豊かな感性や表現力を伸ばす リトミック|小規模認可保育園 甲賀市甲南町【サンライズキッズ保育園 甲南園】【公式】

こうなんえん
甲南園
滋賀県甲賀市甲南町新治1500
050-5807-2405 (平日10:00-17:00 )
採用応募
お問い合わせ
サンライズキッズ保育園 甲南園のカリキュラム

豊かな感性や表現力を伸ばす リトミック

リトミックという言葉はよく聞きますが、どのようなものなのかご存知ですか。
一言でいうと、リトミックは音楽を使った教育方法のことです。音楽に合わせて体を動かすことでリズム感が養われ、運動機能が発達するなど、良い影響があると考えられています。
保護者の方が子どもの頃にはなかったリトミック。そんなリトミックについてご紹介していきましょう。

目次

【リトミックが与える影響】

リトミックは子どもたちの心身の成長にとても良い影響を与えてくれます。どのような影響を与えてくれるのか、5つご紹介します。

1.音楽に触れる機会が増え、音楽に関心を持つようになる

リトミックに取り組むと自然と音楽に触れる機会が多くなっていきます。音楽に触れる機会が多くなると、様々な音楽やリズムに関心を持つようになりますし、楽器に興味を示す姿も見られるようになっていきます。
このように、幼い時期から音楽に触れて過ごすと、音楽がとても身近なものとなるので、親しみを持って音楽学習に参加することができるようになります。

2.表現力が高まり、音楽の感性が磨かれる

音楽に合わせて様々な動きを取り入れながら自分を表現することを楽しむリトミック。まわりの人の動きをまねしながら体を動かしたり、自分なりに考えて体を動かしたりすることで、表現力を高めることができます。
さらに、様々なリズムや音に触れることでリズム感が養われ、音の強弱や高低、ジャンルなどをはじめとする音楽の感性を磨くことができるのです。
このように幼少期から培われた表現力や感性は、音楽に関わる場所に限らず、様々な場所で役に立つことでしょう。

3.協調性が育まれる

リトミックは、同じくらいの年齢の子どもたちが集まって、同じ空間で活動することが多いです。空間や音楽を共有しながら取り組むため、友達と一緒に体を動かす楽しさを味わうことができます。
自分の動きを相手が見たり、他人の動きを自分が見たりして互いにイメージを膨らませながら、自然とお互いの考えや感じていることを感じ取っていきます。他者の立場になって物事を考える力も備わってくるので、このような体験を積むことでだんだんと協調性が育まれていくのです。

4.身体能力が高まる

甲南園の様子

様々な音やリズムに合わせて歩いたりハイハイをしたり、時にはごろんと寝転んだり、全身を動かしながら活動するので、音楽を通して楽しみながら全身の運動機能を高めることができます。
また、リトミックでは手先や指先を様々なリズムに合わせて多様に動かす手遊びも取り入れています。手遊びを行うことで、リズム感を養いながら手や指の器用さも高めることができます。
このように、リトミックは音楽能力を高めてくれるだけでなく、全身の身体能力を高めてくれる、ということが言えるでしょう。

5.集中力が養われる

リトミックで身につく主な集中力として以下の2つが挙げられます。
1つ目は「外的集中力」という五感の集中力です。外的集中力は集中して音やリズムを聞くことでだんだんと身についていきます。
2つ目は「内的集中力」という物事の順番やイメージを考える集中力です。内的集中力は聞いた音楽に対して感じたことを自分なりに考えて表現することで身に付けることができます。
集中して音やリズムを聞き、聞こえてきた音やリズムに対して感じるまま自分なりに表現するリトミック。将来生きていくうえで大切な2つの集中力を身に付けるのにとても役に立ちます。

【低年齢時から始めることで与えられる影響】

リトミックは子どもの月齢に応じてさまざまなプログラムが用意されています。そのため、低年齢の子どもでも楽しめるようになっていますし、低年齢の時から始めると心身の発達にとても良い影響があると言われています。
具体的にどのような良い影響があるのでしょうか。以下に2つご紹介します。

1.創造力が培われに、コミュニケーション力が高まる

聞こえてきた音楽やリズムに対して抱いたイメージに、体全体を使って自分なりに表現し、楽器を使い、曲に合わせながらリズムを取ることで、自分で考えて表現することの基礎が育まれ、創造力が培われます。
少し大きくなると、「照れくさい」「恥ずかしい」という気持ちが芽生えてきますが、幼低年齢の子どもは自分の好きなように動いて自分を表現します。これは自己表現力の元となるものです。
幼い時期から自分を表現する機会を多く作ることで、将来自分を上手に表現することができるようになります。そうすれば、他者の表現にもきちんと目を向けられるようになります。結果、他者とのコミュニケーション能力が高まっていくのです。

