2023-06-12
雨の日を利用して五感を刺激しよう
Category:子育てにお役立ち情報
雨の日は晴れた日とは異なる魅力を持っています。
子どもたちにとって、雨滴の音や匂い、雨の中を歩く感覚などは新たな体験であり、五感を刺激する絶好の機会です。
雨の日だからこそ、子どもたちと一緒に新たな冒険を楽しんでみましょう。
レインコートやレインブーツ、傘を身に着けて、お子さんと一緒に梅雨時のお散歩にでかけませんか。
梅雨時のお散歩がぴったりな理由
雨の日のお散歩は、雨の中での新たな体験となります。
レインコートやレインブーツを身に着けているにも関わらず、お子さんは濡れてしまうことがありますが、夏の梅雨時期では風邪をひく心配は少ないです。
また、レインコートの着用によって汗をかくこともありますが、すぐに着替えたりシャワーを浴びることができるので、あせもの心配も軽減されます。
さらに、雨の日には美しいあじさいや興味深いカエル、カタツムリなど、季節の生き物との出会いもあります。これらの出会いはお子さんの知的好奇心を刺激し、学びの機会となるでしょう。
雨のお散歩で刺激される五感
雨の日のお散歩は、味覚以外の五感を刺激する絶好の機会です。
●視覚
雨雲に覆われた空や、霧に包まれた風景、道路が通常よりも暗くなっている様子など、晴れた日とは異なる視界を楽しむことができます。
また、水たまりに映る景色や、葉っぱやフェンスについた雨のしずく、雨粒が車のボディを伝って流れる光景など、細かい視覚的なディテールにも注目することができます。
さらに、雨の日ならではの生き物にも出会えます。カエルやカタツムリなど、雨を喜ぶ生物たちが活動している姿を目にすることができます。
これらの視覚的な刺激は、子どもたちの好奇心を刺激し、観察力や視覚的な鑑識力を育む助けとなります。
●聴覚
雨の降る音、ザーザーという雨の音が耳に響き渡る中、お子さんが「あめ!あめ!」と教えてくれることもあるでしょう。その時には、「そうだね、雨だね」と共感しましょう。
また、レインコートに当たる雨の音や、水たまりに飛び込んだ時の音、レインブーツの中の水が移動する音、遠くから聞こえるカエルたちの合唱など、普段とは異なる音に耳を傾けることで、子どもたちの感受性も育まれます。
さらに、傘に当たる雨の音や軒下に落ちる雨粒の音などにもじっと耳を傾けることがあります。子どもたちが静かに聞いている姿を見かけるかもしれません。
●嗅覚
雨が降り始めた瞬間に感じる特有の匂いや、長時間降り続く雨と急な夕立で異なる雨の香りに気づくことがあります。子どもたちがその違いに気づくときもあるでしょう。
また、お気に入りのレインコートやレインブーツから独特の匂いを感じることにも気づくお子さんがいるかもしれません。
そんなときには、なぜこんな匂いがするのかや、清潔さの重要性を伝えるチャンスです。雨の匂いや衣類の匂いがどのように形成されるのかについて説明し、適切な衛生状態を保つことの意義を伝えることができます。
●触覚
雨がレインコートに当たる感触や、水たまりや葉っぱについた雨粒を触ったときの感触を体験することができます。
お子さんが「冷たいね」「たくさん降ってきたね」「手が濡れたよ」といった感想を伝えてくれるかもしれません。そのときは、お子さんの感想に寄り添って共感しましょう。
実際に触れることによって、お子さんは自らの体験を通じて成長していきます。雨の日の触覚の刺激は、子どもたちの感性や身体の発達にとって重要です。