゲーム形式の運動を行ったりなど、友達と共同作業することも少なくありません。子どもたちは周りとの集団行動により自然とコミュニケーション力が上がり、友達と協力する喜びを知ることもできます。
そして、このときの経験から、その後も良い友達関係を築くことができるようになるでしょう。
0・1・2歳から体操をさせるメリット
1.体が柔らかくなる
あらゆる動作を取り入れながら体を動かすことで、体全体をほぐして柔らかくすることができます。特に関節が柔らかくなると体を動かしやすくなるので、無理をせずに様々な運動ができるように。
また、怪我をしにくくなるという効果も期待できます。
2.体が丈夫になる
前述したように、習慣的に体操する子は規則正しい生活リズムが身に付き、健康的な体へと成長していきます。加えて、体を動かすことで免疫力が高まり様々なウイルスにも強くなるので、さらなる健康維持が可能です。
年齢別おススメの運動遊び
●0歳児:ボールまてまて
高槻園の様子
0歳の赤ちゃんもハイハイやずりばいができるようになって視野が広がると、周りにある様々なものに興味を示すようになります。
そんな赤ちゃんの近くにカラーボールを転がしておくと、ボールを取ろうと手を伸ばしたりボールが置いてある所まで進んで行こうとしたりするはず。発達に応じて赤ちゃんとボールの距離を調節して、ハイハイやずりばいを促しましょう。
●1歳児:1本橋遊び
平均台や1本橋を使って1歩1歩足を動かすことで、バランス感覚を養うことができます。1歳くらいの子はまだ自分の力だけでバランスを取るのは難しいので、パパやママが手を繋ぎながらゆっくりと進んであげて、バランスをとりながら歩くという感覚を伝えていきましょう。
●2歳児:表現遊び
2歳ころになると、リズム体操やダンスの振り付けもできるようになってきます。そこでおススメなのが、動物や生き物に変身する表現遊び。
子どもにも親しみのある犬やウサギ、ちょうちょなどの動きを取り入れることで、ハイハイやジャンプ、腕を大きく動かす動作など、様々な動きを楽しむことができるでしょう。
おうちで運動遊び
高槻園の様子
ふれあい遊びなら、赤ちゃんと一緒に簡単に運動遊びができます。誰もが1度は耳にしたことがあるトトロの主題歌「さんぽ」に合わせて、おうちでもぜひふれあい体操に挑戦しましょう。
赤ちゃんを仰向けに寝かせたら、「歩こう歩こう」という歌詞と一緒に赤ちゃんの足を優しく上下や左右に動かします。その後も歌に合わせて手を動かしたりお腹をコチョコチョしたりなど、リズムを感じながらお子さんの体をほぐしていきましょう。特にコチョコチョするとき、赤ちゃんも笑顔になってくれるはずです。
なお、手足を動かす際は、赤ちゃんに無理がないように優しく動かしてあげましょう。
体操にピッタリの歌
とまとん体操
「おっとっとっとトーマート」というリズミカルな歌に合わせて、トマトになったつもりで体を動かします。ジャンプをしたりなど、小さい子でも楽しく体を動かせるでしょう。
トマトが苦手な子も、この体操を踊ることでトマトを食べるようになるかもしれません。
からだ☆ダンダン
子どもたちも大好きなこの歌に合わせて、体をほぐすような動きから様々な動物に変身する動きまで、あらゆる動きを楽しむことができます。
おいものたいそう
「おいものたいそう1・2・1・2」という歌詞に合わせて、ゆっくりしたテンポで体を丁寧に動かします。動きも難しくないので、すぐに覚えることができるでしょう。
大阪府内や高槻市内で体を動かして遊べるスポット
[屋外]
- ・南平台中央公園
緑に囲まれている公園で遊具もあり、子どもたちが自然を感じながら遊ぶことができるでしょう。 - ・津之江三丁目さざんか公園
色鮮やかな複合遊具やブランコが設置されている、あらゆる年代の子どもたちが楽しめる公園です。 - ・登町中央公園
