2023-06-08
雨の日は五感を刺激するチャンス
Category：子育てにお役立ち情報
梅雨の時期が近づいてきて、天気が悪くなったり肌寒くなったりする日が増えていますね。
お子さんも天気が悪いと外での遊びができず、つまらなさやイライラを感じることもあるかもしれません。
しかし、雨の日には実は五感を刺激して子どもたちの成長に役立つ体験ができるのです。
保護者の方も一緒に、お子さんの目線で雨の日の世界を楽しんでみましょう。
五感を育む
軒下に落ちる水の音や、溜まった雨水に映る光など、大人がなんでもないことでも子どもたちは興味津々に見ています。
雨の日のお散歩は五感を育むチャンス。
視覚では灰色の雲や霧に包まれた景色や、水たまりに映る光景を楽しめ、聴覚では雨の音や水たまりに飛び込む音、カエルたちの合唱などを聞くことができます。
嗅覚では雨の独特な匂いやレインコートやレインブーツの匂いを感じて不思議に思うこともあるでしょう。
触覚では雨が当たる感触や水たまりや雨粒を触る感触を楽しむことができます。
雨の感触を楽しむ
外に出た時に周りの景色がくすんで見えたり、アスファルトがいつもより黒く見えたりすることにお子さんは気づくでしょう。
雨が降り始めたばかりのアスファルトの匂いや、時折鳴く鳥やカエル、濡れた路面に現れる虫や雨に濡れたあじさいの花など、子どもたちの知的好奇心を刺激するものがたくさんあります。
レインコートを通して感じる雨の当たる感触や、フェンスについた水滴、見つけた水たまりにジャンプすることなど、お子さんが思い切り遊べるようにしましょう。
公園も誰もいないでしょうから、お子さんにとっては貸切状態です。
お子さんの気づいたことやいわんとすることに対して「そうだね」「すごいね」とたくさん共感してあげてください。
大切な感覚に気づく
遊ぶことによって汗をかいたり、蒸れて不快な感じになることに気づくお子さんもいるでしょう。
それによって「着替えたい」という感覚を身につけることができます。
また、レインコートや傘を使うと視界が制限されるため、歩く際には注意が必要だということに気づくお子さんもいます。
帰宅後、身体が冷えているため、やわらかなタオルで身体を拭くと気持ちが良いことをお子さんに体験させましょう。
なぜそうなるのかということも説明しながら、危険を回避するための大切なことを伝えてください。