2024-06-13体験のすすめ 53件のいいね!
人間の発達において最も重要な時期である乳幼児期は、大人の介助が必要です。しかし、成長とともに子ども達はいろいろな能力を発揮し、できることが増えていきます。自分でやりたい気持ちややろうとする意志や意欲も育っていくでしょう。大人は心配してつい先回りして手を差し伸べたり手伝ったりしてしまいがちですが、子ども自身が体験できるよう少々難しいことも意図的に見守ることも必要です。
家庭では主に、生活面の体験をさせるようにしましょう。誰でも初めてのことをするときにはうまくいかなかったりできなかったりしますが、初めてでも案外簡単にできることもあります。「まだ早い」「できないだろう」などと決めつけず、衣服の着脱や食べ終わった食器の片付けなど、「やってごらん」というと、喜んでチャレンジするかもしれません。できなくても「体験すること」が大切です。できたら思いきり褒め、失敗してもチャレンジした勇気を認めて励ましましょう。決して失敗を責めたり笑ったりすることはやめましょう。最初はできなかったことを克服したときに子ども達が得る達成感は非常に大きいものがあります。
子ども自身がさまざまな体験をすることは、その後の生活や人格形成に大きな影響があります。そして親が温かく見守ってくれていると感じれば、安心してチャレンジできるでしょう。