2021-04-06記憶を強める3つの方法 0件のいいね!
記憶を作り出すのに強くかかわっている器官は「海馬」という機関になります。
この海馬では長期増強という現象がよく観察されます。
この海馬の中では、細胞同士がつながり綺麗にループしています。
1つが刺激を受けると他もいろんな刺激を受ける仕組みとなっています。
なので記憶を強めるには、「繰り返す」ことで記憶が定着し、「印象付ける」ことで忘れにくくなり、「つながりをつける」ことで忘れにくくなります。
記憶を作り出すのに強くかかわっている器官は「海馬」という機関になります。
この海馬では長期増強という現象がよく観察されます。
この海馬の中では、細胞同士がつながり綺麗にループしています。
1つが刺激を受けると他もいろんな刺激を受ける仕組みとなっています。
なので記憶を強めるには、「繰り返す」ことで記憶が定着し、「印象付ける」ことで忘れにくくなり、「つながりをつける」ことで忘れにくくなります。
脳は、学んだことを脳に入れよう、記憶しようとしても、なかなか覚えられませんが、学んだことを使おう、説明しよう、表現してみようとすると、その情報を重要だと判断して覚えやすくなります。
こうしてインプットとアウトプットを繰り返すうちに知識が徐々に積み重なり、知識同士が一気にネットワークとしてつながりを持ち始めます。
学校のテストは一種のアウトプットと言えますが、ご家庭でも
「そんなこと知ってるの?すごいね!お母さんにも教えて!」
など、アウトプットが促されるような声かけをしてあげてください。
自分の言葉で説明できるということは、しっかり理解できていることでもあります。
うまく説明できなくても、アウトプットしながら自分のなかで知識を整理することができます。
ご自身やお子様の忘れ方パターンがわかったら、今度は復習のタイミングを知りましょう。
復習には3つのタイミングがあります。
1.忘れかけたとき
2.3〜4割忘れたとき
3.早すぎてもダメ
毎日絶え間なく記憶の引き出しができたら、嫌でも記憶は定着し、誰も苦労はしません。
けれど、そううまくはいかないのが現実ですね。
そこで重要になるのが復習のタイミングなのです。
次回は3つのタイミングについて詳しくお話します。
記憶には3つの段階があります。
1.情報を頭に「入れる」
2.入った情報を「保持する」
3.保持している情報を「引き出す」
この3段階を繰り返すと前頭葉に“書庫”のようなものができて記憶力アップにつながります。
どの段階が苦手なのかを知ることは、自分の忘れ方パターンを知ることでもあります。
忘れ方パターンを自覚できれば、予習・復習のやり方やタイミングを知る目安にもなりますね。
よく見て、スキスキ回路を回して、感動を込めて勉強して、自分に合った記憶術で覚え方を工夫すれば記憶の定着率は高まるというお話をしてきました。
ですが、テストの時に“教科書で見たはずなのに・・”という経験はありませんか?
残念なことに、記憶は消えていくものなのです。
しかし、消えていく記憶をとどめておく方法はあります。
それが、『予習と復習』です。
どのくらいたつとどのくらい忘れてしまうのか、どんな内容が覚えやすく、覚えにくいのか。
自分の忘れ方に合わせてタイミングよく「おさらい」しながら定着させていくのがおすすめです。
今回は【身体感覚派】のお子様についてお話します。
身体感覚派のお子様には、身体動作をともなわせたり、リズムをとりながら覚えたりすると効果的です。
歴史上の人物になりきるように身体感覚を重ねてみたり、リズムをとりながら九九を覚えてみたり。
ワクワク感を伴いながら、“体で覚えていく”感覚がもてると理解しやすくなります。
いかがでしたか?
お子様は何派でしょうか?
また、すべてのお子様に言えることですが、勉強の合間に簡単な体操をすれば、脳の違う部分を刺激することができ、記憶しやすい状態がつくられます。
勉強中の簡単な体操は、気分転換にも効果的ですよ!
今回は【視覚派】のお子様についてお話します。
視覚派のお子様には、「画像的な記憶」が記憶強化をうながすキーとなります。
脳は目からの情報処理にその7割を使っていると言われています。
その為、多くの人にとって視覚情報をうまく利用することは記憶強化のキーとなりますが、視覚派のお子様にはなおさらです。
ノートの整理に図を多用したり、図表で表現したりするのは、視覚派に合ったまとめ方です。
さらに動画的なイメージで記憶しようとすれば、脳のメモ帳と呼ばれるワーキングメモリが深く作動しやすくなります。
この動画的なイメージでの記憶法は万人にも通じるオススメの方法です。
タイプ別「記憶術」についてお話します。
今回は【聴覚派】のお子様についてお話しします。
聴覚派のお子様には、言葉の「抑揚」を使った感動効果がおすすめです。
同じ言葉でも、平たんに言う場合と、役者のように抑揚を込めた場合とでは全く違います。
また、聴覚派のお子様には単純な音の繰り返しも役立ちます。
いわゆる「聞きっぱなし」のようなものです。
誰かがまとめてしゃべっているのを聞くのが案外効果的なので、その気になれば、学校の授業は感動の宝庫とも言えますね!
どんなことに感動するのか、どうやって理解するかは、人によってそれぞれ違いますよね。
そのタイプによって得意とする記憶術も変わってきます。
あなたやあなたのお子様はどのタイプでしょう?
〇耳から入ってくる情報が理解しやすく、感動しやすい【聴覚派】
〇目からの情報が理解しやすく、感動しやすい【視覚派】
〇身体感覚が理解しやすく、その感覚と感動が結びつきやすい【身体感覚派】
次回から、それぞれのタイプ別についてお話します。
脳は感動なしの丸暗記が苦手です。
興味がなくても苦手でも、「面白い」「楽しい」「今すごいことをやっている」と思い込むことで“スキスキ回路”が回り、頭がよく働くようになって記憶の定着も進みます。
強く記憶したかったら、覚えたいことを「覚えたい」と思い込むことです。
ワクワクするような気持で、「覚えたい!」と思い込む。
無理やりでも「今、自分はすごいことを覚えているんだ!」という思い込み(感動)が記憶を定着させるのです。