改めて確認!子どもにとってのどに詰まりやすい食材とは? 改めて確認!子どもにとってのどに詰まりやすい食材とは?|小規模認可保育園【サンライズキッズ保育園 八尾本園】

やおえん
八尾園
大阪府八尾市山本町南 1 丁目 4-29 2階
050-5807-2427 (平日10:00-17:00 )
採用応募
お問い合わせ

八尾園ブログ

改めて確認!子どもにとってのどに詰まりやすい食材とは? 改めて確認!子どもにとってのどに詰まりやすい食材とは?

2023-08-29

改めて確認!子どもにとってのどに詰まりやすい食材とは?

保育園での食事やおやつの提供時に園児が亡くなる事故は、毎年のように起こっています。
保育士の方は細心の注意を払っているでしょうが、子どもが亡くなるのは避けたいものですね。
保護者の方もヒヤリとした経験があるのではないでしょうか?
ここで改めて子どもと安全な食事について考えてみましょう。
【2023年7月7日(金)朝日新聞朝刊を参考にしています】

単純に発達段階と月齢で判断しないこと!

離乳時期について、月齢に対する発達段階の目安は、母子手帳にある程度示されていますが、子どもは十人十色。個人差がとても激しい時期でもあります。
同じ月齢でも飲み込む動作がゆっくりな子もいるので、園によっては保護者と自宅で練習して来てもらうこともあるそうです。
また、通い始めは保護者の方に来てもらい、家での食事と園での食事にあまりギャップが無いように工夫している園もあるそうです。

意外と危険と隣り合わせなんです・・・子どもの食事

食事中の事故で最も多いのが窒息です。消費者庁によると、2014年から2019年の間に食べ物を誤嚥して窒息した14歳以下の子ども80人が亡くなっているとのこと。
そのうち5歳以下は73人で、割を占めているそうです。
国立成育医療研究センターの植松悟子医師は、大人の目がだんだんと離れていく離乳期・幼児期は特に注意が必要とのこと。食材側とこども側から両方でリスクを減らうことが大切だそうです。

小さな子どもが誤嚥(ごえん)や窒息しやすい食材とは?

ちいさな子どもは食べ物恵を上手にかみ砕いたり、唾液と混ぜて飲み込んだりする力がかなり不十分です。また気管に入りそうになった時に咳き込んで押し出す力も弱いです。以下に注意すべき食材を挙げました。

①ウインナー、きのこ類:弾力があるため、噛みきれない
②ミニトマト、豆類:丸いため、吸い込んだ時に気管をふさいでしまう
③おもち、ごはん:粘着性があるため、唾液と混ざると飲み込みにくい
④貝類、えび、いか:硬いため、噛むのに力がいる
⑤パン・ゆで卵・のり:唾液を吸うので、口の中でパサつく
⑥ブロッコリー、引き肉:口の中でバラバラになり呑み込みにくい
⑦りんご、なし:切り方に工夫をしないと詰まりやすい

こども側で注意すべきことにも注目

★食事中は前を向いておとなしく食べるように働きかけ
座って食べていれば起きなかった事故は多いと聞きます。
食事中は前を向いておとなしく食べるように働きかけましょう。最初はできなくても少しづつ習慣付けていきましょう。
特に、歩き回ったり寝転がったりしないように見守りましょう。
もしそのような行動に出た時は、お腹が空いていないのかもしれません。家庭では一旦片付けるなどしてもいいでしょう。無理やり座らせて食べさせると、食事の時間が嫌いになってしまうかもしれません。

★大人はこどもがちゃんと飲み込んだのを確認して
ちゃんと飲み込んでから次の食材を口に運ぶようにしましょう。口の近くに持っていっても口が開かない時は、まだ口の中に食材が残っていたり、ゴックンしきれないでいるのかもしれません。
また、スプーンにのった食べ物を上下の唇で挟み取ることが出来ているかもよく見守りましょう。

子どもにとって食べる練習は命がけなんです

子どもにとって、見たこともない食材、味わったことのない味・触感のものは、口に入れるのも怖いのもです。子ども自身は命がけで勇気を出して食べる練習をしていると考えましょう。
子どもは日々食べる練習を重ね、飲み込む力や噛む力を養っていきます。そんな経験を積んで、自分にとっての一口の適量も分かってきますし、モグモグゴックンのタイミングも分かってくるもの、長い目で見てあげましょう。