汗をかく季節がやってきた〜あせも〜

2021-07-16

各地に梅雨明けて本格的の夏が始まりましたね！
夏らしさの楽しみも増えると思います★
楽しみだけではなく、「あせも」ができ始める季節になりましたね?
今回はあせもについてのお話いたします。

あせもとは？

医学用語では
「汗疹（かんしん）」と言います。
「汗をかくこと」自体は悪くないですが、汗をそのまま放っておくと、
汗の通り道である「汗管」が汗そのものや肌についた埃などで
詰まってしまい、汗が溜まってしまうとあせもができてしまいます。
季節を問わずできますが、汗を大量にかく夏場に多く見られます。

皮膚のどのあたりで汗がたまっているかによって、
白いあせも（水晶様汗疹）
透明〜白っぽい小さな水膨れ（かゆみなし）
皮膚の表面に近い部分に皮膚の表面に近い部分に汗が溜まることでできるものです。
赤いあせも（紅色汗疹）
かゆみのある赤いブツブツ
皮膚の少し深い部分に汗がたまることでできるものです。
一般的ないわゆる「あせも」です。
深在性汗疹
真皮内の汗管が詰まると、白く丘のような発疹ができます。痒みはなく、
紅色汗疹を繰り返すと起こりやすくなり、汗を上手く排出できないために熱中症のリスクが上がってしまいます?

あせもができやすいところ

・肘の内側
・膝の内側
・首
・髪の毛の生え際
・おむつの中
など汗がたまりやすいところです！！

あせもができないようにするには？（基本の対策）

・汗をたくさんかく環境を避ける
→部屋の温度や湿度を調整して高温多湿にならないようにする。
・汗をこまめに拭く
→濡らしたタオルで汗を拭き取って、その後乾いたタオルで水気を拭き取るとよいです！
・通気性の良い服を選ぶ
→肌を涼しく、乾燥した状態に保つような素材
・こまめに着替える
・汗をかいたらシャワーで流す

保湿も忘れずに！

１日に何度も汗を拭いたり、シャワーを浴びたりすると肌が乾燥しやすくカサカサになってしまうので、
しっかり保湿することも忘れずに付けましょう！

あせもができてしまったら・・

まずは「基本の対策」を見直してみましょう！
★白いあせも
数日で自然に治ることが多いです。
★赤いあせも
痒みもあるので、掻いてしまったりすると、「とびひ」などの皮膚の感染症を起こしやすくなるので
痒みが強い時は、早めに皮膚科などで受診して治療を受けましょう。

あせもは子どもに多い夏の肌トラブルなので
「汗をかくこと」と上手に付き合っていきましょう！