2021-06-04
イライラ改善! 子どもが言うことを聞かないときの年齢別対処法
Category:子育てにお役立ち情報
昨日はいい子だったのに、今日は手もつけられない・・・なんて嘆きを親御さまから伺うことがことがあります。
ではいつも親御さまの言うことを聞く子が良い子なのでしょうか?
ただ一概に「駄々をこねる」「言うことを聞かない」だけでなく、そこには子どもなりの理由がちゃんとあります。
親御さまは自分本意に子どもを思い通りにしつけようとしていませんか?
ここでは困ったときの年齢別対処法をご紹介いたします。
親が忙しくて子どもとちゃんと向き合っていない
共働きが当たり前になりつつある昨今、親御さまはいつも忙しく子育てとの両立に追われているのではありませんか。
兄弟などがいる場合は特に、お兄ちゃんだからとかお姉ちゃんだからとついつい下のお子様ばかりに気が入っていませんか。
特に朝の出勤時間など、子どもが駄々をこねるとつい大きな声で「早くしなさい」などと怒ってしまっては逆効果です。
お兄ちゃんだろうとお姉ちゃんだろうとまだまだ子ども、親の気持ちを引きたくてついつい駄々をこねたり、反発してしまったりすることはあります。
親のイライラに子どもは敏感です。
そんな時は少しの時間で良いので、親も深呼吸をして怒るのではなく話を聞いてあげて、ギュッと抱きしめてあげると子どもも安心します。子どもだって親を困らせたり叱られたいわけではありません。
親子のコミュニケーションは年齢が上がるにつれ希薄になってしまいがちです。だからこそ幼児期の親子の関わり方が将来の人格形成にも深く関わってきます。
子どものちょっとかまって欲しい、そんなサインを見逃さず理解してあげてください。
0~1歳は子どもが何に不満を持っているか察することが重要
泣き止まないなど、まだまだ言語が発達していないこの時期はまずは体調をチェックしましょう。
熱はないか、耳を頻繁に触っている場合は中耳炎の可能性もありますので、普段と違う様子はないか日頃からの関わりがとても重要です。早期に対応することで大事に至らないことは多々あります。
体調も悪くないのに、グズグズと駄々をこねていうことを聞いていくれないからと、大声で叱るのは絶対に避けましょう。
子どもは自分の気持ちが理解されていないことに不満を持ち、さらに駄々をこねて手がつけれら無くなってしまうことがあります。
だからといって、全てのわがままを許してしまうのも考えものです。
忙しい時などは「これが終わるまで待ってね」など、親の状況を言葉にして伝え、待つことも教えていければ良いですね。
できる範囲でお子さまと接して、時間がある時は思う存分甘えさせてあげるなど、メリハリをつけることで子どももルールを覚えていきます。
2~3歳は道の草にも嫌われるお年頃?
成長の過程としてこの頃の年齢の子どもは自我が芽生えはじめます。
そのため自己主張が強くなる傾向にあります。「ぼくがやる」「わたしが先」など自分でなんでもやってみたいと言う気持ちが先行して、少し難しそうだから教えてあげようと親が代わりにやってしまったりすると、癇癪を起こして手がつけられなくなった経験もあるのではないでしょうか。
一方的に「難しいからやってあげる」「あなたにはまだ無理だから」などと親がやってしまうのでは、せっかく芽生えた自分でやりたいという意欲まで失ってしまいます。
そんな時は「次はどうする?「どっちにしようか?」などの声かけをしながらアシストすると、子どもも自分がやったと満足感を得ることができ、また次もやりたいという意欲にも繋がります。
成長の過程のイヤイヤ期をきちんと理解して子どもと向き合いましょう。