2020-10-01男脳と女脳2 0件のいいね!
男脳は「選択的注意」と言って、1つのことに集中するのが得意で、女脳は「分散的注意」と言って、同時並行で目配りするのが得意です。
現代でも脳のつくりの違いはあまり変わっていませんが、教育環境の男女平等化により、能力は少しずつ変化しています。
男脳、女脳の特徴は違いますが、「我が子は男だから言語能力が低い」などと決めつけるのは早計です。
男女差よりも個人差の方がはるかに大きく、また環境が変われば、子どもの能力も変わっていくのです。
男脳は「選択的注意」と言って、1つのことに集中するのが得意で、女脳は「分散的注意」と言って、同時並行で目配りするのが得意です。
現代でも脳のつくりの違いはあまり変わっていませんが、教育環境の男女平等化により、能力は少しずつ変化しています。
男脳、女脳の特徴は違いますが、「我が子は男だから言語能力が低い」などと決めつけるのは早計です。
男女差よりも個人差の方がはるかに大きく、また環境が変われば、子どもの能力も変わっていくのです。
脳の成長や発達の時期には性差があります。
年齢に換算すると、男子より女子の方が1歳から1歳半ほど成長が早いというデータもあります。
また、脳の特徴にも性差があります。
女性の脳は言語野が大きいため、言語能力と共感性が高く、話し好きでコミュニケーション能力の高い人が多い傾向があります。
男性の脳は空間認知をつかさどる頭頂葉が大きいのが特徴です。その為、方向感覚がよくて空間把握や論理的思考が得意な人が多いと言われています。
このような性差はあるものの、発達の速さと能力の高さには、相互関係はありません。
続きはまた次回にお話しします・・。
前回の続きです。
年をとればとるほど、遺伝の影響は強くなっていきます。
年をとるにつれ、「お母さんに似てきたね」「後ろ姿がそっくり」など言われることが増えてくるのはよくある話です。
逆に、小さいうちは脳の可塑性が高いので、環境によって変化する可能性が大人よりも大きいのです。
つまり、遺伝の影響が少なく、環境によって変わりやすい子どもの頃に、いろいろな刺激を受ける方が、より吸収しやすいのです。
“遺伝半分、環境半分”ということで、環境で変わりやすい子どもの頃に、いろいろな体験をさせてあげましょう。
学力の4〜5割は遺伝要因であることが、研究結果から出ています。
しかし、音楽能力の遺伝率は80%、スポーツ能力は90%ほどなので、それに比べると学力は環境による要因が高く、努力のしがいがあると言えます。
また、学力の遺伝は、親の能力や性質が子どもにそのまま伝わるわけではありません。
つまり、“父親または母親の頭がいいから子どもも頭がいい”とは限らないということです。
両親の遺伝子がどうシャッフルされ組み合わされるかは、『神のみぞ知る』というわけです。
子どもの脳を育てる為には、親自身が論理的思考とユーモアを生かして、子どもの脳に刺激を与えるような声かけができるといいですね。
例えば食事の時間です。
食事には、におい、色、味、音、温かさなど、五感への刺激がたくさんあります。
そんな食事の時間こそ、さらに脳に刺激を与えるべく、テレビを消して親子で楽しく会話をしてください。
『このおいしいご飯が食べられるのは誰のおかげ?』
などと、子どもが答えざるを得ない質問をしてみてください。
『お米を作ってくれた農家さんのおかげ!』などと返してくれると最高です。
『ママのおかげ』などストレートな返答ではなく、あえて変化球の返答を考えることも、前頭葉がフル回転している証拠です。
こういう時は、親も頭を使って、ユーモアを交えた返答をして会話を楽しみましょう!
