サンライズ流 育脳の豆知識|小規模認可保育園 平塚市四之宮【サンライズキッズ保育園 平塚園】【公式】

ひらつかえん
平塚園
神奈川県平塚市四之宮2-3-58エトワール平塚1階
JR東海道本線 平塚駅 徒歩30分
JR平塚駅よりバス「古河電工入口」下車徒歩3分

050-5807-2296 (平日10:00-17:00 )

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サンライズ流 育脳の豆知識

サンライズ流 育脳の豆知識

2022-12-01ルーティン 0件のいいね!

スポーツ選手の多くは、“ルーティン”と呼ばれる、独自の儀式を持っています。

ルーティンを行うことで行動をパターン化し、習慣づけ、常に同じ精神状態を保ち、集中力を高めるのです。

人間の脳には楽をしたがる特性があり、同じことを続けていく方が楽な仕組みが備わっています。これを「脳の保続性」と言います。

この脳の保続性によって、テレビを見たり、ゲームをしたりした後はなかなか頭が切り替わりません。

勉強以外の事でいっぱいの頭を勉強に切り替えるには、自分なりの手順を子どもにつくらせておくといいでしょう。

1.目標を紙に書く

2.目標の紙を壁に貼り、区切りの良い時間に必ずそれを5秒見つめる

3.目標を見ながら自分で決めた儀式(手をたたく、伸びをするなど)を行い、「やるぞ」と声を発する

4.あらかじめ決めた勉強のための聖域(ハマる場所)に行く

大切なのは、これらの手順を子ども自身が自分で決めることです。

「これだ!」と思える儀式が出来上がってくると暗示効果は倍増します。

2022-11-29ハマる場所 0件のいいね!

子どもの学力は環境に左右されます。

しかし、こういう環境が良いとは一概には言えず、家族のいる賑やかなリビングの方が勉強に集中できる子もいれば、静かに自分の部屋で黙々と勉強したほうが集中できる子もいます。

そこで、入りの儀式を応用すると、「場所」や「環境」で勉強にハマることもできます。

子どもが少しでも勉強にハマることができた場所を“聖域”にしましょう。

まずは勉強のための“聖域”を決め、勉強タイムになったらそこに行く習慣をつけることから始めます。

その場所はいつも整理し、子どもがそこに向かったら褒める。

根気よく続けていきましょう。

2022-11-24とにかくやり始める 0件のいいね!

やる気や集中力を引き出すために大事なのは、とにかくやり始めることです。

やる始めないと脳は活性化せず、やる気が出ません。

イヤイヤながらでも始めてしまえば、次第に気分がのってきて線条体が活動を始めます。

やる気スイッチが入ればやる気の維持も楽になります。だからこそ、パターン化した動作をともなう「入りの儀式」が大切になるのです。

『やり始めたら意外と面白かった!楽しかった!』

子どものハマり回路を回すのは、こうした経験の積み重ねによるリソースなのです。

2022-11-22入りの儀式 0件のいいね!

以前お話しましたが、脳にとって勉強は本来不自然な行為です。その為自然とやる気になることはありません。

そもそも人は、いきなり何かを始めるのが苦手です。

そこで、「入りの儀式」を利用して勉強を始めやすくしてみましょう。

入りの儀式のコツは、その動作を映像のように具体的にイメージすることです。

“立ち上がり、机に向かって進み、椅子に座って、参考書を開いて、勉強をする”

このくらい具体的な行動を動画のようにリアルにイメージすると、線条体が運動野系から刺激され、やる気が出やすくなります。

子どもが勉強に興味を持つようになったら、「入りの儀式」で習慣づけのチャンスです!

2022-11-17ミラーニューロン 0件のいいね!

