2021-07-07
やけどしてしまった!どうしたらいいの。
Category:子育てにお役立ち情報
子どもがやけどしたら慌ててしてしまいますよね…やけどの状態もわからず
水道水で冷やしたりしてしまうこともありますが、やけどの状態によって対応も異なります。
今回はやけどをしたときの処置についてご紹介します。
やけどが軽度の場合
やけどの範囲が広くなく、沸騰していない程度の熱いお湯に触れた場合は、流水を使って冷やします。
やけどをしたら、できるだけ素早く流水で冷やします。服は脱がさずに、衣類の上から水につけてください。
患部が水疱となっている場合は、その部分に流水を当てるのは避けてバケツなどに水をためながら患部を冷やしてください。
15分以上冷やしますが、3分冷やして1分休むというように時間をあけてください。防水フィルム・湿潤療法専用テープなどを使い患部を保護します。
※注意 保冷剤やアイスノンで直接冷やすのも避けて下さい。
やけどが重要の場合
背中全体、腕や手全体(子どもの場合、手は重症な部位に入ります。)など広範囲のやけどの場合は、流水で患部を冷やしながら救急車を手配してください。
子どもや乳幼児の場合は、体が小さいためやけどの面積比率が大きくなりやすく、それだけ重症化するリスクがあります。
浴槽に水を張って、衣服のままつけても良いでしょう。冷やし過ぎは体温が奪われるので震えが出たらやめてください。
判断に迷う場合は、♯7119(救急相談センター)に相談しましょう。
粘膜を含む部分(顔や会陰部など)をやけどしたときは、すぐに医療機関で医師に診察してもらいましょう。
跡を残さないための「正しいケア方法」
軽症の場合は、毎日石鹸で洗い、軟膏を塗りましょう。
傷にくっつかないタイプのガーゼを使い、清潔に保ちます。
やけどの範囲は、防水テープや湿潤療法テープ(モイストヒーリングの絆創膏など)※などで保護して触らないようにさせます。数日おきにテープを変えて、患部に異常がないかを確認します。その際に石鹸で洗浄するようにして下さい。
※モイストヒーリング専用の絆創膏は、一般のドラッグストアでご購入いただけますが、
赤ちゃんの場合は使えないこともあるので、購入の際には注意しましょう。
炎症・膿んでいるなど異常がある場合は、速やかに病院を受診してください。
跡を残さないためできること
やけどをしたら、すぐに冷やすことが重要です。
冷やすことで、深部にまでやけどが進まないようにしましょう。やけどは、翌日のほうが悪化することがあります。翌日になって赤みが強くなったり、水ぶくれができたら、早めに病院を受診しましょう。
水ぶくれができたら…
水ぶくれは、潰さないようにしてください。
水ぶくれは、湿潤療法テープと同様の働きで、傷口に働きかけ早く傷口を快方に向かわせてくれます。水ぶくれは潰さずにそのままにしておくか、病院でガーゼなどをあてて保護してもらいましょう。
水ぶくれが破れた!
水疱が潰れてしまうと、細菌が感染したり、跡が残りやすくなります。
病院で必要な感染予防の治療を受け、患部を保護をしてもらうのがおすすめです。
治癒効果の高いスプレーなども保険適用になります。
早めに病院を受診することで、治癒までの期間が短くなります。
自宅での処置としては、1日1回石鹸で洗い、軟膏を塗ります。
引用:EPARK https://epark.jp/kosodate/enjoylife/k-baby-scald_30272/