草花や虫など、自然を身近に感じながらのびのびと過ごすことができる公園です。
[屋内]
- ・高槻市立子育て総合支援センターカンガルーの森(高槻市)
- ・キッズキャッスル界(堺市)
- ・Bbビィビィ(箕面市)
ボール遊びやマット遊びなどを取り入れながら、サンライズキッズ保育園高槻園では体操のカリキュラムに積極的に取り組んでいます。体操で、子どもたちの体の成長だけではなく心の成長もバランスよく促すことが可能です。
楽しい雰囲気の中でそれぞれの発達に応じた遊びを取り入れるなど、今後も様々な工夫を重ねていきたいと思います。
保育士の振り返りアンケート結果
「体操カリキュラム」のねらい・活動内容は園児たちの年齢や発達に合っていたか。
高槻園の保育士回答
- 体操を何度もするうちに馴染みのある曲を踊るようになりました。
- カリキュラムの時間外にも歌を歌ったり踊ったりする姿がみられました。
- 音楽に合わせた体操が特に好きで、体操カリキュラム外でもよく行っていました。
- 体操に興味がなかった子どもが、少しずつ音楽に合わせて身体を動かすようになり成長を感じました。
- 体の動きが活発になったり、身体機能が向上したりしたように感じました。
- 保育士や他児の模倣をしながら、身体のさまざまな部位を動かせるようになりました。
- 最初はあまり乗り気でなかった子も、周りが楽しそうに活動しているのを見て積極的に参加するようになりました。
- 身体を動かすことが好きな子どもたちなので、積極的に楽しそうに取り組むようになりました。
- 新しい体操も毎週することで覚えていき、進んで体操をしてくれています。
- 覚えた体操を楽しむように体を動かすようになりました。
高槻園以外のサンライズキッズ他園の保育士回答
- 個々に体力がつき、自ら身体を動かそうとする姿が見られるようになりました。
- マット運動の際に前転が上手くなる子どもが多数見られました。
- 保育士が大きく動くと子どもたちも保育士の模倣をして大きな動きになります。
- 初めの頃よりボールなどの扱い方、マットの上での身体の動かし方などが上手になってきたと思います。
- 研修の内容をサーキット遊びに取り入れることで、いつもとは違った運動に興味を示し、楽しみながら参加している姿が見られました。
- 年齢にあった身体の動かし方に挑戦しようとする姿が見られました。
- 初めは部屋の隅っこで様子見をしている子もいましたが、体操の音楽が流れると楽しみながら体を動かす姿がみられました。
- 研修を参考に体操をしたことで、マットやフープを取り入れると楽しそうにしている様子がみられました。
- 運動能力はもちろんですが、順番に並んだり、保育士の言葉をしっかり聞いて行動したりすることができるようになりました。
- 繰り返し同じ内容の体操を何度か行うことで体の動きを覚えたのか、以前よりもジャンプ力やバランス感覚か向上していることを実感しました。
- 教えていただいた動きを楽しく取り入れることで、身体を動かすことが楽しいと思ってくれるようになったと思います。
- 以前より、公園の遊具にも積極的に挑戦するようになりました。
体操を振り返り、良かった点や反省点、
来年度につなげたい点がございましたらご記入ください。
- 子どもがもっと楽しめる体操を考えていきたい。
- 決められた時間でやるより、子どもの様子に合わせて取り組めたえらもっと向上すると思う。
- いろんな体操やカリキュラムに沿った内容を無理なく実践でき、子どもも喜んで取り組めていたので、来年度も楽しみながらやっていきたい。
- 教えて頂いた体操を取り組む機会がなかったので、来年度は時間を取れるようにしていければ良いと思います。
- 体を動かすことが好きな園児が多いので、体操のカリキュラムの時間は生き生きとしているように感じられた。保育者の連携で、大きな怪我なくカリキュラムができた。