2023-07-27
室内での熱中症リスクからお子さんを守ろう
Category:子育てにお役立ち情報
連日続く猛暑日。東北から近畿地方では、熱中症の危険が高まっています。
埼玉県熊谷市などでは予想最高気温が38℃に達し、体温を超える地域もあります。
屋内でも熱中症に気をつけ、こまめに休憩や水分補給を行い、涼しい環境で過ごすようにしましょう。
万全な対策を取って、お子さんと夏の暑さを乗り切りましょう。
室内での熱中症対策
熱気や湿気がこもりやすい場所
室内でも熱気や湿気がこもりやすい場所には注意が必要です。
特にお風呂場や洗面所は洗濯機や乾燥機の熱で湿気が高まるため、長時間過ごす場合は体調に気をつけましょう。
家の二階(最上階)も昼間の気温や湿度により熱がこもりやすく、寝室がある場合は適切な環境整備が必要です。
窓を開けたり、冷房を利用したりして快適な環境を保つようにしましょう。
入浴後の脱水
入浴後の脱水には注意が必要です。
入浴により約800mlの水分が失われるため、熱中症を引き起こす危険性が高まります(41℃の風呂に15分入浴後30分安静時)。そのため、入浴前後の水分補給が重要です。
入浴後はこまめに水分を摂り、体を冷やす対策も合わせて行いましょう。
熱中症を防ぐために適切な水分補給を心掛けましょう。
気づかないうちの脱水
人間は汗をかくだけでなく、皮膚や呼気からも水分を失っています。
これを不感蒸泄と呼び、無意識のうちに起こる現象です。したがって、汗をかいていなくても水分補給は必要です。
例えば、体重60kgの人が平熱で室温28℃の環境で1日に約900mlの水分を失うとされています。
また、体温が1度上昇すると約15%増加するとも言われています。
このように、気付かない内に脱水してしまうことがあるため、こまめな水分補給が重要です。
熱中症や脱水を防ぐために、十分な水分補給を心掛けましょう。
睡眠中の脱水
睡眠中も汗をかき、一晩でコップ一杯分もの水分が体から失われます。
暑さのために眠れないと体力が奪われ、睡眠不足自体も熱中症のリスクを高めます。
十分な睡眠を確保し、寝汗による水分の喪失を補うためにもこまめな水分補給が大切です。
トイレトレーニング中のお子さんは、特におねしょをしないようにと水分を控えるよう声をかけがちになってしまいます。
冷たくて甘いジュースなどは控える方が良いですが、適切な水分補給は必要です。
お子さんと一緒にこの暑い夏を元気に乗り越えられるよう、こまめな水分補給をしっかりしていきましょう。