会話で脳に刺激を与えることは「脳育て」に欠かせませんが、親が一方的に話して子どもが相づちを打っているだけのやりとりでは、前頭葉を刺激する会話とは言えません。
前頭葉を刺激するには、親が論理的な考え方を言葉にして伝えていくこと、そして豊かな語彙を用いて、きちんとした言葉遣いで話しかけることが重要です。
『早く帰ろう』⇒なぜ早く帰らないといけないのか
『ジュース!』⇒『ジュースをどうしたいの?』
など、理由をきちんと説明したり、子どもの年齢に応じて、正しい文章で自分の気持ちを伝えられるよう、言葉を引き出していきましょう。
しかし、幼児のうちは、まだ自分の思いを言葉にできなくて当然です。かんしゃくを起こしている時は無理に言葉を引き出さず、スキンシップをとりながら共感の言葉をかけてあげましょう。
前回の続きです。
自発的に朝食を食べる習慣を身につける為の条件、最後のお話です。
7.朝は勉強やパズル、読書などで頭を使う
脳がある程度疲れることも、お腹がすくためには重要です。
勉強、仕事、趣味などの『朝活』をしてみましょう。家族での会話も脳の活性化につながりますよ。
8.朝食は火を使って、いいにおいをたくさんかぐ
食べ物のにおいをかぐと、嗅覚が刺激され、食欲がわきます。
9.おなかがすかない時は牛乳やのむヨーグルトを
空腹になるには、胃の蠕動(ぜんどう)運動が必要です。タンパク質を含んだ飲み物は、胃が活発に動くのでおすすめです。
10.朝食前に排便する習慣をつける
朝食前に排便すると、消化器官は空っぽに。『おなかがすいた』という信号が脳から発せられ、自然に朝食が食べたくなるでしょう。
いかがでしたでしょうか。
少しずつ、これならできそうという項目からぜひ始めてみてください。
前回の続きです。
子どもが自発的に朝ごはんを食べる習慣を身につける為に、朝おなかをすかせるための条件の続きをお話します。
4.夕食は寝る2時間前までに
胃腸の消化がある程度進んでから就寝しないと、朝になっても消化が終了せず、おなかがすきません。
夕食は消化しやすい内容にし、量も少なめがいいですね。
5.寝る前はテレビやゲームをやめてリラックス
自律神経の副交感神経が活性化しないと、消化器官は活動しません。
寝る前には強い光や音の刺激を避けましょう。
6.朝風呂や朝運動を取り入れる
目覚めが悪い時は、熱めのお風呂に入ったり、ストレッチをしたりして、寝る前とは逆に交感神経を活性化させるといいでしょう。
朝お腹をすかせるための条件、次回が最後です。
朝食と学力には関係があるお話を前回しました。
でも、“ちゃんとした朝ごはんをつくろう!”と頑張りすぎるのではなく、家庭のスタイルに合う朝食で、親子で会話を楽しみながら、ゆっくりと食べることが1番です。
そこで今回からは、朝ちゃんとお腹をすかせるための条件をお話します。
ぜひ参考にしてみてください!
1.出かける1時間半前には起きる
空腹を感じるための時間や、朝食を食べる時間を確保しましょう。
2.しっかり眠って消化を促す
寝ている間に食べ物が消化されます。胃腸がからっぽになるだけの睡眠時間を確保しましょう。
3.毎日同じくらいの時間に食事をとる
胃腸が空っぽになるには排便もかかせません。規則正しい生活が理想的です。
次回もこの続きをお話します。
朝食を食べると脳がしっかりと活動し始めることは、学力調査などで明らかになっています。
小学生で朝食を食べない子は少なく、中学生になると一気に増えてきますが、その原因は何でしょう。
それは、子どもの意志で朝食を食べていたのではなく、“親が用意してくれるから食べていただけ”だからです。
自発的に朝食を食べないのは、『からだ脳』が育っていない証拠です。
子どもが自発的に朝食をたべられるよう、環境を整えることが大切です。
次回は、朝ちゃんとお腹を空かせるための様々な条件をお話します。