丈夫な体と心をつくる 体操
身体を動かすことは、子どもの成長にとって必要不可欠です。体操をして成長発達を促していきましょう。
サンライズキッズ保育園では、カリキュラムの１つとして「体操」を取り入れています。このページでは、体操が身体にもたらす効果やおうちでもできる体操、生駒市内で子どもが思い切り身体を動かせる場所などについてご紹介します。
目次
体操が子どもの身体にもたらす効果5つ
1.丈夫な体
丈夫でバランスの良い身体を作っておくことで、このさき他のスポーツに挑戦する時にスムーズにその競技に慣れることができます。また、将来的に生活習慣病になるリスクが低くなるとも考えられています。
2.心が育つ
十分に身体を動かすことは心の育ちも助けます。
様々なことに挑戦していくうちに心も強くなるのです。さらに、成功体験を重ねることが自信につながり、自己肯定感も育まれるでしょう。
3.コミュニケーション能力向上
体操を通して友だちと触れ合いながら身体を動かすことで、コミュニケーション能力がつくでしょう。集団で行動するため、協調性や社会性も習得できます。
4.認知的能力向上
体操している間は、脳の領域を多く使用します。
状況に合わせた判断を素早くできるようになり、運動制御機能や知的機能の発達が促されることに。
5.運動能力・体力向上
生駒園の様子
体力は人が生きていくためにとても重要なものです。体力が向上すれば健康維持だけでなく、意欲や気力といった精神面でも安定します。
また、成長発達が著しい乳幼児のころに体操で運動能力を上げることは、怪我防止や新しい動きの習得にも役立つでしょう。
音楽に合わせた体操
生駒園の様子
サンライズキッズ生駒園では準備体操やリズム運動をはじめ、遊戯やリトミック、フープやマットなどを使った体操などもしています。楽しみながら身体を動かせるよう、週ごとに体操の内容を変更。
その中でも特に、子どもたちに人気の音楽に合わせた体操をいくつかご紹介しましょう。
ららら ぞうきん
子どもを仰向けで寝かせます。音楽に合わせて、歌いながら身体を触ったりゆらしたり、くすぐったりする触れ合い遊びです。
カエルの体操
カエルになりきって、ジャンプしたり前後運動したり。繰り返しの動きなのでとっても簡単。
音楽も可愛くて、みんなノリノリで楽しんでいます。
ひよこ音頭
ひよこになって身体を動かします。ゆったりした音楽で、0歳児も座りながら参加可能です。
めっちゃげんき体操
ジャンプや身体のひねり、前後や横の動きなどで全身を使います。
明るくテンポが良い曲に合わせた、その名のとおり元気になる体操です。
にんじゃたいそう
忍者になって身体を動かします。手裏剣を投げるなど、忍者修行のような動きのある体操です。
親子でできる乳児向け体操
続いて、おうちでパパ・ママと一緒にできる乳児向けの体操をご紹介します。
0か月から1か月
握ったままの赤ちゃんの手を優しく開いてあげて、手のひらに大人の指を入れてみてください。そのとき、赤ちゃんが指を握り返してくる原子反射も見られるはず。
手のあとは足の裏も刺激しましょう。優しくトントンしたり、指を一本ずつゆっくり優しくつまんでみてください。
2か月から4か月
腹ばい運動に挑戦しましょう。
まずは赤ちゃんを腹ばいに寝かせます。そのとき、赤ちゃんが息を詰まらせないように十分注意してください。首の下に、折りたたんだタオルを入れるのもおススメ。赤ちゃんの目線の先におもちゃを置いたり、話しかけたりしながらさせると喜びますよ。
足の体操もしてみましょう。次は仰向けに寝かせます。両足をゆっくり持ってあげて、そのまま曲げて・伸ばしてを繰り返します。
5か月から7か月
仰向けに寝かせた赤ちゃんの足首を持ちましょう。片足ずつお腹にくっつくように、左右交互にゆっくりと動かします。
そのまま両足を一緒にあげて腰からひねると、寝返りの練習にもなります。
8か月から12か月
高ばいや四つんばいになってきたら、赤ちゃんの足の裏にパパ・マが手を添えてみてください。ぐっと赤ちゃんの方から足に力を入れてくるはず。前進する感覚を養う体操です。
また、歌と一緒の体操もおススメ。パパ・ママの膝の上のに座らせた赤ちゃんの手をとり、「むすんでひらいて」「糸まきまき」「しわあせならてをたたこう」などの歌に合わせて両手を動かしましょう。
1歳から
子どもと大人が向かい合って立ち、両手をつなぎます。そのまま立って・しゃがんで、好きな音楽に合わせて楽しんでみましょう。
1歳半から
バランスを取りながら子どもを歩かせてみましょう。一本道やでこぼこ道、階段の上り下りなどに挑戦。
初めのうちは必ずパパ・ママが手をつないであげてください。できるようになったら手を放してみましょう。平衡感覚を養うことができます。
注意点
生駒園の様子
月齢年齢は目安になります。無理はさせず、体調や気分に合わせて楽しんでください。
風船遊び～風船シャワー～
親子で一緒に、ふわふわでやわらかい風船をつかった運動遊びをしてみましょう。
用意するのは、風船と大きなビニール袋です。
