ことばや集中力が身につく 絵本の読み合い|小規模認可保育園 野洲市栄【サンライズキッズ保育園 野洲園】【公式】

やすえん
野洲園
滋賀県野洲市栄5-5
JR在来線野洲駅から徒歩12分
050-5807-2406 (平日10:00-17:00 )
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サンライズキッズ保育園 野洲園のカリキュラム

ことばや集中力が身につく 絵本の読み合い

絵本の読み合いは、子どもの心の成長をやさしくサポートしてくれます。絵本の読み合いは、子どもの想像力を養い、楽しい、悲しい、嬉しい、ドキドキ感を一緒に味わうことができる魔法の育児とも言われています。
サンライズキッズ保育園 野洲園では、毎日の子どもたちに絵本の読み合いを行っています。最初のうちは反応がなくても、繰り返し読み合いをすることで、子どもたちはさまざまな反応を示してくれます。
子どもたちの心が成長していく様子を肌で感じることができ、保育士としてそんな瞬間に立ち会える喜びをかみしめている毎日です。
ここでは、絵本の読み合いで得られる効果や、月齢に合った絵本の特徴、付近の図書館をお知らせします。

目次

絵本の読み合いはこんなに良い効果が!4つの特徴

1.言葉の習得をサポート

野洲園の様子

赤ちゃんは、字は読めなくても、耳で聞いた言葉をだんだんと覚えていきます。初めは絵本の言葉を真似するところから始め、徐々に自分の頭で理解して言葉にしていき、日常でも使えるようになっていきます。
幼い子どもにとって、自分の気持ちを言葉にして表現するということはとても難しいことです。絵本の読み合いを行うことで、自分の気持ちを伝えたり相手の気持ちを理解したりしていく近道になるでしょう。

2.コミュニケーション力の向上

様々な絵本に触れることで、沢山の言葉を覚え理解していきます。そうすると語彙力も向上していきます。最初は単語を発するだけですが、このように自分の気持ちを伝えることは、ミュニケーション能力の向上にはとても大切な経験なのです。
また、絵本の登場人物の気持ちを想像したり、自分だったらこうしたいなと考えたりすることで、協調性や社会性も養えるでしょう。

3.気持ちの安定

絵本の読み合いは、読み手と聞き手で時間や気持ちを共有します。そんな時間を過ごすことで子どもたちは情緒が安定し、心を落ち着かせることができます。
短い時間でも、信頼できる大人と一緒の時間を過ごすことは、子どもの気持ちの安定に繋がり、健全な情緒の発達をやさしくサポートしてくれます。 

4.集中力がつく

野洲園の様子

保育士が気持ちをこめて絵本の読み合いをすることで、子どもたちはどんどん絵本の世界に入り込みます。
始めは短い繰り返しの言葉が出てくる絵本から始め、徐々に物語のある絵本に移行していくことで、夢中になって絵本を見るようになります。これが集中力につながっていくのです。
絵本を読む時間を習慣化することで、子どもたちは保育士が絵本を持って前に出るだけで「絵本の時間だな」と分かるようになります。そうすると、子どもたちにも集中スイッチが入るようになるでしょう。
昼寝の前に絵本を読み合いする保育園は多いです。寝る前の読み合いはリラックス効果があるとされているので、寝る前に絵本に集中して心を落ち着かせれば、スムーズに眠りに入ることができるでしょう。

0・1・2歳児向けに選びたい!絵本の特徴

0歳児の絵本の選び方

㈰色彩がはっきりしているもの
㈪語りかけて読めるもの
㈫繰り返し言葉があるもの

0歳児向けの絵本は、ほとんど文字がなく絵だけのものが多いです。色鮮やかな絵やわかりやすい形は赤ちゃんの目を引きますので、はっきりした絵や形が描かれている絵本を選んであげましょう。繰り返し言葉や擬音が楽しめる絵本は特におススメです。赤ちゃんは一生懸命真似しようとしますよ。
また、絵本が大好きなあまり、破ってしまうこともあります。そんな時は絵本の立場になって「びりびり痛かったね」「撫でてあげようか」など絵本の気持ちを代弁し、子どもたちに伝えてみてください。子どもたちにもわかりやすく伝わります。
サンライズキッズ野州園では、乳児には厚手の絵本を用意したり、薄手の絵本は読み合い用としたりし、使い分けを行っています。

