汗ばむ季節に気をつけたい!園児の汗トラブルと対策法|小規模認可保育園【サンライズキッズ保育園 小田原園】

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汗ばむ季節に気をつけたい!園児の汗トラブルと対策法

2025-05-01

汗ばむ季節に気をつけたい!園児の汗トラブルと対策法

なぜ園児は汗っかき?子どもの体のしくみを知ろう

子どもの体はまだ体温調節が上手く機能しておらず、かつ大人と変わらない数の汗線があるので、こどもは汗をかきやすいと言われています。

 

あせも・汗かぶれに注意!肌トラブルの見分け方とケア方法

暑い季節は、子どもの肌トラブルが起きやすくなります。特によく見られるのが「あせも」と「汗かぶれ」です。見た目やかゆみは似ていますが、原因とケア方法には少し違いがあります。
◆あせも
【症状】
・赤いブツブツとした点状発疹が見られる。
・首、背中、ひじの内側など、汗のたまりやすい場所に出やすい(かゆみがあることも)。
【ケアのポイント】
・汗をかいたらこまめに汗を拭く。
・吸収性・通気性の良い衣服or寝具にする。
・肌が乾燥しすぎないように保湿をする。
・かゆいときは冷やしてあげる。
・ひどいときは、あせも治療薬を使用する。
◆汗かぶれ
【症状】
・広い範囲に赤みとかゆみが出る。
・汗が長時間ついたままになることで、肌が荒れてしまう。
・服のゴム部分など、こすれやすいところに出やすい。
【ケアのポイント】
・こまめに汗を優しく拭く。
・吸収性・通気性の良い衣服or寝具を使う。
・肌を乾燥させないように保湿をする。
・なるべく触らず、かかないようにする。
・必要に応じて、かぶれ用の治療薬を塗る。

汗をかいた後は、優しく拭く・着替える・保湿するが基本です。
かゆみや赤みが長く続くときは、無理せず早めの受診をしましょう。

 

汗をかいたあとの対処がカギ!着替え&ふき取りのポイント

たくさん汗をかく園児の肌は、とてもデリケートです。汗をそのままにしておくと、あせもや汗かぶれの原因になることもあります。柔らかいタオルや清潔なガーゼでトントン優しく押さえるように、拭くと言うよりも汗を吸収するイメージで拭きましょう。
着替えをするときは、汗をかいたまま新しい服に着替えるのでなく、十分に汗を拭いてから新しい衣服を着ましょう。
汗との上手な付き合い方で、夏を快適に過ごしましょう。

 

園生活でできる汗対策とは?家庭との連携も大切に

暑い季節、園では外遊びや活動中にたくさんの汗をかきます。子どもたちが快適にそして肌トラブルなく過ごせるように、園とが家庭が一緒になって取り組むことが大切です。
◆園でできること
・外遊びの後の汗拭き、着替えのこえかけ。
・涼しい環境作り(こまめな換気や冷房の活用)
・水分補給の時間をしっかり確保する。
・肌の様子に気づいたときは、早めにお知らせする。
◆家庭にお願いしたいこと
・着替えの衣服を多めに用意してもらう。
・吸収性や通気性の良い衣服を選んでもらう。(綿素材など)
・登園前に汗をかいていたら、着替えてからの登園。
・肌に気になる症状があるときは、登園時や連絡帳で伝えてもらう。

園と家庭が声かけをしながら子どもたちの肌を守り、元気に過ごせる毎日を!

 

通気性のよい服選びで快適に!素材やデザインの工夫

暑い季節は、汗をかいても蒸れにくく、さらっと快適に過ごせる服選びが大切です。素材やデザインを工夫するだけで、あせもや汗かぶれの予防にもつながります。
【素材のポイント】
・綿(コットン)素材:肌触りがよく、汗を吸いやすい。
・ガーゼ生地やメッシュ素材:通気性が高く、汗をかいても乾きやすい。
・吸汗速乾タイプの機能性素材も園生活には便利です。
※ポリエステル100%の服は蒸れやすい場合もあるので、肌に触れる部分は天然素材のものを選ぶことをおすすめします。
【デザインの工夫】
・首まわりや袖がゆったりしたもの。
・薄手で重ね着しすぎないスタイル。
・着替えやすいシンプルな形やゴム入りのボトムス。

