2025-02-01
インフルエンザ・風邪に負けない!冬の健康管理術
Category:子育てにお役立ち情報
毎日の習慣がカギ!家庭でできる予防のポイント
冬はインフルエンザや風邪が流行する季節。家庭内で感染を防ぐために、日常生活で次のポイントを意識しましょう。
①マスクの着用
体調がすぐれないときや家族に感染者がいる場合は、家族内でもマスクを着けて飛沫感染を防ぎましょう。
②手洗いの習慣
帰宅後や食事前は、石鹸でしっかり手洗いをする習慣を身につけましょう。家族全員で取り組みことが大切です。
③生活スペースを分ける
感染者がいる場合、食事や就寝時間・就寝場所をなるべく分けて、接触を減らしましょう。
④感染者との共有アイテムの管理
タオルや食器などは共有をせず、感染者専用のものを用意。接触による感染を防ぎます。
⑤こまめな消毒
ドアノブやリモコンなど、よく触れる場所は定期的に消毒して、家庭内の清潔を保ちましょう。
⑥加湿と換気の実施
湿度が40~60%のなるように加湿をして、1日に数回は窓を開けて換気を行いましょう。乾燥とウイルスの滞留を防ぎます。
毎日のちょっとした心がけが、家族の健康を守る第一歩です。
体調を崩さないために気をつけたい生活リズム
冬の健康を保つには、ウイルス対策だけでなく、毎日の生活リズムを整えることも大切です。体調を崩しにくい体づくりのために、次の習慣を意識しましょう。
①食事を整える
栄養バランスの整った食事を3食しっかりと!特に野菜やたんぱく質を意識して取り入れましょう。
②運動習慣を身につける
軽いストレッチや散歩でもOK。毎日少しずつでも体を動かすことで、免疫力がアップします。
③睡眠のリズムをつける
毎日同じ時間に寝て、同じ時間に起きる習慣を!ぐっすり寝ることが体調管理の基本です。
④朝起きたら光を浴びる
朝の光を浴びることで、体内時間がリセットされ、自然な生活リズムが整いやすくなります。
⑤寝る前にスマートフォンを触らない
ブルーライトは睡眠の質を下げる原因に…。就寝前はスマホを控え、リラックスした時間を過ごしましょう。
食事で免疫力アップ!冬におすすめの食材とは?
寒さが厳しい冬は、体の抵抗力も下がりがち。そんな季節こそ、食事からしっかりと免疫力を高めたいですね。冬に旬を迎える食材は、栄養がたっぷり!毎日の食卓に取り入れて、元気に冬を乗り越えましょう。
【冬のおすすめの食材】
●大根・水菜・小松菜・野沢菜
冬野菜はビタミンや食物繊維が豊富。体を内側から元気にしてくれます。お鍋やスープにすれば、体もポカポカになります。
●みかん・ゆず・いちご
ビタミンCがたっぷり含まれていて、風邪予防にぴったり!おやつやデザートにもおすすめです。
●たら
高たんぱく・低脂肪で、消化にも優しい冬の定番食材。鍋やホイル焼きなどで手軽に楽しめます。
こまめな手洗い&うがいでウイルス対策を万全に
手洗いは手指などに付着したウイルスを物理的に除去するために有効な方法で、うがいは口の中を清浄にします。 両方ともかぜ予防の基本です。 外出後の手洗い、うがいは一般的な感染症の予防のためにもおすすめです。
加湿と換気で快適な室内環境をキープしよう
ウイルス対策として大切だと言われているのが「換気」です。換気をすると室温と湿度は一気に下がってしまうので、せっかくのウイルス対策効果が薄れてしまいそうですが、換気は、物理的に風を起こしてウイルスを室内から追い出す感染予防対策です。そして加湿はウイルスの生存しにくい環境をつくる予防対策になります。
もし体調を崩したら…おうちでのケアと受診の目安
子どもが風邪をひいているときは、無理せず家でゆっくり休ませてあげることが大切です。安心して過ごせるように、次のようなポイントを意識してケアをしましょう。
■お家でできるケアポイント
①水分補給をする
熱や汗で水分を失われやすくなります。こまめな水分補給で脱水を防ぎましょう。麦茶や湯冷まし、経口補水液などがおすすめです。
②汗を拭き取り着替える
汗をそのままにしておくと体が冷えてしまいます。優しくふき取り、濡れた衣服はこまめに着替えましょう。
③室温・湿度を適切に保つ
室温は20~23℃、湿度は50~60%が目安です。厚着をさせすぎず、布団の調節で体温をコントロールしましょう。
■すぐに受診して欲しい目安
次のような症状が見られる場合は、ためらわず医療機関を受診しましょう。
①ぐったりしている、反応が鈍い
②呼吸が苦しそう、息が速い・荒い
③水分が摂れない
④眠れないほどつらさがある
⑤高熱が続く・けいれんを起こしたなど
日頃から様子をよく観察し、「いつもと違う」と感じたときは、早めの対応が大切です。
お家のケアと適切な受診で、子どもの回復をしっかりとサポートしていきましょう。
「ちょっと変かも?」早めの気づきが大切です
子どもの体調は急に変化することも多く、「なんとなく元気がない」「いつもと違うかも?」という小さなサインを見逃さないことが大切です。
●食欲がない
●よく眠れない・寝つきが悪い
●機嫌が悪い・熱っぽい
このようなちょっとした変化が、体調不良の始まりかもしれません。
「いつもと違うな」と感じたら、無理をさせず早めに休ませたり受診を検討したりしましょう。
子どもだけじゃない!家族みんなでできる予防法
感染症予防の三原則は、感染源と感染経路、宿主に焦点を当てた予防法です。これらの三原則をもとにより確実に予防するには、手洗いやうがい、手指消毒、咳のエチケットなどの衛生管理が大切です。
保育園・幼稚園で気をつけたいことと家庭の連携
保育園や幼稚園で日頃から手洗い、うがいを徹底し玩具など子どもが触れるものは毎日消毒するようにする。またインフルエンザや風邪が流行しやすい時期のため、保護者と体調の変化を伝え合ったり、症状を知らせたりして、早めの対応を心がけるようにする。
寒い季節も元気いっぱい♪健康な冬を過ごすために
健康な冬を過ごすためには、バランスのよい食事」「質の良い適度の睡眠」「正しい手洗い・うがい」「水分補給」、そして「適度な運動」などを毎日コツコツと行うことが一番の風邪予防になります。