1歳児の絵本の選び方

㈰簡単なストーリーがあるもの
㈪絵本に合わせて体を動かせるもの
㈫日常会話を楽しむもの

1歳を過ぎると起承転結のある絵本がだんだん楽しめるようになってきます。繰り返し言葉の多い絵本だけでなく、徐々に簡単なストーリー性のある絵本も選んでみましょう。
その他にも、ジャンプしたりしゃがんだり回ったりと体を動かしながら遊べる絵本もあります。大人も一緒に動きを楽しむと子どもたちはとても喜びますよ。

2歳児の絵本の選び方

㈰やさしい図鑑のようなもの
㈪生活習慣に関連したもの

図鑑でいろいろなものに触れるということは、覚える事が楽しい2歳児にとって最適です。
戸外で見つけた植物を図鑑で調べてみてはいかがでしょうか。戸外遊びがさらに楽しくなりますね。
また、身の回りのことに興味を持つ月齢なので、トイレにも興味が出てくる時期です。絵本を見ながら、楽しくトイレに座ってみるなど、生活習慣を身につけるのにも役立ちます。

サンライズキッズ野洲園では、季節や行事に関連した絵本を積極的に取り入れています。紙芝居も取り入れているので、絵本との違いを楽しめるようになっています。

サンライズキッズ野洲園で気をつけている読み合いのポイント

1.抑揚をつける

子どもたちに読み合いを行う際、たんたんとそのまま読んでも、楽しさや世界観が伝わりにくいです。
そんな時は、ストーリーやキャラクターに合わせ、ゆっくり読んだり早く読んだり、小さい声や大きい声で読んだりと抑揚をつけていきます。子どもたちは更に絵本の世界に入り込んでいきますよ。
また、間を作ることも大切です。例えば次のページでびっくりするような展開があるとき、ページをめくるのをわざと遅らせ「何が出てくるのかな?」などとアドリブを混ぜてみます。子どもたちはわくわく感を抱きながら絵本を楽しめるでしょう。

2.表紙裏と表紙も忘れずに見て

野洲園の様子

絵本の表紙や裏表紙にも、素敵な絵がいっぱい描かれています。表紙同士が繋がった1つの絵になっていたり、絵本の続きのストーリーになっていたりします。新たな発見があるかもしれないので、ぜひ子どもたちに見せてあげましょう。。

3.絵本の持ち方の工夫

サンライズキッズ野州園では、絵本の絵は手で隠さないようにし、どの方向にいる子どもたちからも見えやすい高さで持つように心がけています。
また、絵本の読み合いをたくさんするほど読み方に慣れてしまい、マンネリ化してしまいがち。そんな時は保育者同士で読み合いをして練習を行っています。

野洲市で絵本に親しむなら

絵本を楽しむのなら、図書館へ行ってみましょう。様々な絵本と触れ合うことができます。

野洲図書

本館…午前10時から午後6時
中主分館…午前10時から午後5時15分
※月曜日とそのほか休館日は、図書館カレンダーをご覧ください。
※0歳から3歳までを対象としたおはなし会「ちっちゃなおはなしの森」もあります。
詳しくは、野洲図書館のホームページをご覧ください。

絵本の読み合いは、子どもと大人の最良のコミュニケーション方法です。子どもは絵本が好き、というより、大人が一緒の時間を過ごしてくれることや、自分の反応に大人が応えてくれることがうれしくて「絵本を読んで!」と言ってくるのです。最後まで読み切ることにこだわらず、スキンシップの1つとして絵本の読み合いを楽しんでください。
サンライズキッズ野洲園でも、子どもたちと触れ合い、やり取りを楽しみながら読み合いを行っていきます。
月齢に応じた絵本や読み合いのコツなど、わからないことがあったら気軽に保育士におたずねくださいね。

令和4年度 保育士の振り返りアンケート結果

「絵本の読み聞かせ」を通して、子どもたちに変化が見られたか。
また、変化が見られた場合どのような変化が見られたか具体的に記載してください。

保育士の振り返りアンケート結果

野洲園の保育士回答

  • お気に入りの絵本を繰り返し「読んで」、と持ってくるようになりました。
  • 落ち着いて最後まで絵本に集中して見られるようになりました。
  • 毎日読み聞かせを行うことで、子どもたちの絵本への興味が出てきたり、集中力が高まったりしてきたと感じます。
  • 絵本に興味を持つ子どもが増えたと感じました。また、語彙が増えたことに成長を感じます。
  • 絵本の読み聞かせを通して、集中力の持続が感じられました。最初は短い絵本でも立ってしまったり飽きてしまったりする園児もいましたが、年度後半に差し掛かるにつれて長い絵本が聞ける様になりました。職員の話もしっかり聞くことができるようになったと思います。
  • 絵本が好きになり、お気に入りの絵本を保育士と一緒に楽しもうとしたり、さまざまな興味や疑問を持ったりしながら絵本を見るようになりました。
  • 絵本に出てくる単語を覚え、そこから発語につながっていったと感じます。
  • 絵本を集中してみる時間が増え、少しずつ長い話も聞けるようになっています。

