2021-06-11
読み聞かせがもたらす効果は無限大
Category:子育てにお役立ち情報
ママやパパの声で聞かせる読み聞かせは最も効果的
いろいろな心理学者が幼児期の読み聞かせの様々な効果を提唱していますが、その中でもママやパパの声で読んであげる「読み聞かせ」は、子どもの精神状態をリラックスさせてとても心地の良い時間となります。
聴き慣れた声で、いろんな絵本の世界へと想像を膨らませてくれる読み聞かせは、幼児期であれば短い単語や簡単な言語ですが感情を入れて読んであげるとより効果的です。
少しの時間を読み聞かせにあててルーチンにすることで、負担なく長く続けることができます。
読み聞かせをするママやパパも子どもと絵本という共通のツールで、カラフルな絵をみながら感情を刺激して読むという相互作用のコミュニケーションが生まれます。
中には毎回同じ絵本を読んで欲しいとリクエストするお子様もいますが、それもOK.
同じ絵本でも毎回感じとることは異なるので、お子様のリクエストに応えてあげましょう。
年齢別読み聞かせのすすめ(0〜2歳児)
この時期の読み聞かせ絵本は、ストーリー性のあるものより子どもの身近にある、遊びであったりできごとなどを題材にした単純なものが多いです。
描かれている言語も単純でまるで言葉遊びのような繰り返しの言葉が面白い時期でもあります。
たまには読むだけでなく、指差して「これはなあに?」などと問いかけてあげるのも効果的です。
この時期から親が読んであげることで、自然に本を読む習慣が身につきます。
忙しいからと乳幼児期に読み聞かせをせずに、子どもが大きくなってから「うちの子は本を全く読まない」なんてことをおっしゃる親御さまがいらしゃいますが、それは本の良さに触れていないので本を読むことに興味が持てないのです。
読む前にページをめくってしまうお子様もいますが、それも本への興味の一つ。
本をめくって次に現れる絵を楽しんでいるのです。
本に親しむことが大切な時期です。
年齢別読み聞かせのすすめ(2~3歳)
この時期の読み聞かせは言葉だけでなく、身振りや手振りなども交えて体全体で絵本の世界に触れて、物語りの世界の登場人物に共感したり、真似てみたり、ママやパパよりも先に声を出して読んでみたりと、静かに聞いてくれないと困ってしまう親御さまもいらっしゃることでしょう。
でもそれは絵本の世界に魅了されて、登場人物になりきったりすることでごっこ遊びなどの発育へと繋がっているのです。
あまり長い物語はまだ難しいですが、ストーリー性のある良い絵本を選んであげましょう。
年齢別読み聞かせのすすめ(4歳〜)
この時期は視覚と聴覚が発達し、本の世界に入り込みママやパパの読み聞かせに心をワクワクさせながら、静かに聞くこともできるようになります。
絵本のストーリーの流れを理解し、登場人物の細かな表情の変化や気持ちなどにまで関心が向けれらるようになります。
早い子は文字が読める子もいらっしゃるでしょうが、それはただ文字を読んでいるだけで読むことに必死になって、より理解することには繋がっていません。
けれど読みたいという気持ちは尊重してあげましょう。
子どもが自分で本を読むようになったから、読み聞かせをしなくなったという親御さまもいらっしゃいます。
まだまだ未熟なこの時期は、本を読んでくれるママやパパとの触れ合いの時間を共有することがとても楽しく落ち着く時間であればあるほど、大人になっても本を読むことは楽しいことといつまでも記憶に刻まれるものです。
読み聞かせの効果はまだまだ無限大。
子どもの感性や育脳も無限大。
あまり効果ばかりに気をとられずに、親子の楽しいコミュニケーションの時間としてぜひ読み聞かせを日常に取り入れてみてください。