伊丹園ブログ

裸足で過ごすメリットとデメリット

2025-07-03

裸足で過ごすメリットとデメリット

多くの保育園で取り入られている「裸足保育」。これは1980年代ごろから子どもの体力低下が問題視されるようになったことで、裸足で過ごすことで体力づくりをしようという考えが広まり行われてきました。ではそのメリット、デメリットを見ていきましょう。

裸足保育のメリット

・土踏まずができる

足の裏の「土踏まず」は生まれたばかりの赤ちゃんにはありません。歩いたり、走ったりすることでできてくるもので、ないと転びやすかったり疲れやすかったりします。しかし、現代の子どもはこの土踏まずのない「扁平足」の子が増えています。これは、外遊びや足を使う機会が減って、足の筋肉が発達しないからと言われています。なので、裸足で歩き回ることで土踏まずの形成を促していきます。

・五感が発達する

足の裏には多くのツボがあります。裸足で歩くことで足の裏からの刺激が大脳に伝わり、五感が発達されると言われています。

・血行の促進

足の裏から刺激を受けるため、全身の血行が促進されます。これによって体が温まり、代謝が促進されます。また、血行が良くなりことで、免疫力が上がり風邪をひきにくくなることもあります。

 

裸足保育のデメリット

・怪我の可能性

石やガラスなどを誤って踏んでしまうと怪我を負うこともあります。

・衛生面での不安

子どもはいろんなところに行くので、裸足で過ごす場所によっては砂や泥で汚れることもあります。それを触った手で食事をしたり、鼻や目を触ると、そこから病原菌が入ってしまうリスクもあります。

以上のようなメリット、デメリットがありますが、裸足で過ごす場所を考えることでデメリットはある程度軽減されると思われます。また、子どもはさまざまな菌と接していく中で免疫力をつけていくのであまり神経質になりすぎる必要もないかもしれません。

怪我をしないように気をつけながら、子どもが元気に過ごすために必要なことを考えていきたいですね。