ことばや集中力が身につく 絵本の読み聞かせ|小規模認可保育園 八尾市山本町南【サンライズキッズ保育園 八尾園】【公式】

やおえん
八尾園
大阪府八尾市山本町南 1 丁目 4-29 2階
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サンライズキッズ保育園 八尾園のカリキュラム

ことばや集中力が身につく 絵本の読み聞かせ

子どもにたくさんの効果をもたらすことから、多くの保育園や幼稚園で設けられている、絵本の読み聞かせの時間。
しかし、「頭が良くなる」や「心が豊かになる」などと聞いたことがあっても、具体的な効果についてはご存じないパパやママも少なくないでしょう。
ここでは、絵本の読み聞かせが子どもたちに与えるすばらしい影響や、読み聞かせをするときのコツなどについてご案内。ぜひおうちでも参考になさってください。

目次

絵本の読み聞かせをするメリット

絵本の読み聞かせには、以下に代表されるさまざまな効果があることが、多くの研究で明らかになっています。

●語彙力がつく

八尾園の様子

脳科学の研究で、絵本を読み聞かせることで、子どもの語彙力が向上することが報告されています。
というのも、言葉の獲得には脳の側頭葉が関係していて、その側頭葉は幼いうちから大人と同じような働きをするのです。そのため、まだ話ができない乳幼児でも、絵本を読んでもらうことで側頭葉が刺激され語彙力アップにつながるのだそう。
また、字の読めない幼い子も繰り返し絵本にある言葉を耳にするうちに、それを真似して発するようになります。そして、ほどなくしてそれらの言葉の意味を理解し、自分の言葉として使い始めるのです。

●心が安定する

子どもにとって、おとなが「自分のために絵本を読んでくれている」ということ自体が、幸せな時間。
さらに、親の声には子どもを落ち着かせる効果もあるので、パパやママに継続的に読み聞かせをしてもらうと、子どもは不安や抑うつ状態といった精神的な問題が減ることがわかっています。
ある調査によると、母親に読み聞かせをしてもらっている子どもの脳の血流を測ったところ、前頭葉で血流が減少していたことがわかりました。前頭葉は感情を司る部分で、血流が下がっているのは心が癒されている状態を表します。また、母親の方のストレス値も減少したのだそう。
親子ともども愛情を感じていることの表れなのでしょう。

●学力が上がる

文部科学省の調べによれば、小さい頃に頻繁に読み聞かせをしてもらっていた子が小中学生になったとき、学力が高いという結果が出ています。読み聞かせによって、語彙力や読解力といった国語力のアップにつながることは、想像に難くないでしょう。
ところが、効果は国語力だけではありません。算数や数学も読解力を必要とするため、影響がみられたのだそうです。
また同じ調査で、幼いころ読み聞かせの時間が多かった子ほど、その後の読書量が多いこともわかりました。そして、読書好きの子ほど学力が高いそうなので、自分から本を読む子に育ってほしいパパ・ママは、わが子が小さいころから頻繁に読み聞かせをしてあげるのがおススメです。

●想像力が豊かになる

八尾園の様子

絵本は、わかりやすい絵とシンプルな言葉で描かれています。それを見たり聞いたりしている子どもたちは、頭の中で自由に想像をふくらませることができるのです。
園でひとつの絵本を読み聞かせている最中にも、子どもたちは「次にどんな展開が待っているんだろう」「主人公はこのときどういう気持ちだったのかな」など、それぞれに発想が違います。この自由な楽しみ方によって、想像する力が育まれるのです。
豊かな想像力は、将来的にも大きく役立ちます。仕事で新しいアイデアを生み出したり、失敗を未然に防いだり、人の気持ちを想像することで周囲と上手に付き合うこともできるでしょう。

●集中力が鍛えられる

絵本の読み聞かせは、子どもがひとつのことに集中する力を伸ばす効果も期待できます。
子どもは、集中力が長く続かないものです。そのため、園でも入ったばかりの子は、最後までじっとして聞いていられないことが珍しくありません。
しかし、毎日読み聞かせを続けていくうちに次第に集中力がついてきて、少しずつ最後まで聞いていられるようになるのです。
文字や読書に対する抵抗感も少なくなるので、小学校に上がってから授業を聞くことにもスムーズにシフトできます。

絵本の選び方

ここからは、おうちで新しい絵本を買う時や、図書館で絵本を借りるときの参考にしてほしい、絵本の選び方をお伝えします。

●0~1歳

まだ言葉を覚えていないので、シンプルな絵本を選んであげてください。
色彩や輪郭がハッキリした絵や、見開きで絵が大きくドンと描かれているものなどがおススメ。文章は、擬音語や擬態語、繰り返し言葉など、リズムや音感が楽しいものが良いでしょう。

●1~2歳

食べ物や動物など、子どもが知っているものや身近に感じているものが登場する絵本を選ぶと、子どもにも言葉と絵の一致が理解できるでしょう。
また、読み手の真似をして言葉を覚えるので、何度も口に出したくなるような、リズミカルな言葉が書かれている絵本もおススメです。

●2~3歳

少しずつ、ストーリーのある絵本も理解できるようになるころです。その子が楽しめる本を繰り返し読んであげましょう。
お片付けやトイレ、食べ物の好き嫌いなど、日常生活をテーマにした絵本も多いので、子どもが主人公に感情移入することで、しつけのきっかけが作れるかもしれません。

八尾園の様子

サンライズキッズ保育園では毎日10冊以上、つまり年間で数えるとおよそ2,400冊以上の絵本を園児たちに読み聞かせています。
おうちでも少しの時間だけでも、親子で絵本を読んでみてはいかがでしょうか。
ここでご紹介した読み聞かせの効果を高めることにもつながりますが、それより前に絵本は優秀なコミュニケーションツールです。ぜひパパやママの声で、お子さんに絵本の読み聞かせをしてあげてください。

