伊丹園ブログ

いつからどうやって?「卒乳」の時期と進め方

2025-01-06

いつからどうやって?「卒乳」の時期と進め方

赤ちゃんへの授乳は愛おしい大切な時間ですが、いつかは母乳を必要としなくなる日が訪れます。それがいわゆる「卒乳」です。

しかし、自然に母乳を必要としなくなるのはいつ頃なのでしょうか?子育て中のママさんたちの中には卒乳に時期ややり方に悩む人は少なくありません。

そこで今回は、卒乳の時期やスムーズな進め方をご案内します。

 

■卒乳の時期

そもそも「卒乳」とは、子どもから無理におっぱいを引き離すことではありません。どの子もいつかは自然に卒業する日が来るので、特に発育に問題がなければ無理に卒乳する必要はないと言われています。

とはいえ授乳期間があまりに長くなると、ママたちにとっては夜中に何度も起きたり薬が服用できなかったり、負担を減らしたいと考える人も少なくありません。

一般的には子どもが1歳〜1歳半くらいの時に卒乳する親子が多いようです。この時期に多くの子が離乳食を終えて大人と同じ食事を食べられるようになるため、切り替えがスムーズなことが大きいと言えます。

しかし卒乳は3度の食事だけで順調に体重が増えていることが前提。食べる量が少なくて母乳やミルクから栄養を多く摂っている段階の子はまだ卒乳の時期ではありません。

他にも、ママの仕事復帰に合わせて負担にならないように卒乳するケースや、第二子・第三者が欲しい場合に授乳中は妊娠しづらいため卒乳するという親子も多いようです。

 

■卒乳の進め方

続いて、具体的な卒乳の進め方をご案内しましょう。

授乳の回数を少しずつ減らす

段階的に少しずつ回数を減らしていって計画的に卒乳する方法。ゆっくりと時間をかけて卒乳するので、ママにもお子さまにも負担が少ない方法と言えるでしょう。

例えば、日中の授乳を減らしてその分たくさん食事を与えてお腹を満たしたり、おっぱい以外のものに注意を向けて授乳のことを忘れさせたりします。その後夜間の授乳回数も減らすといった具合です。

卒乳の日を子どもに伝える

子どもにも心の準備というものが必要です。卒乳の日を決めたら、2週間〜1ヶ月前におっぱいから離れると言うことを子どもに伝えましょう。と言っても2週間とか1ヶ月とか言われても子どもは分からないので、「あと10日でお別れだよ」とか「あと7回寝たら」などとカレンダーを見せながら説明するのがおすすめです。

あやし方を工夫する

子どもがぐずった時におっぱいをあげてなだめるママも少なくありませんが、子どもにとって授乳が精神安定剤になっている場合は、卒乳後に子どもがぐずった時に苦戦しがち。卒乳以外のあやし方を考えておきましょう。