2025-05-28
子育てのヒント part14
Category:子育てにお役立ち情報
「いや!」が言えるって、すごいこと
「なんでも“いや!”って言われて、こっちは毎日ぐったり…」
そんなふうに感じているママやパパ、多いと思います。
でも実はその「いや!」こそが、子どもが心と体をぐんと成長させている証なんです。
赤ちゃんのころは、泣くことでしか気持ちを伝えられなかった子どもたち。
やがて、「こうしたい」「これはいやだ」と、自分の気持ちを言葉にしようとする力が育ってきます。
それが、いわゆる“いやいや期”。
もちろん、親としては困ることもたくさんありますよね。
ごはんを食べない、服を着たがらない、なんでも「自分で!」って言って全然進まない…
つい「もう勘弁して〜!」と叫びたくなる日もあります。
でも、そんなときこそ深呼吸をひとつ。
子どもの「いや!」の裏には、「わかってほしい」「やってみたい」という気持ちが隠れています。
「〇〇したかったんだね」「くやしかったね」と、まずは気持ちに寄り添ってあげてください。
すぐにうまくいかなくても大丈夫。
子どもは、ちゃんと大人の言葉やまなざしを感じ取っています。
「大好きだよ」「あなたのこと、ちゃんと見てるよ」
その気持ちが伝われば、子どもは安心して、次のステップへと進んでいけるのです。
“いやいや期”は、大人にとっては試練の日々。
でも子どもにとっては、自分らしさを育てる大切な時間。
毎日が大変でも、「今日もがんばったね」と、自分自身にもやさしい言葉をかけてあげてくださいね。