2023-08-01
夏バテ防止の栄養素をとって夏を乗り切ろう
Category：子育てにお役立ち情報
毎日暑い日が続いています。お子さんは食欲が落ちることなく元気に過ごせていますか？
保護者の方もこの続く猛暑に体が疲れてしまっているということはないでしょうか。
もしかしたらそれは夏バテかもしれません。原因と症状を知って、対策をとりましょう。
夏バテとは
子どもの場合に特に見られる症状で、体重の65～70％を占める水分量や未発達な体温調節機能により、大人よりも汗をかきやすくなります。
これによって、知らず知らずのうちに高体温や水分不足に陥ることがあります。
夏バテの主な原因は、体温や代謝の調節を担う自律神経の乱れです。
暑い夏の環境に対応できず、自律神経のバランスが崩れることで、身体にさまざまな不調が生じるのです。
夏バテの主な症状は以下のようなものです。
・身体が1日中だるい
・熱っぽい感じがする
・寝つきが悪い
・食欲がない
・下痢や便秘など胃腸の不調
・足や指の先が冷たい
・汗の量が増えたり減ったりする
特にお子さんは自分では気づけない症状もあるため、保護者の方が注意深く変化に気づいてあげることが大切です。
夏バテに効く栄養素
夏バテ予防には、1日3回バランスの良い食事を規則正しく摂ることが大切です。
また、冷たいものや甘いものを過度に摂ることを避けることも重要です。
以下の栄養素を意識してお子さんが夏バテや熱中症にならないように備えてください。
● タンパク質：体を構成する栄養素であり、免疫力を保つために重要です。肉や魚、卵、乳製品、豆製品に多く含まれています。
● クエン酸：疲労回復に効果的で、疲労物質の乳酸を排泄しやすくします。柑橘類（レモンやオレンジ）、梅干し、酢に含まれています。
● ビタミンB1：疲労回復に役立つ栄養素で、糖分解してエネルギーに変える働きがあります。豚肉、ごま、うなぎ、大豆、カツオ、玄米などに含まれています。また、アリシンと一緒に摂るとより効果的です。アリシンはニンニク、玉ねぎ、ネギなどに含まれています。
● ビタミンC：疲労回復に期待できる栄養素で、体の抵抗力を高める効果があります。キウイ、ジャガイモ、パプリカなどに含まれています。
お子さんの好きな食材でビタミンCが豊富なものをおやつとして与えると良いでしょう。
これらの栄養素をバランスよく摂取することで、夏の暑さに負けずに元気に過ごすことができます。ぜひ参考にしてください。