2023-08-08
お子さんを熱中症リスクから守ろう
Category:子育てにお役立ち情報
猛暑日が続いて、大人も子どもも暑さに疲れ気味の方が多いです。
熱中症で搬送される方も多いので、一層熱中症への対策をしていかなければいけません。
小さなお子さんは大人より熱中症になりやすいと言われています。
こちらではお子さんを熱中症リスクから守るためのポイントについてご紹介しましょう。
熱中症とは
熱中症は、高温多湿な環境で体温が上がり、めまい、たちくらみ、筋肉の硬直や痛み(こむら返り)、気分不良、吐き気、だるさなどの症状が現れる状態です。
特に幼児では、顔が赤くなったり、ひどく汗をかいている場合には熱中症の可能性があります。
熱中症は早めの対応が重要であり、涼しい場所で休息を取ったり、水分を十分に摂取するなどの対策が必要です。
熱中症の予防法
適切な水分補給
高温多湿な環境では、適切な種類と量の水分摂取が効果的です。
ただし、単にお茶や水を飲むだけでは十分ではありません。
体内に吸収されるためには、電解質であるナトリウムやカリウムを含む体液に近い水分が必要です。
スポーツ飲料や経口補水液(OS-1など)を摂取することが良いでしょう。
暑さに慣れる
熱中症は暑さに慣れていない人に起こりやすい傾向があります。
そのため、予防として日頃から適度な外遊びを奨励し、暑さに慣れさせるよう心掛けましょう。
また、屋外での活動時には適切な服装を選び、帽子や日焼け止めなどで日光を遮ることも大切です。
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子どもの熱中症予防のポイント
上記の他にも以下を消費者庁が子どもの熱中症予防のポイントとして公表しています。
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気温と湿度をこまめにチェック。暑さ指数や熱中症警戒アラートも参考に
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エアコンや扇風機を適切に使う
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のどの渇きを感じなくても、こまめに水分補給する
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通気性の良い服装で、帽子など日よけ対策も
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無理をせず、適度に休憩する
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十分な睡眠と食事を取る
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短時間であっても絶対に車内を子どもだけにしない。降ろし忘れにも注意。
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もし熱中症になってしまったら
小さなお子さんは気づいたときには顔が真っ赤になっていた、急に呼吸が荒くなったということがあります。
以下の対処法を取りましょう。
- 呼びかけに答えない場合は、すぐに救急車を呼ぶ。
- 涼しい場所へ移動し、衣服を緩め、安静に寝かせる。
- 首の周り、脇の下、太ももの付け根など太い血管の部分を冷やす。
- 水分や塩分を補給する。
症状が重くなった場合や応急処置が効果がない場合は、すぐに病院を受診するか救急車を呼ぶことが重要です。
迷った場合は、#7119へ相談してみましょう。
ただし、お子さんに熱中症の症状が出る前に予防を心掛けることが大切です。
お子さんは自分で体調の悪さを訴えることが難しいですし、遊びに夢中になると水分補給や休憩を取り忘れてしまいます。
保護者の方がしっかりと見守って上げてください。