野洲園以外のサンライズキッズ他園の保育士回答

  • 以前より集中して絵本を見られるようになりました。
  • 物事に集中することに対する強弱の付け方などを学び、子どもの集中する時間が長くなったように感じます。
  • お話を楽しみにしたり、お話に集中したりする力がつきました。
  • 絵本に出てくる簡単な言葉や音を覚えたり、絵本の読み聞かせの時間を繰り返すことで集中してお話を聞けるようになったりしています。また、落ち着いて静の時間を過ごせるようになりました。
  • お話を覚えていたり、楽しみにしていたり、興味関心や集中してみる力が育まれたように思います。
  • とくに2歳児では、戸外遊びの時に見たものが絵本に出てきたものと似ていたり同じだったりすると、知らせたり、それに対してイメージをふくらませてみたり、また会話や遊びの中でお話と同じ内容を取り入れてみたりするなど、遊びの中で絵本のストーリーを取り入れ、より想像力豊かに遊ぶ姿が見られました。
  • 絵本に対して以前より集中して見られるようになってきていると感じます。
  • 繰り返し絵本の読み聞かせを行うことに対して、子どもたちの反応が大きかったです。
  • 散歩中や戸外遊び時に「絵本に出てきた〇〇だね」と話して発見を楽しむ姿が見られました。
  • 絵本の中に登場するものを、現実に存在するものの中から見つけたり、言葉を繰り返しているうちに覚えたりしました。
  • 集中力が高まり、座ってじっと絵本の話を聞く姿が増えました。
  • 登場人物の心情を想像することで他者の気持ちを考えてみる想像力が養われたり、語彙を身に付けたりすることができました。
  • 絵本の展開を覚えて発語したり、一緒に笑ったり驚いたりするようになりました。
  • 集中力がつき、全体の読み聞かせを静かに聞けるようになりました。
  • 年度終わりでは長めの絵本 ( 内容によるが年中向き ) の絵本を静かに聞けるようになるほど集中力がつきました。
  • 物事に対する集中力が高まり、言葉からの想像力も育まれたと感じます。
  • 子ども達の言葉や発声が日を増すごとに増えていると感じました。
  • 絵本に興味を示すようになり、絵本をよく見るようになりました。
  • 集中が続くようになり、座って絵本を読んだり、じっと見たりすることができるようになりました。
  • 楽しそうに読む姿が見られ、何度も繰り返し読むことで自分で内容を覚えて読んでいく姿も見られました。
  • 絵本を読むことについてイメージを膨らませて発展させて楽しむ姿が見られました。
  • より絵本が好きになり、少しの時間でも絵本を読みたいと子どもたちから言ってくるようになりました。
  • 毎日読み聞かせる時間があり、子どもたちも興味を持って見ることができていたと思います。
  • 絵本をじっくりみて楽しむ姿が多くなりました。「絵本をみたい」と、手に取る姿が増えたと感じています。
  • 語彙が増えたり、絵本への興味を持ったりするようになりました。
  • 絵本が大好きになり、始まると静かに耳を傾けている子が増えました。
  • 繰り返し読み聞かせることにより絵本への関心や興味を持つことができるようになりました。絵本を楽しみにするようになりましたし、言葉の模倣も楽しむことができるようになりました。
  • お気に入りの絵本ができ、読み聞かせの時間を喜ぶ姿が見られました。また絵本の中の言葉を覚え、一緒に読む子どももいました。
  • 絵本で描かれている絵の色づかいやお話の展開に興味関心が広がり、想像力が高まっていました。

絵本の読み聞かせを振り返り、良かった点や反省点、
来年度につなげたい点がございましたらご記入ください。

  • 実際の絵本を読み聞かせていただいて、わかりやすかったです。
  • さまざまな絵本を知れて良かった。毎月の絵本の読み方も教えていただき実践できた。
  • 好きな絵本が子どもたちの中でうまれていったことがよかった。
    年度の後半には長い物語も楽しめるようにしていきたい。
  • 季節感や発達によりあった絵本を読んでいきたいた。
  • 子どもたちの反応が大きかったり、集中して絵本の世界へ入り込むことができるようになったので良かった。