育児のヒント 〇part1〇|小規模認可保育園【サンライズキッズ保育園 豊科本園】

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育児のヒント 〇part1〇

2023-11-15

育児のヒント 〇part1〇

寒い季節になってきました。温かい飲み物を飲みたくなる季節ですね。

今回は、「飲む」ということに着目をして、育児のヒントを発信していきたいと思います。

近頃、子ども達の生活の中で水分摂取をするために活躍している

「哺乳瓶」「ストローマグ」「コップ」

大人にとっては飲み物を飲むための道具ととらえて可愛いデザインのものを選んでみたり、子どもの好みにあわせてみたりとそれぞれのご家庭で活躍中かと思います。

では、飲み物を飲むという動作について、子どもの発達に焦点を絞って考えてみたいと思います。

子どもは、生まれながらに「吸啜反射」というものがあります。この反射が備わっていることで、赤ちゃんは生まれてすぐにお母さんの乳首や哺乳瓶の乳首を吸うことが可能です。吸啜反射を知ると、「吸う力があるということは、赤ちゃんでもストローが使えるの?!」という疑問をもったお母さん、お父さん。その通りです。しかし、ストローですと一度に出る量が多いため危険もあるのでご注意ください。

乳児から幼児へと成長していく子ども達、もちろん口周りの発達もどんどん成長していきます。

母乳やミルクを吸って飲むという口の使い方から→口から固形物を入れ噛むという口の使い方へと変化していきます。

そのため、子どもの発達を促していくために、「吸う」から「噛む」という運動へ視点を変化させ、そして道具も変化させていくことが大切になってきます。

コップで飲み物を飲むために、どのように道具を使い分けていくべきかと考えた時に、

現代の主流では、「哺乳瓶→ストローマグ→コップ」が多いのではないでしょうか?

しかし、子どもの発達に焦点をあててみると「吸う」動作を「噛む」動作へと変化させていくためには、ストローで吸う動作を中間に挟むことは、不正咬合になる可能性が高まってしまいます。

*不正咬合とは、上下の歯が適切にかみ合っていない状態のこと

そのため、発達を踏まえて飲むための道具を選ぶ順序としては、

「哺乳瓶→コップ→ストロー」が望ましいといえます。

育児には、様々な道具が溢れています。デザインや機能性以外に、発達にも視点を当てていくことも子どもがすくすく成長していく上で欠かせないことかもしれませんね^^

コップ飲みの練習が行えるように近頃は、倒してもこぼれないコップのマグが販売されています。そのような機能のある道具を使用することもとても有効ですね!