伊丹園ブログ

熱中症から小さなお子さんを守るには

2023-06-01

熱中症から小さなお子さんを守るには

夏の暑い季節、小さなお子さんと外で遊ぶ際には熱中症に注意が必要です。

お子さんは体温調節が未熟で、熱中症のリスクが高くなります。

熱中症予防のポイントをご紹介しましょう。

 

水分補給

水分補給が非常に重要です。子どもには定期的に水やスポーツドリンクを飲ませてあげましょう。

単にお茶や水を飲むだけでは十分ではありません。

スポーツ飲料や経口補水液(例:OS-1)などの電解質・ナトリウムやカリウムといった成分を含んだ体液に近い水分が必要です。

 

通気性の良い服装

明るい色や薄い素材の衣服を選ぶことで太陽光を反射し、熱を吸収しにくくします。

長袖や長ズボンを着用し、日差しを遮り肌の紫外線曝露を軽減します。

汗を書いたときのために通気性や速乾性のあるものが良いでしょう。

赤ちゃんには綿素材のものを着せ、汗をかいたらすぐぬぐうか着替えさせます。

つばがある帽子や、後頭部から首を覆う帽子を利用して頭部や顔面を直射日光から守り、遮光率の高い素材やUVカット機能のあるものを選びましょう。

クーリングタオルや保冷剤などのグッズを活用して体温を下げることも有効です。

 

適度に休憩をとる

外での活動中には定期的に休憩を取り、体を冷やす機会を作りましょう。

涼しい場所での休憩や水遊びなど、体温を下げる方法を取り入れることが効果的です。

遊びやスポーツの合間に涼しい場所に移動し、十分な休息を取ることで体温の上昇を抑えることができます。

また、水分補給も忘れずに行いましょう。

こまめに水分を摂り、脱水症状を予防し、熱中症のリスクを回避することができます。

 

熱中症の初期症状に注意する

高温多湿な環境下で体温が上がりすぎることで起こる症状です。

早期に症状に気づくことで重症化させることなく対応が可能となります。

小さなお子さんの場合、顔が赤くなったり、たくさんの汗をかいている場合は、熱中症の初期症状の可能性が高いです。

また、頭痛やめまい、吐き気、倦怠感などの症状が現れた場合は涼しい場所に移動させ、水分を補給できるようであれば水分をとらせて医療機関の受診をしましょう。

外遊びの際に注意を払うことはあっても、屋内にいるときには油断しがちです。

お子さんの様子をしっかりと観察して、過ごしやすい環境を整えてあげましょう。