2023-08-03
夏バテに注意！こんな症状ありませんか
Category：子育てにお役立ち情報
猛暑日が続いている夏。お子さんは元気に過ごせていますか。
保護者の方も日々の家事、育児、仕事にと暑い中大変な思いをされていることでしょう。
なかには体調を崩している方もいるかもしれません。
もしかしたらそれは夏バテや熱中症の可能性があります。お子さんと一緒に症状をチェックして対策をとりましょう。
夏バテの症状と原因
夏バテの主な原因は、「暑さが原因の自律神経の乱れ」です。
自律神経は意識とは無関係に働き続ける交感神経と副交感神経から成り立っており、体温の調節や内臓の活動、代謝などをバランスを保ちながら行っています。
しかし、夏の暑さに適切に対応できずに自律神経のバランスが崩れると、さまざまな身体の不調が生じることになります。この状態が「夏バテ」です。
夏バテの症状は以下のようなものがあります。
- 一日中身体がだるい
- やる気が出ない
- 胃が気持ち悪くなり、便秘や下痢などの胃腸の不良が現れることも
- 夜しっかりと眠れない
- 足先や指先が冷たくなる
- 精神面にも関連して、イライラしやすい・不安になりやすいことも
- 上手に寝つけないことで睡眠不足になり、心身に悪影響が出る
特に小さなお子さんは自分で気づけない変化も多いため、保護者の方が健康観察をしっかりしておくことが大切になります。
夏バテの予防
夏バテは予防できる方法があります。大人の夏バテにも有効なので、ぜひご家族で予防に取り組んでみてください。
① 適切な温度調節
エアコンなどを使い適温を維持しましょう。外気との温度差を5℃以内にすることが理想です。暑さによるストレスを軽減し、身体への負担を減らすことができます。
② 適度な運動
早朝に親子で軽い運動を行うと、汗をかきやすくなります。適度な汗をかくことで身体の調子が整い、睡眠も改善します。ただし、暑い日中に外での激しい運動は避けましょう。
③ 良質な睡眠
十分な睡眠を心掛け、寝るときは少し涼しい温度に調整します。おやすみタイマーをセットするか、明け方に温度を上げるのも良い方法です。快適な睡眠環境で夏の疲れを癒しましょう。
④ 水分を摂取
水分補給を意識しましょう。特に麦茶はミネラルを豊富に含んでおり、暑い夏にぴったりです。小まめに飲むことが大切で、身体の水分バランスを整えますが、スポーツドリンクは糖分が多いため控えるようにしましょう。
⑤ 栄養バランスの良い食事
栄養が均衡した食事を摂ることで、夏バテに負けない身体づくりができます。特にタンパク質、ビタミンB1、ビタミンB6、ビタミンCなどの摂取が重要です。肉、魚、卵、大豆、野菜、果物などこれらの栄養素を含む食材を選ぶように心掛けましょう。
ご家族が元気に過ごすために、バランスのとれた食事を楽しんでください。