2.即時反応力が鍛えられる

甲南園の様子

リトミックによく用いる方法で、音楽が聞こえたら動く、音楽が止まったら止まる、というプログラムがあります。この動作を繰り返し行うことで、「即時反応力」という能力を高めることができます。
この即時反応力が鍛えられると、社会に出て自分の思いもよらないような場面に遭遇した場合に、即時にその場に順応できるようなると言われています。
幼少期から即時反応力を身に付けておけば、音やリズムに反応する力だけでなく、順応力や対応力の基礎も身に付けることができるのです。

【月齢に応じたリトミックのプログラム】

子どもの月齢に沿ったリトミックについてご紹介します。

●0歳児:親子でスキンシップを取りながら安心して音楽に触れる

思い通りに体を動かすことが難しい0歳児は、親子でリトミックを楽しむことをおすすめします。音楽に合わせてゆっくりと体を動かしながら、親子でのスキンシップを楽しんでみましょう。保護者の方は声に抑揚をつけ、声に合わせて体を動かすことが効果的です。

●1歳児:自由に体を動かすことを楽しむ

少しずつ運動機能が発達し、自分から動くことができるようになってきた1歳児は、音楽をかけながら自由に体を動かすことを楽しみましょう。
音楽に合わせて体を動かすことに楽しさを感じるようになれば、自然と表現力が育まれますし、自分なりの動きのパターンがどんどん増えてくるでしょう。

●2歳児:様々な動きに挑戦してみる

運動機能がかなり発達し、自由に体を動かすことができるようになる2歳児は、自由に体を動かすことに加えて、簡単な振り付けを真似して動くことに挑戦してみましょう。
人の動きを真似することで様々な動きに対応しようとするので、より身体機能が高まっていきます。音楽に合わせる振り付けに限らず、動物や恐竜の動きを真似してみたりするのも良いでしょう。

【家庭でも楽しめるリトミック】

ご家庭でも簡単に楽しむことができるリトミックがあります。そのやり方について以下に2つご紹介します。

1.楽器に触れてみる

甲南園の様子

マラカスやタンバリンなど幼い子どもでも扱える楽器に触れる機会を作ることで、音楽に対する興味がどんどん高まっていきます。これが音楽の感性をさらに高めることに繋がります。
マラカスやタンバリンは手で握って振ったり叩いたりして音を鳴らす簡単な楽器。少し動かすだけですぐに音がなるので、乳幼児でも簡単に音を鳴らすことができます。
楽器は市販のものを買わなくても、身近なものを使って作ることもできます。
例えばマラカスであれば、小さめのペットボトルにビーズなどを入れ、蓋をしっかり閉めてテープで止めれば、オリジナルマラカスの出来上がり。
中に入れる素材や量を変えると、いろいろ音色が楽しめます。ビーズの色をカラフルにしたり、原色で統一したりすれば、見た目も楽しめますね。
手作りの楽器を使うことで、より親しみを持って楽器を扱うことができるようになるでしょう。お家での遊びに取り入れてみてはいかがでしょうか。

2.親子でスキンシップをとってみる

わらべうたなど、リズムに合わせながら親子でやさしく触れ合うことができる、ふれあい遊びもおすすめです。
ふれあい遊びは、親子間でとてもよいスキンシップになります。また、信頼できる大人と触れ合うことで、お子さんの気持ちは安定し、情緒を育てることにもつながります。やさしいリズムに合わせながら親子で楽しめるふれあい遊びをご紹介します。

[親子で楽しめるふれあい遊び]
  • ・バスに乗って
  • ・バスごっこ
  • ・一本橋こちょこちょ
  • ・らららぞうきん
  • ・きゅうりができた

【滋賀県や甲南付近で参加できるイベントや活動情報】

NPO法人ユウ・アンド・アイ

内容:親子のふれあいを持ちながらのリトミック

リトミックが子どもの心身に良い影響を与えてくれることがお分かりいただけましたか。
サンライズキッズ保育園甲南園では、様々な音やりリズムに親しみながら、意欲的にリトミックに取り組む子どもたちの姿が見られます。
子どもの年齢やその子なりの発達に応じながら、音楽に合わせて体を動かしたり、楽器を鳴らすことに挑戦したり、段階を踏みながらリトミックに取り組むことを大切にしています。
甲南園で行っている内容は、甲南園のホームページに載っています。
園での様子を親子で振り返りながら、ご家庭でもリトミックを楽しんでみてはいかがでしょうか。

令和4年度 保育士の振り返りアンケート結果

リトミックを取り入れることで、リトミックカリキュラム研修を通して、
子どもたちに変化が見られたか。また、変化が見られた場合
どのような変化が見られたか具体的に記載してください。

