よく噛んで食べること|小規模認可保育園【サンライズキッズ保育園 奏の杜園】

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奏の杜園ブログ

よく噛んで食べること

2021-06-24

よく噛んで食べること

噛むことは、美味しい、不味いと言った食べ物の味の判断や
硬い、柔らかいといった食感以外にも
感覚情報が脳へ刺激されることからくる
脳の発達・認知機能の向上化など、様々な身体機能を向上させます。
今日は「よく噛んで食べる」ことについてお話ししましょう。


 

食事をするということ

食事をとるということは単に栄養を吸収するだけではありません。
古来より、人には歯や顎など、食べ物を食べるための機能が備わっています。
食べ物を食べると、様々な感覚が脳へと伝えられ、脳が活性化します。
噛むという動作は神経ホルモンが働き、ホルモンが満腹中枢を刺激して
「たくさん食べた」という信号が発信されます。
そのため、逆によく噛んで食べないとこの刺激が少ないことから
満腹感がなかなか得られずに食べ過ぎによる肥満や、顎の筋肉が弱るので
言葉の発音がはっきりしない悪影響を数々と引き起こします。
そのためご飯を食べる時には「よく噛んで」食べることが良いとされています。

 

よく噛んで食べることのメリット

よく噛んで食べることにより、顎が発達されるので、鍛えられた顎の骨の影響で
永久歯に生え変わった時に歯並びがよくなります。
綺麗な歯並びだと、その分笑顔が素敵になりますよね。
また、顔全体のバランスも良くなります。

唾液も当然分泌量が増えます。
唾液にはたくさんの酵素が含まれいるので、食べ物を溶かし
消化吸収をしやすくしてくれます。
また、口の中を清潔に保つので、虫歯になりにくい歯になります。

食事で刺激される脳の部分は前頭前野。ここは知性に関わる部分です。
物事を計画的に判断し行動できるようになったり、感情の前の理性が
働きやくすなるので、イライラしたり、怒りっぽくなることが少なくなります。
気持ちを落ち着かせ、集中することができるようになるので、
勉学においては集中力・記憶力を高まった状態で取り組みことができます。

 

いつから鍛える

実は、お腹にいる時から赤ちゃんはお母さんのお腹の中で指しゃぶりをし、
生まれた時には母乳を吸うことで「噛む」準備段階に入っています。
2歳ごろになると、乳歯が生え揃って食べ物を噛んで食べることができるようになり
5歳ごろには多くのものを噛んで食べれる力が備わります。
2、3歳の頃には、硬いものではなく、リンゴなどの果物から無理せずに
よく噛んで食べれるものを与え顎を鍛えるようにして、4歳ごろには
弾力や繊維のあるセロリやフランスパンなど、奥の歯ですり潰すような
ある程度かみごたえのある食べ物を意識的にとるようにするのがおすすめです。
乳歯が永久歯に生え変わる前までに、よく噛んで食べる習慣を身につけましょう。
また、乳歯の頃からストローをずっと噛んでしまったり、おもちゃを噛む習慣は
歯並びを悪くする影響に繋がりますので、噛む動作は食事の時にしっかり全部の
歯を使ってバランスよく食べるのが良いです。


いつまでも美味しいものを食べて元気に健康に過ごすという意味で
80歳で20本の目標を掲げた「8020運動」があります。
幼少期の頃はこの基盤をつくることを意識しましょう。
いつまでも健康で明るく食事を楽しめる子になってほしいですね。