2022-07-14こころ脳 0件のいいね!
○こころ脳
10〜18歳(とくに10〜14歳)の間につくられます。
相手の表情を読み取る、必要な時には我慢する、想像力を駆使して何かを作り出すなど、幸せや社会での成功をつかむためのコミュニケーション力や集中力、想像力、自制心などをつかさどります。
こころ脳は「からだ脳」と「おりこうさん脳」をつなぐ役割があり、3〜9歳頃に手足を動かしてのびのびと遊び、自分なりに考えた経験や知識を積み重ねることで、しっかりと育ちます。
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10〜18歳(とくに10〜14歳)の間につくられます。
相手の表情を読み取る、必要な時には我慢する、想像力を駆使して何かを作り出すなど、幸せや社会での成功をつかむためのコミュニケーション力や集中力、想像力、自制心などをつかさどります。
こころ脳は「からだ脳」と「おりこうさん脳」をつなぐ役割があり、3〜9歳頃に手足を動かしてのびのびと遊び、自分なりに考えた経験や知識を積み重ねることで、しっかりと育ちます。
○おりこうさん脳
おりこうさん脳は“人間らしさの脳”であり、1〜18歳(とくに6〜14歳)の間につくられます。
勉強・スポーツ・芸術などに必要な言語機能や、手先を使った微細な動きなど、知能全般の発達を促します。
五感からの刺激のほか、手足を動かす遊びや親子の会話などの刺激を受けて育ちます。
子どもの好きな絵本や、遊びを観察して、子どもの興味を探ってみましょう。
興味のあることに積極的に取り組める環境をつくってあげることで、おりこうさん脳は成長していきます。
前回お話した脳を育てる順序について、詳しくお話します。
○からだ脳
0〜5歳の間に作られます。
食べる、寝る、起きる、呼吸をする、体を動かすなど、生きる為に必要な動作などをつかさどります。
「からだ脳」を育てるには、太陽の動きに合わせた起床・就寝・おいしい食事、ふれあいや声かけ、散歩など、五感からの刺激が何よりも大切です。
何か特別なことをするというよりも、人間としての基盤となる「生活」を大切にすることが必要、ということですね。
脳を育てるには順序が大切です。
土台となる体ができていないのに勉強やスポーツを詰め込むとバランスを崩してしまうように、育てる順番は、必ず『からだ脳』からになります。
ある程度体の基礎ができてくると、運動機能を調整する『おりこうさん脳』がつくられ始めます。
そして10歳頃になると、『からだ脳』と『おりこうさん脳』をつなぐ『こころ脳』がつくられ始めます。
3〜9歳頃に手を動かしてのびのび遊び、自分なりに考えた経験や知識を積み重ねることで、『こころ脳』がしっかりと育ちます。
朝食を食べると脳がしっかりと活動し始めることは、学力調査などで明らかになっています。
小学生で朝食を食べない子は少なく、中学生になると一気に増えてきますが、その原因は何でしょう。
それは、子どもの意志で朝食を食べていたのではなく、“親が用意してくれるから食べていただけ”だからです。
自発的に朝食を食べないのは、『からだ脳』が育っていない証拠です。
子どもが自発的に朝食をたべられるよう、環境を整えることが大切です。
次回は、朝ちゃんとお腹を空かせるための様々な条件をお話します。
子どもの脳が育つには、発達の順序がとても大切です。
まずは生きるために必要な機能をつかさどる部位が発達します。
その後、思考や運動などの機能を担う部位が発達し、最後にその二つをつなぐ部位が育つ順序が理想的です。
最初に育てるべき『からだ脳』は、“生きる為の脳”です。
乳幼児期から規則正しい生活習慣をして、五感への刺激を受けることで、自然に育ちます。
生活習慣を整えて、まずは『からだ脳』をしっかりつくりましょう。
学習したことを効率よく覚えるための勉強法をご紹介します。
○寝る前暗記法
朝に暗記を行うと、昼間の色々な経験に上書きされ、忘れやすくなります。寝る前に暗記をすると、睡眠中に覚えた内容が定着しやすいのです。
○スモールステップ法
いきなり難しい問題に挑戦するより、しっかりと基礎を身につけてから少しずつ難易度を上げていった方が、効率よく習得できます。面倒でも、手順を分けて少しずつ覚えるのが効果的です。
○感動的学習法
喜怒哀楽をフルに活用すれば記憶力はアップします。歴史上の人物に感情移入して年号を覚えると記憶として定着しやすくなりますよ。
前回の続きです。
記憶には3種類あるとお話しました。
これら3つの記憶は生物の進化の過程に応じて発達しました。
生まれてすぐ、最初に発達するのが『方法記憶』です。
その次に『知識記憶』が発達し、5.6歳頃から『経験記憶』が発達します。
小学生の頃は『方法記憶』『知識記憶』が発達しており、九九など丸暗記が得意ですが、中高生になると『経験記憶』が優勢になってきます。
小学生の頃は丸暗記ができていたのに、中学生になって記憶力が落ちたように感じるのは、年齢によって「覚えやすい記憶」と「覚えにくい記憶」の種類が変わるからです。
前回の続きです。
ゲームも使い方次第では、頭の切り替え能力の訓練になります。
パズルや迷路など、記憶を一時保存するようなものが望ましいですね。
しかし、長くやりすぎると、脳が鎮静化してしまう為、1回10分程度にとどめておきましょう。
『集中してゲームをする』『休憩をする』というメリハリを繰り返すことも、集中力を鍛えるのに効果的です。
また、親が一緒に楽しむことで、脳は更に刺激されます。
遊びも勉強も、まず親が「楽しい!」と心から思って集中することで、子どもも真似をして集中するようになるでしょう。
何かに集中するということは、それ以外の時間とのメリハリをつけることです。
こうした頭の切り替え能力は、遊びで鍛えられます。
物事の好き嫌いにかかわる偏桃体の発達ピークを迎える5歳頃までに、「頭を使う」ことを楽しむ習慣をつけておきましょう。
「頭を使う」と言っても、迷路や間違い探しなどのゲームを楽しむだけで大丈夫です。
じっと座って手を動かすだけで、集中力が鍛えられるでしょう。
迷路や間違い探しはワーキングメモリを使う練習になり、将来の算数の授業などで役立ちますよ!