2022-07-11
小さなお子さんの汗も対策は万全に
Category:子育てにお役立ち情報
30度前後で湿度も高い日が続いており、額に汗をかきながらの登園が続きますね。
あせもができているあせもができているお子さんもいらっしゃるのではないでしょうか。
痒みが出るあせもはヒリヒリとした痛みも伴うため見ているだけで痛々しいです。
万全のあせも対策をしてお子さんの肌を守りましょう。
お子さんが発症しやすいあせもの種類
赤ちゃんなど小さなお子さんがなりやすいあせもは、「水晶様汗疹」と「紅色汗疹」に2つの種類があります。
水晶様汗疹(すいしょうようかんしん)は白いあせもと言われ、透き通った小さな水ぶくれがポツポツとでき、炎症のかゆみも皮膚の赤みもありません。
紅色汗疹(こうしょくかんしん)は炎症による赤みとかゆみがあるため赤いあせもと呼ばれています。
2種類ともに汗の出口となる汗管が詰まって起きる皮膚トラブルですが、白いあせもは皮膚の浅いところにできるごく軽度のあせもで、赤いあせもは皮膚のやや深いところで汗が詰まることによりできるあせもです。こちらはヒリヒリとした痛みや強いかゆみがあり、お子さんが掻き壊すと悪化してしまいます。
あせもだと思っていたら薬品や繊維の刺激などに対するかぶれが原因になっていることや、アトピー性皮膚炎が原因になって湿疹が出ているケースもあります。小さなお子さんの場合他の疾患との見分けがつきにくいので気になる症状が出ているときには医師に相談しましょう。
あせもの予防法と発症後の対策
あせもができるとずっと不快なので、小さなお子さんは不機嫌になることが多くなるでしょう。
眠りも浅くなってしまい、夜泣きをするようになると保護者の方もゆっくり休めなくなってしまいます。
早くきれいに治す方法と予防法を知っておきましょう。
●予防法
・スキンケア
汗を書いたら濡れタオルでやさしく拭く、こまめにオムツ替えや着替えをするなど皮膚を清潔に保ちます。
お風呂ではよく泡立てた石鹸でやさしく洗い、洗い残しがないようにすすぎましょう。
・衣服
寝具や衣服は通気性がよく柔らかい素材を選びましょう。
直接肌にふれるので、肌へのストレスを減らすことが大切です。
・住環境
小さなお子さんは体温調節が苦手なもの。
高温多湿の部屋で長時間すごすごたくさん汗をかいてあせもになりやすくなるので、エアコンや除湿機を使って快適な環境を整えましょう。
●あせもができたときの対策
・白い汗も
白い汗もは正しいスキンケアと衣服、住環境を整えていると自然とよくなります。
上記の予防法を参考にして対策してください。
・赤い汗も
赤みがでてかゆみを伴うあせもは、炎症がおきています。
小さなお子さんが自分で書いてしまうと悪化してしまう恐れがあるので病院処方された薬の塗布が必要です。
病院にいく目安は同じような症状を繰り返したり、悪化したりしている場合です。
特に赤ちゃんはあせも症状とアトピー性皮膚炎など他の疾患との判断がしにうっく、市販薬では治療が難しいでしょう。
小児科や皮膚科を受診して医師の指導を受けてください。