令和4年度 保育士の振り返りアンケート結果

「絵本の読み聞かせ」を通して、子どもたちに変化が見られたか。
また、変化が見られた場合どのような変化が見られたか具体的に記載してください。

保育士の振り返りアンケート結果

八尾園の保育士回答

  • 以前より集中して絵本を見られるようになりました。
  • 物事に集中することに対する強弱の付け方などを学び、子どもの集中する時間が長くなったように感じます。
  • 毎日読み聞かせを行うことで、子どもたちの絵本への興味が出てきたり、集中力が高まったりしてきたと感じます。
  • 集中力が高まり、座ってじっと絵本の話を聞く姿が増えました。
  • 絵本に興味を示すようになり、絵本をよく見るようになりました。
  • 絵本に出てくる単語を覚え、そこから発語につながっていったと感じます。
  • 毎日読み聞かせる時間があり、子どもたちも興味を持って見ることができていたと思います。

八尾園以外のサンライズキッズ他園の保育士回答

  • お気に入りの絵本を繰り返し「読んで」、と持ってくるようになりました。
  • 落ち着いて最後まで絵本に集中して見られるようになりました。
  • お話を楽しみにしたり、お話に集中したりする力がつきました。
  • 絵本に出てくる簡単な言葉や音を覚えたり、絵本の読み聞かせの時間を繰り返すことで集中してお話を聞けるようになったりしています。また、落ち着いて静の時間を過ごせるようになりました。
  • お話を覚えていたり、楽しみにしていたり、興味関心や集中してみる力が育まれたように思います。
  • とくに2歳児では、戸外遊びの時に見たものが絵本に出てきたものと似ていたり同じだったりすると、知らせたり、それに対してイメージをふくらませてみたり、また会話や遊びの中でお話と同じ内容を取り入れてみたりするなど、遊びの中で絵本のストーリーを取り入れ、より想像力豊かに遊ぶ姿が見られました。
  • 絵本に対して以前より集中して見られるようになってきていると感じます。
  • 繰り返し絵本の読み聞かせを行うことに対して、子どもたちの反応が大きかったです。
  • 散歩中や戸外遊び時に「絵本に出てきた〇〇だね」と話して発見を楽しむ姿が見られました。
  • 絵本に興味を持つ子どもが増えたと感じました。また、語彙が増えたことに成長を感じます。
  • 絵本の中に登場するものを、現実に存在するものの中から見つけたり、言葉を繰り返しているうちに覚えたりしました。
  • 登場人物の心情を想像することで他者の気持ちを考えてみる想像力が養われたり、語彙を身に付けたりすることができました。
  • 絵本の展開を覚えて発語したり、一緒に笑ったり驚いたりするようになりました。
  • 集中力がつき、全体の読み聞かせを静かに聞けるようになりました。
  • 年度終わりでは長めの絵本 ( 内容によるが年中向き ) の絵本を静かに聞けるようになるほど集中力がつきました。
  • 物事に対する集中力が高まり、言葉からの想像力も育まれたと感じます。
  • 子ども達の言葉や発声が日を増すごとに増えていると感じました。
  • 絵本の読み聞かせを通して、集中力の持続が感じられました。最初は短い絵本でも立ってしまったり飽きてしまったりする園児もいましたが、年度後半に差し掛かるにつれて長い絵本が聞ける様になりました。職員の話もしっかり聞くことができるようになったと思います。
  • 絵本が好きになり、お気に入りの絵本を保育士と一緒に楽しもうとしたり、さまざまな興味や疑問を持ったりしながら絵本を見るようになりました。
  • 集中が続くようになり、座って絵本を読んだり、じっと見たりすることができるようになりました。
  • 楽しそうに読む姿が見られ、何度も繰り返し読むことで自分で内容を覚えて読んでいく姿も見られました。
  • 絵本を読むことについてイメージを膨らませて発展させて楽しむ姿が見られました。
  • より絵本が好きになり、少しの時間でも絵本を読みたいと子どもたちから言ってくるようになりました。
  • 絵本をじっくりみて楽しむ姿が多くなりました。「絵本をみたい」と、手に取る姿が増えたと感じています。
  • 語彙が増えたり、絵本への興味を持ったりするようになりました。
  • 絵本が大好きになり、始まると静かに耳を傾けている子が増えました。
  • 絵本を集中してみる時間が増え、少しずつ長い話も聞けるようになっています。
  • 繰り返し読み聞かせることにより絵本への関心や興味を持つことができるようになりました。絵本を楽しみにするようになりましたし、言葉の模倣も楽しむことができるようになりました。
  • お気に入りの絵本ができ、読み聞かせの時間を喜ぶ姿が見られました。また絵本の中の言葉を覚え、一緒に読む子どももいました。
  • 絵本で描かれている絵の色づかいやお話の展開に興味関心が広がり、想像力が高まっていました。

絵本の読み聞かせを振り返り、良かった点や反省点、
来年度につなげたい点がございましたらご記入ください。

  • 実際の絵本を読み聞かせていただいて、わかりやすかったです。
  • さまざまな絵本を知れて良かった。毎月の絵本の読み方も教えていただき実践できた。
  • 好きな絵本が子どもたちの中でうまれていったことがよかった。
    年度の後半には長い物語も楽しめるようにしていきたい。
  • 季節感や発達によりあった絵本を読んでいきたいた。
  • 子どもたちの反応が大きかったり、集中して絵本の世界へ入り込むことができるようになったので良かった。