暑い日でも快適に過ごせる服を選ぶことで、子どもたちは機嫌よく園生活を過ごしやすくなります。
洗い替えもしっかり用意して、汗をかいたらこまめに着替える習慣もつけていきましょう。

 

汗とにおいが気になる前に!清潔習慣を身につけよう

たくさん汗をかく季節、汗やにおいが気になる前に、毎日の“清潔習慣”を身につけておくことがとても大切です。園でも家庭でも、「汗をかいたらふく」「汚れたら着替える」を、少しずつ習慣にしていきましょう。
◆ こんな習慣がポイント!
・汗をかいたらタオルで拭いて、着替える。
・外あそびや運動のあとは、手洗い・顔ふきでさっぱり清潔に!
・汗をかいた日はお風呂でしっかり洗って清潔にしましょう。
・洋服や下着は毎日きれいなものに取り替える。
・においが気になるときは大人がさりげなくケアや声かけをしましょう。

清潔にすることを気持ちいい!うれしい!と感じられるような声かけや習慣づくりが、子どもの自立にもつながります。

 

こまめな水分補給が大切!タイミングと量の目安は?

暑い季節、汗をたくさんかく子どもたちは知らないうちに体の水分が減ってしまうことがあります。のどが渇いたと感じる前に、こまめに水分をとることがとても大切です。
◆ 水分補給のタイミング
次のようなタイミングで、意識して水分をとるようにしましょう。
・起きたあと、登園前。
・外遊びや運動の前後。
・食事やおやつの時間。
・風呂上り。
・就寝前。
園でも、活動の合間に声かけをしながら水分補給を行っています。
◆ どれくらい飲めばいいの?
年齢や体格によって差はありますが、未就園児〜園児の場合は、1日あたり600~1000ml程度を目安に、何回かに分けてとると安心です。
※一度にたくさん飲むより、少しずつ何回も飲むことがポイントです。
※汗をかいた日は、特に意識して回数を増やしましょう。
◆ おすすめの飲みもの
・基本は水や麦茶など、カフェインのないもの。
・外でたくさん汗をかいたときは、塩分も含んだ経口補水液や薄めたスポーツドリンクもOK(飲みすぎには注意)

家庭と園で協力しながら、子どもたちが元気に夏を過ごせるよう、水分補給の習慣づけをしていきましょう!

 

夏前の今がチャンス!“汗に強い肌”を育てる生活習慣

夏本番を迎える前に、汗に負けない肌づくりを始めておくことで、あせもや汗かぶれをぐんと減らすことができます。毎日の生活の中でできる、ちょっとした習慣が肌を強く、健やかにしてくれます。
◆ 汗に強い肌を育てる生活習慣
・汗をかく遊びを適度に取り入れる(汗をかくことで、肌の働きが整います)。
・お風呂で清潔にしつつ、洗いすぎに注意(やさしく泡で洗うのが◎)。
・お風呂上がりの保湿を習慣に(乾燥した肌はトラブルの原因に)。
・通気性の良い服や寝具を選ぶ。
・栄養バランスのとれた食事で、内側から健康な肌づくりを!

今から少しずつ始めることで、夏の肌トラブルを予防する準備が整います。
「がんばりすぎず、できることから」がポイントです。

 

「かゆい!痛い!」を防ぐために親ができるひと工夫

夏は汗や虫さされ、肌のこすれなどで「かゆい!」「痛い!」が増える季節。
子どもはまだ自分でうまくケアができないことも多いので、大人のちょっとした気配りが肌トラブルを防ぐポイントになります。
◆ 毎日のちょっとした工夫がカギ!
・汗をかいたらこまめに拭いて、着替えをする。
・肌着や服は通気性・吸収性のよい素材を選ぶ(綿などがおすすめ)。
・虫除け対策(スプレーや長袖・長ズボン)も忘れずにしましょう。
・肌をかきこわさないよう、爪は短く清潔にしましょう。
・お風呂ではゴシゴシ洗わず、やさしく泡で洗う。
・肌が乾燥しないように、保湿も習慣にする。

子どもが元気に夏を過ごせるよう、「先まわりのケア」を心がけていきたいですね。
また、気になる症状が出たら早めにケアしたり、必要に応じて受診も検討したりしましょう。