伊丹園ブログ

七五三とは?

2021-11-15

七五三とは?

11月15日は七五三です。
サンライズキッズ保育園伊丹園のこどもたちの中にもお祝いを控えている親御さんは準備に余念がないのではないでしょうか。
なぜ11月15日なのかご存知ですか?
最近では11月15日にこだわらず、家族の都合がつく週末にお参りやお食事会をされている方も多いでしょう。
コロナ禍も落ち着いている今、混雑も考えられるので時間に余裕をもっておでかけください。

七五三はどうして11月15日?

旧暦で11月は、その年の実りを神に感謝する月とされていました。
新暦では11月下旬から1月上旬ごろに当たり、とても寒い時期です。
旧暦の作り方では11月が冬至を含み、11月が決定したら次の新月を境に次の月が決まっていくというシステムで、11月最初の月になります。
また、旧暦の15日は「二十八宿」といって、何事をするにも吉とされる「鬼宿日」でした。
そこから、11月15日に七五三のお祝いが行われるようになったのです。

前述の通り、11月15日にこだわらず、その前後の週末や混雑をさけて10月中旬から11月下旬ごろにスケジュールを入れるご家庭も増えています。
せっかく和装をするのだからと日焼けをする前の夏頃にお参りとは別に前撮りをすることもあるでしょう。
写真館やフォトスタジオなどの前撮りプランも充実しているのでぜひチェックしてみてください。
おじいちゃんやおばあちゃん、ご親戚などご家族の都合が合うときにお参りやお祝いをしてはいかがでしょうか。

お祝いするこどもの年齢

七五三のお祝いをする年齢は、その名の通り男の子が数えで5歳、女の子が3歳と7歳の年です。
成長を祝って神社やお寺に参拝します。
数え年ではなく満年齢やきょうだいで合わせたりするご家庭も増えていますね。
地域によっては男の子も3歳のお祝いをする習慣があるそうです。そういった風習も地域ではなくご家庭によってさまざまになってきています。
7歳の女の子は保育園や幼稚園のお友達と合わせて行ったり、小学校にあがってからできたお友達と合わせることもあるようです。
前撮りの写真や、当日撮った家族写真を保育スタッフに見せてくれる子もいます。

女の子の和装の違い

七五三といえば、やはり和装のイメージです。
男の子も袴をはいて髪の毛をセットして写真に収まっている子も多いですね。
女の子は3歳と7歳で着物の形も変わってきます。

●3歳の女の子の和装
幼児用着物の上に「被布(ひふ)」と呼ばれる袖なしの上着を重ねるのが一般的な3歳の女の子の衣装。
そこにいるだけでかわいい幼児体型のお腹周りをしめつけることなく、兵児帯で結びます。
女の子が、赤ちゃんから成長して髪を伸ばし始める「髪置きの儀」ともされています。
巾着袋を手に、足袋と草履を履くのは写真を撮るときだけにして、とても可愛らしいですが、移動中は履き慣れた靴でお出かけすると良いでしょう。
歩いているうちに足が痛くなってしまうお子さんがほとんどですし、着慣れない着物を着せられ、髪をセットしてもらい、メイクもしてもらってご機嫌でいられない子もいるのでサポートしてあげてください。

●7歳の女の子の和装
大人と同じ帯をしめて、芯のない志古貴(しごき)という帯を帯下に結び、大人とほぼ同じ着物を着る7歳の女の子。
はこ迫(はこせこ)という薄い箱型の小物入れと扇子を胸元に差し込みんで、手元にはハンドバッグを持ちます。
紐付きの着物から帯を締める着物に変わるという「帯解の儀」とされており、女の子の成長を祝う節目です。
足元は足袋に草履かぽっくりを履きますが、3歳の女の子と同じく足が痛くなってしまうので、履き慣れた靴やサンダルでお出かけすることをおすすめします。
今はレンタルがほとんどですが、お宮参りから、3歳の七五三、そして7歳の七五三まで同じ着物を仕立て直して着せる場合は大きくなったことを実感されるのではないでしょうか。