豊かな感性や表現力を伸ばす リトミック
リトミックには子どもたちの成長や発達を促す様々な効果があること言われていて、最近では0歳児からできる習い事としても非常に人気です。
しかし、具体的にリトミックとはどのようなことをするのか、説明できない人は少なくありません。
このページでは、サンライズキッズのカリキュラムのひとつでもある、リトミックの効果や学習方法などについてご案内します。
目次
リトミックの種類
観音新町園の様子
リトミックには大きく分けて3種類あります。
1つ目はリズム運動です。音にあわせて体を動かし、知的能力を養います。
続く2つ目はソルフェージュ。楽譜を読んだり歌を歌ったり、音楽の基礎を身に付けることです。
最後の3つ目は即興演奏で、その名の通り音楽を即興で演奏します。
リトミックとは、この3つを軸に子どもたちが楽しくできる音楽教育のことをいいます。
リトミックが子どもに与えるメリット
▼集中力アップ
リトミックの基本は、耳で聞いた音を表現すること。このとき集中して音や音楽を聞くので、集中力が鍛えられます。すると小学校に上がってからも、授業に集中していられるように。
ほかにもいろんな場面で集中力は大切なので、幼い頃から身に付けておけば子どもとっては将来的にも大きな助けとなるでしょう。
▼社会性が身に付く
リトミックを通して音楽を表現するという経験を重ねると、将来、様々な人と関わるときに、自分の考えを上手く表現することができるでしょう。
また、周りの友だちと一緒にリトミックを受けることで、自分とは違う表現を受け入れられるようになるので、多様性の理解にもつながるでしょう。
▼運動能力の基礎になる
運動神経が良い子はリズム感も優れています。リズム感はあらゆるスポーツに通じるので、将来お子さんにスポーツをさせたいのであれば、幼い頃のリトミックは最適な習い事といえます。
▼心と体のバランスが整う
音楽は人の心を癒やしてくれます。赤ちゃんがお母さんのお腹にいるときに音楽を聞かせると、胎教に良いというのは有名な話です。
リトミックの時間に音楽を聞いてその音やリズムに身をゆだねると、自律神経や心と体のバランスが整って、子どもの健やかな成長が促されます。
なぜ乳幼児のころからリトミックを始めるのか
子どもがリトミックで得られる能力はたくさんありますが、すべてすぐに身に付けられるというわけではありません。長く続けるからこそ、効果が実感できるようになるのです。
年齢別のリトミック
リトミックにも、年齢別に適したやり方があります。サンライズキッズ保育園観音新町園でも、子どもの成長に沿ったねらいを設定しています。
●0歳児
0歳の赤ちゃんは、歌やメロディ、楽器やリズムといった様々な音と初めて触れ合います。大人と一緒にいろんな音や音楽とたくさん触れあってその楽しさを味わうのが、0歳児向けのリトミックです。
●1歳児
1歳ころになったら、リトミックで全身運動。ゆっくりした音楽に合わせて、大人と一緒に体を動かすことを楽しみます。
●2歳児
観音新町園の様子
2歳ともなれば、友だちとリトミックを一緒に楽しめるようになります。このころのおススメは、ボールを使ったリトミック。リズムに合わせて友だちや大人と渡し合います。「はい、どうぞ!」「ありがとう」と声をかけることで、挨拶も覚えることができるでしょう。
地域の支援センター
広島市内には数多くの子育て支援センターがあり、保育士や助産師、保健師が育児相談に乗ってくれたり、子どものためのイベントが企画されていたり、子育て世代のお母さんの味方です。
そんな子育て支援センターは広島市西区にもあります。
▼にしくニコニコひろば
※利用するには予約が必要です。広島市ホームページをご覧ください。
https://www.city.hiroshima.lg.jp/site/nishiku/5765.html
※毎週木曜日には、オンラインで子育て情報が配信されているようです。「ニコたん るんるん広場」ではふれあい遊びもオンラインで楽しめます。
おうちリトミック
ご家庭でも簡単にできるリトミックをご紹介します。すぐにできるので、親子でぜひ楽しんでください。
▼触れ合い遊び
ふれあい遊びは、0歳から楽しむことができます。
たとえば「ちょちちょちあわわ」の歌で歌いながらお子さんの体に触れたり、「いっぽんばし」の歌ではくすぐることを楽しめます。くすぐられるお子さんの反応も楽しんでください。
▼まほうつかいごっこ
観音新町園の様子
「〇〇になーれ」と言ってお子さんに魔法をかけてみましょう。
例えば「いぬになーれ」など、簡単な動物から始めると、お子さんもイメージしやすいはず。できるようになったら、「星になーれ」や「飛行機になーれ」など、少しずつ難しくしましょう。
▼椅子すわりゲーム
椅子取りゲームに似ている遊びですが、椅子取りゲームと違って椅子を人数分用意します。それ以外のやり方は同じ。音楽が鳴っているとき椅子の周りを歩いて、音楽が止まったら座りましょう。即時反応力も養われます。
サンライズキッズ保育園観音新町保育園でも、前述の年齢別リトミックをはじめとする様々なリトミックをみんなで楽しんでいます。
保育士たちは、子どもたちが基本的な身体能力を高めて毎日を健康的に過ごせるよう、環境整備や内容の充実を図っています。リトミックで培った集中力や表現力を、子どもたちが今後の生活にも生かしてくれたら幸いです。
そんな、サンライズキッズ保育園観音新町園で、大切な時期を一緒に楽しく過ごしませんか?入園のご希望や見学など、お気軽にお問合せください。
保育士の振り返りアンケート結果