保育士の振り返りアンケート結果

甲南園の保育士回答

  • 音楽を聴いて楽しそうに反応するようになりました。音の高低やリズムを感じられるようになりました。
  • 歌に合わせて手拍子をしたり、首をふったりするようになりました。
  • カリキュラム活動に積極的に取り組むようになったと感じました。
  • 音楽が流れたり、保育士の手拍子などに自然に反応して身体を動かしたりする姿が見られるようになりました。
  • 楽器を使った際、初めは自由に楽器を鳴らしていたが、今では保育士やピアノの音に合わせて楽器を鳴らす姿がみられるようになりました。
  • 音楽や音など、耳で聞こえたものに合わせて動く姿が見られ始めました。
  • 音楽に興味をもち、耳を傾けてよく聞くようになりました。
  • 音を聞いて、それに合わせて動くことができるようになりました。
  • リトミックを通じてさまざまなことに対する自己表現が豊かになったと感じます。
  • 音楽に興味を持って楽しく取り組んでいたと感じました。

甲南園以外のサンライズキッズ他園の保育士回答

  • みんなでリズムに合わせて楽しむような雰囲気をもち、自由な表現を楽しんでいるようになってきたと思います。
  • ピアノを使って取り組むことで興味をもち、音をよく聞こうとしていました。
  • 遊びの中でカリキュラムごっこをしたり、ピアノに親しみを持ったりしていました。
  • 音楽を聞いてリズムを取れるようになってきました。
  • 符号を覚えるようになりました。符号の区別を理解し、声に出しながら手合わせを積極的に行うようになりました。リズム感を養うことができ、ピアノの音に耳を傾けながら表現することができるようになりました。
  • さまざまな音の聴き分けができるようになりました。
  • 以前より物事に取り組む際の集中力がつきました。
  • 初めは乗り気でなかった子どもも、友達や保育士が楽しんでいる様子を見て「一緒にやってみよう」と言う気持ちで取り組む様になったため、変化を感じました。また音符カードを取り入れた当初は、見たままの音符を覚えているだけなように感じましたが、しっかりとリズムを理解して表現するようになってきています。
  • 研修で学んだことを実践すると、子どもたちが積極的に取り組んでくれたと感じました。
  • 四拍子の手拍子の最後の休符を待てるようになり、成長を感じて良かったと思いました。
  • はじめは保育士と同じ事をする姿が多かった子ども達ですが、保育士も自由に身体を動かす事によって正解、不正解がない事を子どもたちなりに理解して、自由に動く姿が増えてきました。
  • 保育士の真似をしてリズムを取ったり、音楽に合わせて身体を動かしたりすることが上手になりました。
  • 毎回の研修で実践的なものを見せて頂けたので、子ども達にも伝えやすかったです。特に音を聞いて身体を動かす即興的なリトミックにおいては、ピアノの音をよく聞いて身体で感じられるようになったと思います。
  • 保育士自身も楽しみながらリトミックに参加したことで、子どもたちも興味や関心を持ってできました。遊びの中で自然と子どもたち同士で楽しんでいました。家庭でも子どもが披露をし、保護者にもリトミックを知ってもらい一緒に楽しむ機会につながっているようで良かったです。
  • 楽器の音を止めたり、鳴らしたりのメリハリがついて成長したと思います。
  • 「ストップ&ゴー」などを通して音を聴きながら動きを判断する力がついたり、活動中の集中力が高くなったりといった成長を感じました。
  • リズムの拍を意識する姿が見られるようになりました。2 歳児になると音の強弱、早さの変化など、自分で気づき、動作につなげられるようになったと感じます。
  • 楽しく取り組むことによって楽器を使うのが上手になったと思います。
  • 音や言葉を聞いて、静と動の動きが出来るようになってきました。
  • 最近では短調と長調をとりいれると『、寒そうだね...』と言いながら音の変化に耳を傾けることができるようになっていました。
  • ピアノに合わせて表現遊びを楽しんでいたことに成長を感じました。
  • 具体的に実践を見ることで保育士が意図を理解して行うため、子どもたちにスムーズに実践して楽しむ様子を見ることができました。
  • 音楽が聞こえるとリズムに合わせて身体を揺らしたり、リトミックで使用している曲だと「○○だ!」と動きで表現する姿が見られたりするようになりました。
  • 子どもたちが音楽やリズムに親しむ経験を重ねたことで、新しい曲や活動にも積極的になったり、朝の会などでの季節の歌を楽しんだりする姿が増えました。
  • 音楽が好きになり、自由表現やリズム打ちを楽しめるようになりました。

リトミックカリキュラム活動を振り返り、良かった点や反省点、
来年度につなげたい点がございましたらご記入ください。

  • カリキュラムの時間を設けていることで園児たちの集中力が増したり、表現の幅が広がったことが良かったと思う
  • 来年も子どもたちに合わせたカリキュラムを楽しんでいきたい
  • リトミックに関してはとにかく初心者だったので、前半の研修内容は難しく感じました。
    後半の0〜2歳児向けの内容(実践例)を実演していただくことによって、自園にあった内容に落としていけたと思います。保育者が恥ずかしがることなく、自信を持って行うことを心がけていきたいです。
  • 楽しみながらカリキュラムに取り組むことができた。子どもたちも積極的に参加できるカリキュラムになった
  • 子どもたちの興味に合わせながら工夫もしていきたいです