2023-02-07
小さなお子さんがチョコを口にするリスク
Category:子育てにお役立ち情報
理由がわからなくともバレンタインデーが近づくと周囲がソワソワしている空気は赤ちゃんにも伝わります。
1歳以上の子であればママがチョコレートを手作りしていたら真似したがるでしょう。
また、職場やお友達からご家族がもらったチョコレートをお子さんがうっかり口に入れてしまうケースもあります。
小さなお子さんにチョコレートを与えるのはリスクがあります。どういった理由があるのでしょうか。
●内臓に影響を与える
3歳未満のお子さんにチョコレートを与えると、内蔵に負担がかかり体調を崩すリスクがあります。
チョコレートは脂肪分や糖分を多く含むため消化しにくいのです。
内臓が発達していない小さなお子さんは吐き戻したり下痢をしたりする原因になります。
また、カカオ豆はアレルゲンになる可能性があるので、与えるには注意が必要でしょう
●虫歯の原因になる
これはよく知られていることです。虫歯の原因菌であるミュータンス菌は、糖分によって繁殖します。
柔らかく歯に付着しやすいチョコレートはその4割ほどが糖分でできているため、虫歯ができやすい環境が整ってしまうのです。
もしチョコレートを食べた場合は食後30分あけてから歯磨きをすることをオススメします。
●味覚に影響を与える
将来的に濃い味を好み、生活習慣病を引き起こしかねない原因になるのが乳幼児位の食べ物の味付けにあると言われています。
御存知の通り離乳食は薄味。正常に味覚を形成していくために最低限の味付けになっているのです。
しかし、離乳食が終わった途端に濃い味の食べ物を与えてしまうとすぐにお子さんはその味の刺激を求めるようになってしまうでしょう。
極端に言うとチョコレートの味がほしくなり、普通の食事では物足りなくなってしまうのです。
砂糖やチョコレートなど糖分中毒になってしまいます。
●睡眠時間が確保できなくなる
意外かもしれませんが、チョコレートにもコーヒーや紅茶と同様にカフェインが含まれています。
妊娠中や授乳期間中さけていたという保護者の方もいらっしゃるでしょう。
カフェインには覚醒作用があり、小さなお子さんには少量で大きな影響があります。
眠れず、落ち着きがなくなるのです。
消化しにくいチョコレートは赤ちゃんが体調を取り戻すために2〜3日はかかります。
完全に生活リズムがくずれ、不機嫌になるためご家族にも影響がでるでしょう。
離乳食が終わればもちろんチョコレートも食べられるようになります。
しかし、上記のようなリスクがあるということを参考にして与えるようにしてください。
小学校までは与えないという方針のご家庭もあるので、もしお友達にお菓子をプレゼントするという場合はアレルギーやお菓子に対する方針を保護者の方に聞いてみてからが無難でしょう。