リトミックを取り入れることで、リトミックカリキュラム研修を通して、
子どもたちに変化が見られたか。また、変化が見られた場合
どのような変化が見られたか具体的に記載してください。
観音新町園の保育士回答
- 音楽が流れたり、保育士の手拍子などに自然に反応して身体を動かしたりする姿が見られるようになりました。
- 音楽を聞いてリズムを取れるようになってきました。
- さまざまな音の聴き分けができるようになりました。
- リズムの拍を意識する姿が見られるようになりました。2 歳児になると音の強弱、早さの変化など、自分で気づき、動作につなげられるようになったと感じます。
- 子どもたちが音楽やリズムに親しむ経験を重ねたことで、新しい曲や活動にも積極的になったり、朝の会などでの季節の歌を楽しんだりする姿が増えました。
観音新町園以外のサンライズキッズ他園の保育士回答
- 音楽を聴いて楽しそうに反応するようになりました。音の高低やリズムを感じられるようになりました。
- 歌に合わせて手拍子をしたり、首をふったりするようになりました。
- みんなでリズムに合わせて楽しむような雰囲気をもち、自由な表現を楽しんでいるようになってきたと思います。
- ピアノを使って取り組むことで興味をもち、音をよく聞こうとしていました。
- 遊びの中でカリキュラムごっこをしたり、ピアノに親しみを持ったりしていました。
- カリキュラム活動に積極的に取り組むようになったと感じました。
- 楽器を使った際、初めは自由に楽器を鳴らしていたが、今では保育士やピアノの音に合わせて楽器を鳴らす姿がみられるようになりました。
- 音楽や音など、耳で聞こえたものに合わせて動く姿が見られ始めました。
- 音楽に興味をもち、耳を傾けてよく聞くようになりました。
- 符号を覚えるようになりました。符号の区別を理解し、声に出しながら手合わせを積極的に行うようになりました。リズム感を養うことができ、ピアノの音に耳を傾けながら表現することができるようになりました。
- 音を聞いて、それに合わせて動くことができるようになりました。
- 以前より物事に取り組む際の集中力がつきました。
- 初めは乗り気でなかった子どもも、友達や保育士が楽しんでいる様子を見て「一緒にやってみよう」と言う気持ちで取り組む様になったため、変化を感じました。また音符カードを取り入れた当初は、見たままの音符を覚えているだけなように感じましたが、しっかりとリズムを理解して表現するようになってきています。
- 研修で学んだことを実践すると、子どもたちが積極的に取り組んでくれたと感じました。
- リトミックを通じてさまざまなことに対する自己表現が豊かになったと感じます。
- 四拍子の手拍子の最後の休符を待てるようになり、成長を感じて良かったと思いました。
- はじめは保育士と同じ事をする姿が多かった子ども達ですが、保育士も自由に身体を動かす事によって正解、不正解がない事を子どもたちなりに理解して、自由に動く姿が増えてきました。
- 保育士の真似をしてリズムを取ったり、音楽に合わせて身体を動かしたりすることが上手になりました。
- 毎回の研修で実践的なものを見せて頂けたので、子ども達にも伝えやすかったです。特に音を聞いて身体を動かす即興的なリトミックにおいては、ピアノの音をよく聞いて身体で感じられるようになったと思います。
- 保育士自身も楽しみながらリトミックに参加したことで、子どもたちも興味や関心を持ってできました。遊びの中で自然と子どもたち同士で楽しんでいました。家庭でも子どもが披露をし、保護者にもリトミックを知ってもらい一緒に楽しむ機会につながっているようで良かったです。
- 音楽に興味を持って楽しく取り組んでいたと感じました。
- 楽器の音を止めたり、鳴らしたりのメリハリがついて成長したと思います。
- 「ストップ&ゴー」などを通して音を聴きながら動きを判断する力がついたり、活動中の集中力が高くなったりといった成長を感じました。
- 楽しく取り組むことによって楽器を使うのが上手になったと思います。
- 音や言葉を聞いて、静と動の動きが出来るようになってきました。
- 最近では短調と長調をとりいれると『、寒そうだね...』と言いながら音の変化に耳を傾けることができるようになっていました。
- ピアノに合わせて表現遊びを楽しんでいたことに成長を感じました。
- 具体的に実践を見ることで保育士が意図を理解して行うため、子どもたちにスムーズに実践して楽しむ様子を見ることができました。
- 音楽が聞こえるとリズムに合わせて身体を揺らしたり、リトミックで使用している曲だと「○○だ!」と動きで表現する姿が見られたりするようになりました。
- 音楽が好きになり、自由表現やリズム打ちを楽しめるようになりました。
リトミックカリキュラム活動を振り返り、良かった点や反省点、
来年度につなげたい点がございましたらご記入ください。
- カリキュラムの時間を設けていることで園児たちの集中力が増したり、表現の幅が広がったことが良かったと思う
- 来年も子どもたちに合わせたカリキュラムを楽しんでいきたい
- リトミックに関してはとにかく初心者だったので、前半の研修内容は難しく感じました。
後半の0〜2歳児向けの内容(実践例)を実演していただくことによって、自園にあった内容に落としていけたと思います。保育者が恥ずかしがることなく、自信を持って行うことを心がけていきたいです。 - 楽しみながらカリキュラムに取り組むことができた。子どもたちも積極的に参加できるカリキュラムになった
- 子どもたちの興味に合わせながら工夫もしていきたいです