ことばや集中力が身につく 絵本の読み聞かせ|小規模認可保育園 加西市北条町【サンライズキッズ保育園 加西園】【公式】

かさいえん
加西園
兵庫県加西市北条町横尾字城ノ内1108番、1105-1
050-5807-2403 (平日10:00-17:00 )
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サンライズキッズ保育園 加西園のカリキュラム

ことばや集中力が身につく 絵本の読み聞かせ

乳幼児期に絵本の読み聞かせを行うことで、心身の発達にとても良い影響を与えることはもうご存じですよね。
絵本を読む声は子どもに安心感を与え、聞く力や想像力を養う効果があると言われています。サンライズキッズ保育園 加西園では毎日たくさんの絵本の読み聞かせを行い、絵本との出会いを大切にしています。
ここでは絵本の読み聞かせをする意義と、0・1・2歳児に合った絵本はどんなものかをご紹介します。また、加西市にある図書館もご紹介しますので、ぜひ親子でたずねてみてくださいね。

目次

絵本の読み聞かせをする意義

1.集中力が高まる

加西園の様子

信頼できる大人が気持ちを込めて絵本を読むことで、子どもは絵本の世界に入り込めます。
まずは短い繰り返しの表現が多い絵本から始め、徐々に物語がメインの絵本に移行していくことで、夢中になって絵本の世界に浸れるようになります。これがやがて集中力のアップにつながっていくのです。
絵本の読み聞かせをする時間を習慣化するのもおすすめです。
例えば、お昼寝前や夜寝る前に読むなど習慣化することで、子ども自身も生活の見通しを付けられるようになります。「絵本を読んだら寝るんだな」と子どもなりに理解できるため、落ち着いて絵本に集中できるでしょう。
サンライズキッズ加西園では、活動の節目やお昼寝前に絵本の読み聞かせを行っています。
次の活動に移る前に絵本を読み聞かせると、一度気持ちがリセットされ安定します。そうすれば、次の活動に集中して取り組むことができるようになります。

2.気持ちの安定につながる

安心できる大人と一緒の時間を共有することは、気持ちの安定につながります。絵本を読む時間が楽しかったと思えれば、そんな楽しい体験を共有できたことで、さらにお互いの信頼度も高まっていくでしょう。
初めて保育園に登園する時は子どもも大人もとても緊張しています。そんな時でも、絵本の読み聞かせを行えば、子どもたちの緊張感が少しずつ和らいてくるのです。

3.言葉を習得できる

同じ絵本の読み聞かせを繰り返し行うことで、字は読めなくても、聞いた言葉を覚えていきます。子どもは覚えた言葉の真似をします。そしていろいろな言葉を真似しながら、徐々に言葉を獲得していき、少しずつ日常生活の中で使えるようになるのです。
また、子どもにとって自分の気持ちを言葉にして表現するのはとても難しいこと。気持ちの表現を分かりやすく絵本にしているものもあるので、活用していくとよいでしょう。

4.コミュニケーション能力がつく

加西園の様子

絵本にはさまざまな物語があります。登場人物やキャラクターも様々です。
登場人物の性格や言動を通して、“どうしてこうなってしまったんだろう”“どうしたらよかったのだろう”と、子ども自身が絵本の世界に入って考えられるようになります。
このように、相手の立場に立って考えたり、共感したりすることによって、コミュニケーション能力が備わってくるのです。

0・1・2歳児向けの絵本ってどんな絵本?

0歳児向けの絵本選びはここに注目!

●色彩がはっきりしているもの
●語りかけて読めるもの
●繰り返しの言葉があるもの

0歳児は文字よりも色鮮やかな絵や形に興味を持ちます。そのため、色彩がはっきりした絵本の方が興味を持って見てくれます。
また、文字がなく絵だけの絵本もおすすめ。大人は絵を見ながら言葉を考え、語り掛けるように読んでみると、子どもたちも喜ぶでしょう。特に「ふわふわ」「びーびー」など、擬音を繰り返す表現は、子どもたちは大好きです。

手先が使えるようになると、絵本を破りたくなる子もいます。サンライズキッズ加西園では、絵本を破ってしまった場合、「びりびり痛かったね」「撫でてあげようか」など、保育者が絵本の気持ちを代弁するようにして子どもたちに伝えています。この方が子どもたちにもわかりやすく伝わるからです。
また、子どもたちに触らせるのは厚手の絵本にし、薄手の絵本は読み聞かせ用にするなど、使い分けも行っています。

1歳児向けの絵本選びはここに注目!

●絵本に合わせて体を動かせるもの
●日常会話を楽しむもの
●簡単なストーリーがあるもの

1歳児になると、繰り返し言葉がメインの絵本だけでなく、簡単なストーリーのある絵本も徐々に楽しめるようになってきます。起承転結のある絵本でも、子どもなりに展開を楽しめるようになってくるでしょう。
大人が読み聞かせをすると、笑ったり指さしをしたりしながら、子どもたちから語り掛けてくれることも増えます。
また、ストーリーを楽しむ以外にも、ジャンプをしたりしゃがんだりなど、絵本の動作を真似して体を動かしながら遊べる絵本もあります。大人も一緒に動作を真似してみると、子どもたちはとても喜ぶでしょう。

2歳児向けの絵本選びはここに注目!

