2022-04-10
イースターのお菓子
Category:子育てにお役立ち情報
4月17日はイースター。
イエス・キリストの復活祭として世界中でお祝いされます。
キリスト教にとってはクリスマスより重要な日とも言われているので、伝統的なお菓子などもあるのです。
日本ではチョコレートで作られたイースターエッグなどが知られていますが、世界ではどのようなどのようなお菓子がイースターで食べられているのでしょうか。
こちらではフランスのお菓子をご紹介しましょう。
フランスのイースター
フランスではイースターのことを「Pâques(パック)」といいます。
イースターの2日前の金曜日から3日間、教会の鐘がキリストの死を悼みならないようになっています。
その間、鳴らされない鐘はバチカンまで飛び、日曜日の朝にキリストの復活を祝って鐘をイースターエッグでいっぱいにして空からキリストの祝福とされるイースターエッグをまきながら自分の教会まで帰ってくるといわれているのです。
イースターの朝に鐘がなると、子どもたちは外へでて空飛ぶ鐘を見に行きます。その間に家族がイースターのお菓子を家の中に隠すのです。子どもたちが外から戻ってくると、鐘からもたらされた祝福のお菓子を探しに行く遊びが始まります。
フランスのイースターのお菓子
●チョコレートエッグ
チョコレートでできたイースターエッグです。
フランス全国共通のイースターのお菓子になります。
●チョコレートベル
バチカンに飛んで行ったそらとぶ鐘をかたどったチョコレートです。
ベルには可愛らしい羽がついたデザインのものもあります。
●チョコレートフィッシュ
キリスト教を表す隠れたシンボルである魚。
鐘がならない間、キリスト教徒は肉類を食べない習慣があり、魚を食べるのです。
●イースターネスト(Easter nest)
パウンドケーキで出来た鳥の巣「Nest」をチョコレートで飾り、チョコレートエッグも添えます。
子どもたちに人気のお菓子です。
●アニョー・パスカル(Agneau Pascal)
立体的な子羊の形をしたイースターの日だけに食べられるケーキ。
子羊の形をした陶器製の型にケーキの生地を流し込んで焼きます。
●ラ・フアス(La Fouace)
オレンジフラワーがふんわりと香る、丸い焼き菓子で、ブリオッシュに食感が似ています。
16世紀には南フランスで作られていたという伝統のお菓子です。
イースターの時期にはどこのフランスの家庭でも用意されており、子どもはもちろん、ワインにも合うので大人も楽しみにしています。