2022-07-04
七夕ってなんの日?
Category:子育てにお役立ち情報
7月7日七夕の日。
お子さんにどんな日か説明をすることができますか。
織姫様と彦星様が天の川を渡って、1年に1度だけで会える夜のこと。
短冊に願い事を書いて笹だけに飾り付けます。
旧暦の8月でお祝いする地域もありますがどういった由来があるのでしょうか。
七夕の由来
中国古代の民間伝承がもとになっている七夕。
日本には、奈良時代に宮中儀式として伝わり、織姫が機織りの上手な働き者だったと言う内容から、手芸や裁縫の上達を願う風習に繋がりました。
「星に願い事をする」のはここから始まっています。
また、江戸時代になると「五節句」の1つとされ幕府公式の祝日となった七夕。
寺子屋などでは紙の短冊に願い事を書き読み書きの上達を願っていました。
ちなみに韓国やベトナムにも七夕があります。
五色の短冊の意味
七夕にすることといえばやはり短冊に願いをのことを書いて星に願うこと。
七夕の歌にも「五色の短冊」という歌詞がありますが、この五色には意味があります。
五色は古代中国の5行説と言う自然哲学から来ているのです。万物の全てを構成すると考えられた5つの元素にそれぞれの色を当てはめたものになります。
赤は火を表し、黒は水を表し、青は植物を、白は鉱物、黄色は大地を表しています。
黒は縁起が悪いとして高貴な色である紫が用いられる用いられるようになりました。
七夕に食べるもの
真夏の暑い時期にごちそうを食べるというイメージはありません。
なかなか七夕に食べるものとしてイメージできない方も多いでしょう。
七夕は次のようなものをいただく風習があります。
●そうめん
つるりといただけるそうめんは夏の夕食にぴったりです。
400年の歴史がある仙台七夕まつりではそうめんが定番となっています。
七夕の五色にあやかり、五色そうめんを頂くことも。
●索餅
七夕に頂く伝統的なものの一つ「索餅(さくべい)」。
小麦粉やもち粉をひねって揚げたお菓子で、「麦縄」や「よりより」、「麻花兒」などと呼ばれ親しまれています。
唐の時代に日本に伝わり、索餅が徐々に時を経てそうめんに変化したといわれています。
●かりんとう
索餅に近いお菓子としてかりんとうも七夕に食べるお菓子として知られています。
東北地方のかりんとうはバラエティー豊富で、秋田県には短冊形や落ち葉型のかりんとう、岩手県には渦巻き型のかりんとうがあり薄くて軽い食感のものやどっしりとした甘さのものなどどれも個性があってかわいらしく、やさしいおいしさです。