2022-02-15
ひな祭りは縁起物を食べよう
Category:子育てにお役立ち情報
3月3日はひな祭り。女の子の健康と幸せを願うお祭りです。
雛人形や桃の花を飾ったら、縁起物のごちそうを頂きましょう。
体の中からけがれを祓って、元気に成長することができるといういわれのある食べ物を食べてひな祭りを楽しく過ごしてください。
こちらではひな祭りで食べたい縁起物についてご紹介しましょう。
ひしもち
ひしもちに見立てたケーキやゼリーが作られたり、ひなあられの色に使われたり、段飾りの雛人形には必ずといっていいほど添えてあったりとひな祭りを象徴する食べ物と言っても過言ではない「ひしもち」。
ひな祭りが中国に由来するのと同様に、ひしもちも中国から伝わりました。
もともと白と緑の二色でしたが、日本で赤を入れて三色になりました。
赤は桃の花、白は雪の大地、緑は新緑を意味していると言われており、下から緑・白・赤の順で配置されているひしもちは雪の下に新芽が芽吹き、梅の花が咲いている春に向かう情景、下から白・緑・赤の順で配置されているひしもちは、雪から新芽が伸び、桃の花が咲いている春の情景が表現されています。
ひしもちの形は諸説ありますが、どれも厄除けや女の子の幸せを願う由来です。
ひなあられ
おいしいひなあられ。ひしもちと同じく色によって意味合いがあります。
こちらも諸説ありますが、ピンクは生命、白は雪の大地、緑は木々の芽吹きを表しているとのことです。
4色のひなあられは四季を表しているなど、どちらにせよひなあられを食べると自然のエネルギーを得て元気に丈夫に育つと言われています。
ちらし寿司
もともとひなまつりは魚にお米を詰めて発酵させたお寿司である「なれ寿司」が食べられていました。
しかし、華やかさに欠けること好き嫌いの面から「ばら寿司(ちらし寿司)」に変わっていったのです。
ひなまつりを彩る華やかなちらし寿司。ちらし寿司を食べるのが良いとされるのは、その混ぜ込まれた縁起物に意味があります。
腰が曲がっても元気でいられるという長寿を意味するエビ、はるか先まで見通しが効くとされる大きな穴の空いたレンコン、健康にマメに働けるとされる豆。
これらがちらし寿司に入れたい縁起物です。
1〜2歳児さんが食べるときは細かく刻むといいですね。
はまぐりのお吸い物
はまぐりは平安時代の貝合せから「夫婦円満」の縁起物とされています。
ひな祭りに食べると「良縁に恵まれる」とされており、はまぐりのお吸い物はひな祭りに欠かせないと言われているのです。
離乳食中の子や貝が苦手な子にもぜひお出汁を飲ませてあげてください。
ひな祭りに縁起物をたくさん頂いて、元気に成長したら、将来すてきな縁に恵まれますように。