●簡単な図鑑になっているもの
●生活習慣に関連しているもの

天気の良い日に公園に散歩に出かけると、いろいろな動物や植物に触れる機会があります。屋外で見つけた動物や植物を図鑑で見つけてみたり、逆に図鑑で見つけたものを外に探しに行ってみたりすると、外遊びに期待感を持って出かけられるのではないでしょうか。
2歳児は身の回りのことに興味津々。3歳近くなるとトイレトレーニングも始まる時期です。こんな時に絵本があると、子どもたちも楽しんで取り組んでくれます。
サンライズキッズ加西園では、その他にも行事に関する絵本や季節感のある絵本も積極的に取り入れています。
また、絵本と一緒に紙芝居も同じ基準で選んでいます。子どもたちにとって、紙芝居は絵本とはまた違った見え方をするようで、絵本に飽きたかなと感じる時期に紙芝居に変えてみると、子どもたちは新鮮に感じられるようで、興味をもって見てくれます。

絵本を読み聞かせする時のポイント3つ

①絵本は見えやすいように持つ

手で絵を隠さないように気を付けましょう。絵本の高さにも気を配り、見えやすい位置で絵本を持ちます。
サンライズキッズ加西園では、読み聞かせ前に、保育者同士でお互いに読み聞かせ合ったりして練習を行うこともあります。

②声に抑揚をつける

加西園の様子

絵本を読むとき、たんたんと文字だけを読んでいっても、子どもたちには楽しさや世界観は伝わりません。ストーリーやキャラクターに合わせ、抑揚をつけて読んでいきます。
読む速さを変えてみたり、声の大きさや高さを変えてみたりすると、さらに絵本が楽しく感じられるでしょう。
ページをめくるときにわざと間を作ったりすると、子どもたちの想像力が広がり、絵本の世界観が広がるでしょう。ちょっとしたドキドキ感を味わいながら絵本を楽しんみてはいかがでしょうか。

③最後に表紙と裏表紙を見せる

絵本の表紙や裏表紙には、小さな物語が隠れていたり、絵がつながっていたりするのをご存じですか?サンライズキッズ加西園では、絵本を読んだ後に表紙と裏表紙を広げて子どもたちに見せています。

加西市で絵本に親しむなら

絵本選びに迷ったら、まずは図書館に行ってみてください。
ただ子どもを連れて行くと、騒いだり走り回ったりして周りに迷惑をかけるのではないか、と思っている保護者の方もいるかもしれません。
ですが、一般的にこども用の絵本コーナーは、他の本とは少し離れているところにあり、しっかりと区切られているので心配ないでしょう。
中には、小さい椅子やテーブルがあり、その場で読み聞かせができるようになっている施設もあります。
本屋さんで絵本を選ぶ前にまずは図書館に行って、子どもがどんな絵本に興味を示すのか下調べをするのも一つの手です。子ども自身に絵本を選んでもらい、それを読んであげるのもいいでしょう。
また、お父さんやお母さんが子どものころに好きだった絵本を選んでみるのもいいですね。

★加西市立図書館 

・開館時間:10時から18時
・休館日:館内整理日(毎月末日)・年末年始・特別整理期間(市広報などでお知らせしています)
《※毎週土曜日、ボランティアの方々による「おはなし会」》
毎月第2・3木曜日、0歳児からの小さなお友だちを対象に「親子で楽しめるおはなし会」と、「小さい子も楽しめるおはなし会」を実施しています。
詳しくは、加西市のホームページをご覧ください。

絵本の読み聞かせは、子どもだけでなく、大人の心も豊かにしてくれます。一番大切なことは、お家の方も絵本を楽しむこと。
難しく考える必要はありません。初めはお家の人が読みたい、読んであげたいと思う絵本から読んであげてください。最初は短い時間で構わないので、子どもと一緒に絵本を楽しむ時間を作りましょう。
サンライズキッズ加西園では、毎日たくさんの絵本を子どもたちに読み聞かせながら、保育士も一緒に楽しんでいます。
子どもの興味のある絵本や読み聞かせのコツなど、わからないことがあれば気軽に保育士者にご相談くださいね。

令和4年度 保育士の振り返りアンケート結果

「絵本の読み聞かせ」を通して、子どもたちに変化が見られたか。
また、変化が見られた場合どのような変化が見られたか具体的に記載してください。

保育士の振り返りアンケート結果

加西園の保育士回答

  • お気に入りの絵本を繰り返し「読んで」、と持ってくるようになりました。
  • 以前より集中して絵本を見られるようになりました。
  • お話を覚えていたり、楽しみにしていたり、興味関心や集中してみる力が育まれたように思います。
  • 集中力が高まり、座ってじっと絵本の話を聞く姿が増えました。
  • 絵本の展開を覚えて発語したり、一緒に笑ったり驚いたりするようになりました。
  • 集中が続くようになり、座って絵本を読んだり、じっと見たりすることができるようになりました。
  • お気に入りの絵本ができ、読み聞かせの時間を喜ぶ姿が見られました。また絵本の中の言葉を覚え、一緒に読む子どももいました。

