2021-06-07
見逃さないで! 初夏に気をつけたい子どもの病気のサイン
Category:子育てにお役立ち情報
この時期注意! 子どもの夏風邪
風が流行するのは寒い時期だけではありません。
夏風邪は高温多湿を好むウィルスによって起こる感染症の一つです。
ちょっとしたことに気をつければ、夏風邪にかかりにくくすることができます。
- 1.エアコンの使い方に注意
急に暑くなってきたすると子どもは汗をよくかきます。
だからといってすぐにエアコンなどを使用すると、体を冷やしすぎたり寝冷えをしたりする原因になります。子どもは大人より汗をかきやすいですので、汗をかいたら適宜に着替えをしましょう。お昼寝時には特に汗をかきやすいので、赤ちゃんなどは寝る前に背中にガーゼのハンカチなどを入れておいて、汗をかいたら優しく取り出してあげるのもおすすめです。 - 2.夏風邪かなと思ったら
症状としては発熱や下痢、喉の痛みや腹痛など、夏風邪といっても様々な症状があります。
普段と違うなと感じたら、早めにかかりつけ医を受診することで、1週間程度で回復します。たかが風邪と甘く考えていたら、症状を悪化させて肺炎やまれに髄膜炎などの合併症を引き起こすこともありますのでご注意ください。2日以上経っても熱が下がらない場合は迷わず再受診してください。まだ言語が発達していない乳児は特に日頃からの体調管理が大切です。 - 3.家族内感染に気をつけよう
一緒に暮らしている限り、兄弟などがいる場合は感染するリスクがありますので、風邪かなと感じたら別の部屋で休ませてあげましょう。基本的に夏風邪はウィルス感染ですので、日頃からの手洗いうがいの徹底でリスクを減らすことができます。
子どもに多い手足口病
夏に流行することが多い手足口病。
症状は手や足のうら、口の中などに水膨れができ、通常熱は出にくいですがたまに高熱を伴うことがあります。
また口の中に水膨れができると痛くて食べられなくなることがあります。
割りに自然に治癒することがほとんどですが、熱があったり口の中が痛くて食事がしづらいなどの症状がありましたら、脱水症状になることがありますので、水分補補給に気をつけて早めに受診してください。
基本熱がなく元気であれば保育園に行くことは可能ですが、他のお子様にうつる場合もありますので、保育園に預ける場合はちゃんと手足口病であることを伝えましょう。
この他にも夏に子どもに流行る病気として「プール熱」「ヘルパンギーナ」などがありますが、お子様のちょっとした変化を見逃さず、手洗いうがいなどの基本的な感染症対策で病気になるリスクは格段に減ります。
些細なことでもおかしいなと感じたら、かかりつけ医を受診することで、親御さまもお子様も安心されるのではないでしょうか?
これから本格的な夏がやってきますが、元気に暑い夏を乗り切りましょう!