まずは8個くらい風船を膨らませます。空気の量を調整して、大きいものから小さいものまでいろいろと作ってください。膨らませた風船は、大きなビニール袋へ入れます。
これで、風船シャワーの出来上がりです。子どもを座らせ、上からシャワーのように風船を降らせてみてください。
子どもはジャンプして大喜び。ふわふわの風船をキャッチしたり追いかけたりと、身体を動かして楽しめます。繰り返しできる遊びです。
※割れた風船の誤飲に十分に注意してください。
生駒市で身体を動かそう
支援センター
【みっきランド】
・開所日…月曜日から日曜日
・開所時間…午前9時30分から12時・午後1時から4時
・休み…第3金曜日、祝日、年末年始
【はばたきみっき】
・開所日…火曜日から金曜日
・開所時間…午前10時から12時、午後1時から4時
・休み…日曜日、月曜日、土曜日、第3金曜日、祝日、年末年始
https://www.city.ikoma.lg.jp/
サンライズキッズ生駒園のおススメ公園
- ・生駒山麓公園
- ・真弓中央公園
- ・イモ山公園
- ・鹿ノ台中央公園
得意・不得意や、できる・できないには個人差があります。
園では、子どもたちがまずは体操が好きになるよう、一人一人に合わせて身体を動かせる環境を作っています。やりたくないときは無理強いせず、おともだちが体操している姿を見るだけということも。そのうちに、「私もやってみたい」「次はやってみよう」「またやりたい」と思えるようになるものです。
サンライズキッズ保育園生駒園のホームページ内では、体操をする子どもたちの様子も紹介していきたいと思っています。
カリキュラムに関する疑問や、おうちでできる簡単な体操のやり方などは、保育士にお気軽にご質問ください。
令和４年度 保育士の振り返りアンケート結果
「体操カリキュラム」のねらい・活動内容は園児たちの年齢や発達に合っていたか。
生駒園の保育士回答
- 個々に体力がつき、自ら身体を動かそうとする姿が見られるようになりました。
- 体操を何度もするうちに馴染みのある曲を踊るようになりました。
- 初めの頃よりボールなどの扱い方、マットの上での身体の動かし方などが上手になってきたと思います。
- 年齢にあった身体の動かし方に挑戦しようとする姿が見られました。
- 研修を参考に体操をしたことで、マットやフープを取り入れると楽しそうにしている様子がみられました。
- 保育士や他児の模倣をしながら、身体のさまざまな部位を動かせるようになりました。
- 運動能力はもちろんですが、順番に並んだり、保育士の言葉をしっかり聞いて行動したりすることができるようになりました。
- 覚えた体操を楽しむように体を動かすようになりました。
- 教えていただいた動きを楽しく取り入れることで、身体を動かすことが楽しいと思ってくれるようになったと思います。
- 以前より、公園の遊具にも積極的に挑戦するようになりました。
生駒園以外のサンライズキッズ他園の保育士回答
- マット運動の際に前転が上手くなる子どもが多数見られました。
- カリキュラムの時間外にも歌を歌ったり踊ったりする姿がみられました。
- 保育士が大きく動くと子どもたちも保育士の模倣をして大きな動きになります。
- 音楽に合わせた体操が特に好きで、体操カリキュラム外でもよく行っていました。
- 体操に興味がなかった子どもが、少しずつ音楽に合わせて身体を動かすようになり成長を感じました。
- 研修の内容をサーキット遊びに取り入れることで、いつもとは違った運動に興味を示し、楽しみながら参加している姿が見られました。
- 初めは部屋の隅っこで様子見をしている子もいましたが、体操の音楽が流れると楽しみながら体を動かす姿がみられました。
- 体の動きが活発になったり、身体機能が向上したりしたように感じました。
- 最初はあまり乗り気でなかった子も、周りが楽しそうに活動しているのを見て積極的に参加するようになりました。
- 身体を動かすことが好きな子どもたちなので、積極的に楽しそうに取り組むようになりました。
- 繰り返し同じ内容の体操を何度か行うことで体の動きを覚えたのか、以前よりもジャンプ力やバランス感覚か向上していることを実感しました。
- 新しい体操も毎週することで覚えていき、進んで体操をしてくれています。
体操を振り返り、良かった点や反省点、
来年度につなげたい点がございましたらご記入ください。
- 子どもがもっと楽しめる体操を考えていきたい。
- 決められた時間でやるより、子どもの様子に合わせて取り組めたえらもっと向上すると思う。
- いろんな体操やカリキュラムに沿った内容を無理なく実践でき、子どもも喜んで取り組めていたので、来年度も楽しみながらやっていきたい。
- 教えて頂いた体操を取り組む機会がなかったので、来年度は時間を取れるようにしていければ良いと思います。
- 体を動かすことが好きな園児が多いので、体操のカリキュラムの時間は生き生きとしているように感じられた。保育者の連携で、大きな怪我なくカリキュラムができた。