加西園以外のサンライズキッズ他園の保育士回答

  • 物事に集中することに対する強弱の付け方などを学び、子どもの集中する時間が長くなったように感じます。
  • 落ち着いて最後まで絵本に集中して見られるようになりました。
  • お話を楽しみにしたり、お話に集中したりする力がつきました。
  • 絵本に出てくる簡単な言葉や音を覚えたり、絵本の読み聞かせの時間を繰り返すことで集中してお話を聞けるようになったりしています。また、落ち着いて静の時間を過ごせるようになりました。
  • 毎日読み聞かせを行うことで、子どもたちの絵本への興味が出てきたり、集中力が高まったりしてきたと感じます。
  • とくに2歳児では、戸外遊びの時に見たものが絵本に出てきたものと似ていたり同じだったりすると、知らせたり、それに対してイメージをふくらませてみたり、また会話や遊びの中でお話と同じ内容を取り入れてみたりするなど、遊びの中で絵本のストーリーを取り入れ、より想像力豊かに遊ぶ姿が見られました。
  • 絵本に対して以前より集中して見られるようになってきていると感じます。
  • 繰り返し絵本の読み聞かせを行うことに対して、子どもたちの反応が大きかったです。
  • 散歩中や戸外遊び時に「絵本に出てきた〇〇だね」と話して発見を楽しむ姿が見られました。
  • 絵本に興味を持つ子どもが増えたと感じました。また、語彙が増えたことに成長を感じます。
  • 絵本の中に登場するものを、現実に存在するものの中から見つけたり、言葉を繰り返しているうちに覚えたりしました。
  • 登場人物の心情を想像することで他者の気持ちを考えてみる想像力が養われたり、語彙を身に付けたりすることができました。
  • 集中力がつき、全体の読み聞かせを静かに聞けるようになりました。
  • 年度終わりでは長めの絵本 ( 内容によるが年中向き ) の絵本を静かに聞けるようになるほど集中力がつきました。
  • 物事に対する集中力が高まり、言葉からの想像力も育まれたと感じます。
  • 子ども達の言葉や発声が日を増すごとに増えていると感じました。
  • 絵本の読み聞かせを通して、集中力の持続が感じられました。最初は短い絵本でも立ってしまったり飽きてしまったりする園児もいましたが、年度後半に差し掛かるにつれて長い絵本が聞ける様になりました。職員の話もしっかり聞くことができるようになったと思います。
  • 絵本が好きになり、お気に入りの絵本を保育士と一緒に楽しもうとしたり、さまざまな興味や疑問を持ったりしながら絵本を見るようになりました。
  • 絵本に興味を示すようになり、絵本をよく見るようになりました。
  • 絵本に出てくる単語を覚え、そこから発語につながっていったと感じます。
  • 楽しそうに読む姿が見られ、何度も繰り返し読むことで自分で内容を覚えて読んでいく姿も見られました。
  • 絵本を読むことについてイメージを膨らませて発展させて楽しむ姿が見られました。
  • より絵本が好きになり、少しの時間でも絵本を読みたいと子どもたちから言ってくるようになりました。
  • 毎日読み聞かせる時間があり、子どもたちも興味を持って見ることができていたと思います。
  • 絵本をじっくりみて楽しむ姿が多くなりました。「絵本をみたい」と、手に取る姿が増えたと感じています。
  • 語彙が増えたり、絵本への興味を持ったりするようになりました。
  • 絵本が大好きになり、始まると静かに耳を傾けている子が増えました。
  • 絵本を集中してみる時間が増え、少しずつ長い話も聞けるようになっています。
  • 繰り返し読み聞かせることにより絵本への関心や興味を持つことができるようになりました。絵本を楽しみにするようになりましたし、言葉の模倣も楽しむことができるようになりました。
  • 絵本で描かれている絵の色づかいやお話の展開に興味関心が広がり、想像力が高まっていました。

絵本の読み聞かせを振り返り、良かった点や反省点、
来年度につなげたい点がございましたらご記入ください。

  • 実際の絵本を読み聞かせていただいて、わかりやすかったです。
  • さまざまな絵本を知れて良かった。毎月の絵本の読み方も教えていただき実践できた。
  • 好きな絵本が子どもたちの中でうまれていったことがよかった。
    年度の後半には長い物語も楽しめるようにしていきたい。
  • 季節感や発達によりあった絵本を読んでいきたいた。
  • 子どもたちの反応が大きかったり、集中して絵本の世界へ入り込むことができるようになったので良かった。