こどもが熱中症になったら?|小規模認可保育園【サンライズキッズ保育園 矢吹町本園】

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こどもが熱中症になったら?

2021-08-13

こどもが熱中症になったら?

毎年注意喚起をしていても小さな子どもが巻き込まれる熱中症による事故が発生しています。
もちろん熱中症は予防することが大切です。しかし、もしお子さんが熱中症になったらどうしたらよいのでしょうか。
こちらでは大切なお子さんを熱中症から守るために、熱中症について知っておきたいことをご紹介します。

熱中症はどうしてなるの?

高温多湿の空間の中にいることで吐き気やだるさ、めまいやたちくらみなどを起こすのが熱中症です。
小さなお子さんの場合は、ひどく汗をかいていたり、顔が赤かったりしているときに熱中症の可能性があるので覚えておきましょう。
外で遊んでいると熱中症になりやすいといいますが、運動をしていなくても高温多湿の中で長時間過ごしていると熱中症になりやすいです。
たくさん汗をかいているにも関わらず、塩分をふくまない水分ばかり飲んでいると重度の熱中症を発症させる危険性があるため注意しましょう。

熱中症を予防するには?

なにをおいても熱中症を発生させないことが一番です。
上記の通り塩分をふくまない水分ばかりとらず、スポーツ飲料やOS-1などの経口補水液、「電解質:ナトリウムやカリウム」と呼ばれる物質が入った水分を過不足なく身体に取り入れることで予防になります。
また、この暑さに身体を慣れさせておくことも予防に繋がります。
日頃から外遊びをして適度に汗をかき、体温調節がしっかりできるようにしておきましょう。
エアコンのきいた涼しい部屋にいることも大切ですが、いつもそれでは急激な気温の変化に身体がついていけなくなります。

熱中症はどんな症状?

もし熱中症を発症したときに適切な対処がとれるよう、その症状を覚えておきましょう。
熱中症は症状によって軽傷、中等症、重症に分類されます。

●I度の熱痙攣と熱失神(軽症)

体温は平熱から微熱
大量に汗をかいており皮膚が冷たく顔面は蒼白
手足に痙攣があり、腹痛、吐き気、嘔吐やめまい、たちくらみ、失神

●II度の熱疲労(中等症)

体温は38度から40度未満
汗をかいており顔色が蒼白、呼吸が早く脈はゆっくり
痛みがある筋肉の痙攣や吐き気・嘔吐、めまい、脱力感
興奮状態の場合もあり、意識状態が悪い
血圧の軽度低下

●III度の熱射病(重症)

体温40度以上
汗もかいておらず、皮膚が赤い・乾燥している
嘔吐・下痢
意識がない
脈がゆっくりで血圧がひくい

自宅で熱中症を発症したときは?

OS-1などの経口補水液や「電解質:ナトリウムやカリウム」が含まれる水分で水分と塩分補給を行うことと、体温を下げることが基本の対処法になります。
意識がはっきりしているときにはそうした水分と塩分をとらせるようにしましょう。
吐き気、意識障害があり朦朧としている場合、医療機関を受診し、適切な処置を受けるようにしてください。

塩分・水分の補給と体温をさげる

お子さんが熱中症を発症したら、上記の方法で塩分・水分をとらせ、風通しの良い涼しい場所に移動しましょう。
扇風機で風を送ったり、服を脱がせたり、水枕や涼感素材のマットを使用して体温を冷やします。
首や脇の下、ふとももの付け根といった太い血管が流れているところに保冷剤や氷嚢をあてると効果的です。
落ち着いたら医療機関を受診しましょう。

すぐに医療機関に受信を

お子さんの体温が40度を超えている場合や呼び掛けへの反応がおかしい、まっすぐ歩けないなど意識障害がある場合は重症の熱中症と考えられます。
こういった場合は命の危険に関わってくるためすぐに救急要請をしてください。