子どもは基本的に親の言うことは聞かないものですが、親の言葉には耳を貸さなくても、親の行動は無意識に真似してしまいます。

脳科学では、脳と脳が向き合った場合、互いの脳は同じような活動をしたがるということがわかっています。

このような脳のメカニズムを「ミラーニューロン」と言います。

つまり、目の前にいる人の動作や意図、感情までも映しとる脳細胞があるのです。

テレビ番組で美味しそうな料理を食べているのを見て、自分も無性に食べたくなるのは、ミラーニューロンの働きによるものです。

一緒に暮らしている親子は共に過ごす時間が長い分、ミラーニューロンの影響力も大きくなります。

子どもが足でドアを閉めるのを見て注意したら、「お母さんもいつもやっているでしょ!」と返されハッと気づく・・よくある話ですね。

子どもは反抗的でもミラーニューロンを通して親の姿を真似しているんですね。

2022-11-15『理解する』ということ 0件のいいね!

『記憶する』とは『理解する』ことです。

ちゃんと理解して、理解した内容がストーリーのようにつながってくると、そのストーリーに感情移入して感動しやすくなります。

きちんとした理解が学問上の感動を再体験することに重なると、偏桃体が動きやすくなって海馬での記憶も定着しやすくなります。

覚えたいことを感動を込めて理解するとますます感動を呼び、記憶の効率が高まっていく。

そして、そこに『快』がともなう。

これが勉強にハマる、夢中になる本質であり、世界を理解することの快感です。

2022-11-10学習12時間後 0件のいいね!

記憶を定着させるミソは「学習12時間後」だそうです。

12時間たったところで、脳細胞を育てる物質、BDNF(脳由来神経栄養因子)とドーパミンが働くと、記憶が永続化するらしいのです。

ドーパミン神経系は、興奮したり、快を感じたり、達成感を得たり、褒められても活動します。

子どもの日常を考えた時、12時間と言えばおよそ「予習→学校」、「学校→復習」のサイクルです。

学習後12時間くらいたったところでドーパミン系を興奮させるように楽しく復習して、「勉強って面白い!」と興奮すると、記憶の永続化を助ける可能性があるのです。

2022-11-08記憶の長期増強 0件のいいね!

『ニューロン』という言葉を聞いたことがありますか?

脳の器官の中で記憶をつくり出すのに深くかかわっているのは『海馬』です。

この海馬では、ニューロン(脳細胞)が軸索(他のニューロンに信号を伝える繊維)を伸ばし、ループを作っています。

その一部を刺激すれば、繋がっている他のニューロンも活動します。

この時、ニューロンに繰り返し刺激を与えたり、ぐっと強い刺激を与えたり、同時に何カ所かから刺激を与えたりすると、その後はわずかな刺激でもニューロンが強く、また長期的に活動を続けるようになります。

これが『長期増強』で、記憶のおおもとだと考えられています。

・繰り返すことで記憶は定着します。

・印象付けると、忘れにくくなります。

・つながりをつけて覚えると、忘れにくくなります。

2022-11-03勉強の快2 0件のいいね!

前回お話した勉強の「快」ですが、ある時突然、勉強が面白くなるもので、学習時間や努力の量に比例しないのが残念なところではあります。

頑張った分だけすぐに結果が出れば、すこぶるやる気も起きますが、実際の学習効果はしばらく効果を感じられず退屈な時間が続く為、多くの子どもは勉強や努力をやめてしまいます。

しかし、そこを乗り越えると、ある時突然「わかる!」「面白い!」「そうだったのか!」と世界が広がります!

この感覚が勉強の「快」に他なりません。

退屈を乗り越えてお子様が勉強の「快」を感じられるよう、次回は記憶が定着しやすいコツをお話します。

2022-11-01勉強の快 0件のいいね!

ハマり回路のお話をしてきましたが、最強のハマり回路がわかっても、ハマる為にはまず勉強をしないといけないという現実がありますね・・。

人間の脳は残念ながら、「気がついたら勉強をしていた」「自然に勉強をしてしまう」というようにはできていません。

脳にとって勉強は食事などの欲求による自動的な行為とは違い、不自然極まりない行為の1つなのです。

しかし、子どもの脳を「自然に勉強してしまう」方向に導くことはできます。

学び始めの頃は個々の点でしかなかった学習の記憶は、積み重なっていくと、ある時突然一気につながりを見せ始めます。

映画やドラマの伏線がだんだんつながって話が一気に広がりをみせるのと同じ感覚です。

これが「快」の感覚です!