2022-07-11
着崩れしにくく苦しくない浴衣の着せ方
Category:子育てにお役立ち情報
夏祭りや花火大会などでお子さんに「浴衣を着せたい」と考えつつ着付けがわからずに慌ててYouTubeなどの動画サイトで確認していると言う保護者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
着付けが難しいし、お子さんも動き回って上が着崩れしてしまうので諦めて甚平を着せていると言う保護者の方もいらっしゃるかもしれませんね。
おしゃれな女の子であれば浴衣が着たいと思っているのではないでしょうか。
子ども用の浴衣の着付けは実は簡単です。この機会に着付けのコツを覚えてお子さんにたくさん浴衣を着てもらいましょう。
肩上げ・腰上げのある浴衣の着付け
子供用の浴衣は肩上げや腰上げなどタックをとって縫い上げてあることがほとんどです。
羽織って衿を合わせ、帯をしめれば完了なのでぜひチャレンジしてみてください。
1.着物をはおらせて衿を合わせる
お子さんに浴衣を羽織らせて、背中の中心と浴衣の背縫いの部分を合わせましょう。
衿は前から見て「y」の字に見えるように合わせます。
大人のように首の後に余裕をもたせる衣紋抜きはせず、ぴったりと首に合わせて前は喉元が隠れるくらいの場所にしてください。
2.身八つ口へ付け紐を通す
脇のあたりに穴が空いているのがわかるでしょうか。これを「身八つ口」といいます。
右身ごろの付け紐を左の身八つ口の内側から外に通しましょう。
左の衿元にある付け紐と背中でクロスさせて前側へ持ってきます。
3.付け紐を胸の下で結ぶ
背中でクロスさせ前に持ってきた付け紐を胸の下あたりで結べば完成です。
余った付け紐のタレ部分は結び目付近の下にしまいましょう。結んだ後に背中のシワを伸ばして整えます。
4.兵児帯に芯を入れる
そのままでも結ぶだけで可愛らしい兵児帯を結んで仕上げましょう。
手ぬぐいやタオルなどで帯板のように芯を作り、帯のお腹に当たる部分に入れます。
この一手間で見た目がきれいになり、着崩れしにくくなります。
5.兵児帯を2回巻き結ぶ
芯をお腹にあて、反時計回りに2回巻きつけます。
このとき後ろから見て左側が下に下がるようにするのがポイントです。
背中側でちょうちょ結びをして形を整えたら完成。
もしタレの部分が余れば、ちょうちょ結びの結び目の下から差し込んで、結び目を隠すようにかぶせます。
この時のかぶせ方やタレの長さによって結び方のバリエーションがあるのでチェックしてみてください。
着崩れしにくいポイントは兵児帯をしっかりと結ぶこと。
芯を入れると苦しさも半減します。
お子さんはすぐに大きくなって、来年には肩上げを解いてもサイズアウトで着られなくなる可能性があるでしょう。
浴衣を着る機会をたくさんつくってあげてください。